山を見る係さんの映画レビュー・感想・評価

山を見る係

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大阪物語(1999年製作の映画)

3.6

話はあんま好きじゃないが、画がずっと凄い。援交じじいからの同級生のぶん殴り、ラブホテル入ってふる所は凄いし、ラストシーンは正しいなあ。
あと急に町田康出てきてビビッた

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.9

出だしは微妙かなと思ってたけど、リコと出会ってからおもろくなる。ずっとラジオ持って孤独を補う感じが、今スマホずっと持ってる人のまんまに見えて凄い
テレビのザッピングとぐちゃぐちゃになる編集のセックスシ
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欲望の翼(1990年製作の映画)

3.6

悪くはないけど有名なやつの方がおもろい
途中寝てもうたので見直しました

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.0

セックスとか戦争とか気持ち悪い大人の世界に入るより、子供のままでいようとしてもそれは結局果たされないってこと?まあ最高

Broken Rage(2024年製作の映画)

2.8

前半パートがリアリティないとか、色調に見応えがないとかはもう前振りだから仕方ないのだろうけど、にしても後半パートのボケがほぼほぼつまんない。コケ芸と尋問とトロフィーの下りでフッと笑えたくらいで、あとは>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

3.7

画の感じとかもやっぱかっこよくて、金髪アレンの流れとか最高だけど、恋する惑星の方が面白かった

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.8

冒頭の愛してるよマルジェからの一連のシーンが笑いとか哀愁とか一瞬で色々あってめっちゃ良いし、そこから船のシーンとかオチのしょうもない感じとか色々最高。あとオープニングのアニメーションもかっこいい。

恋する惑星(1994年製作の映画)

3.8

凄く物語的な展開やセリフが可愛い。例えば部屋に勝手に侵入するとかもうほぼサイコホラーだけども、手持ちカメラっぽい撮り方とBGMと青がかったフィルムと、何より女優の可愛げでとても可愛い物語的展開に見える>>続きを読む

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.0

たけしが空の銃撃って、その瞬間パッて大杉漣が赤い絵の具をキャンバスに投げるとこに切り替わるところ、そしてラストの寺島達のところに行く浜辺の中を歩くたけしが、
良かった、、、、、、、、、、、、

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.7

ドロシーとの絡みのシーン、それ以外の全体的になんか漂う不気味なエロさも、意味不明(無駄な三角関係とかゲイバーの雰囲気、特にファックしよう!とか最高すぎる)さも最高だが、それを補う迫力(でもジャズバーの>>続きを読む

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.7

序盤はもうとにかく音楽アニメ脚本全てがめちゃくちゃ最高に楽しかったし、女の子出てからもギミック含めおもろいしアニメーションも鶴巻すぎて天国だったけど、なんかガンダム使った変なゲームが軸の話になったら微>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.8

総集編映画しか見たことないからか今までのガンダムで一番分かりやすくて、ややこしい内部抗争もないし、しかもファーストファンのサービス満載なのか熱い展開満載でおもろい。しかもただ同窓会みたいにするのではな>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.8

ベースは1984年だけど、そこに描かれてる社会はシステマティックで怖い全体主義国家ではなくて、すげえ杜撰で馬鹿なSFワールドってのがおもろい。冒頭のタトルの件とか、スマート家電みたいになってるけど全部>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.6

イル・マットの在り方が凄くかっこいいし、「誰もが役に立っているんだ」というのをとても映画的に素敵に言って、色々気を利かせて素敵に去っていくも、最終的にその言葉が物語を良いように進めないのがとても悲しい>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.6

超然的な力を持つ上、こちらを滅茶苦茶信頼してるけど、こちらが全然信頼できない奴だけが自分に優しい世界が地獄っていうオチ?
狩りゲームが開始するまでは滅茶苦茶怖かったし、なんか匿名で死刑を与えるものの見
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.6

かっこいい洋楽の表層の上澄みを切り抜いてるだけのまさにポルノ映画みたいな話の筋書きをただただ主人公のちんこがでかいってだけの軸で回してるのが面白い。
女の子がローラースケートしてる足元サーって映してフ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.8

おんたんのキスシーン全部アニメすぎてオタクフェイス開眼してもうた。門出を守るを選んだせいで人類破滅を選んだことになるっていうシナリオとか、それがおんたんの誰よりも脅威なのが自分っていう思想?の出所にも>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

3.7

主人公のぶっ壊れた時の演技やばいし、元恋人可愛いし、悪夢のシーンとかやっぱドリーズームのシーンすごい。墓地のぼやけた幽玄な白い昼間のシーンとか、マデリンの格好する青薄らぐジュディ凄いな。構図とかもずっ>>続きを読む

ペパーミントソーダ 4K修復版(1977年製作の映画)

3.7

話は滅茶苦茶面白いとかではないけど、もうずっと画とかファッションとか色調とか、目に映るものが全て最高すぎる。70年代のフランスの女子校の話で、この雰囲気の映画ってだけでもうえぐいよ。
ずっと楽しげな感
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.7

世相を反映しつつ倫理観や価値観へのシミュレーションを物語に落とし込むのが痺れるほど上手い。あとスクールカーストの低めな女子のリアリティも凄いし、可愛すぎないキャラデザが凄い。
ただアニメーション映画と
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.8

心温まる感じだろうなあと思ってみたら、色々あってだいぶ心が深く温まる感じだった。70年代質感も素晴らしい。
登場人物のでこぼこな具合とかすれ違いとかユーモアの入れ方、フィルムの質感や音楽の使い方がまさ
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.1

現実社会との距離感とか画とかテンポとか色々最高。冒頭のよく分からんけど神秘的なシーンとか、キリスト大安売りとか、工場の話とかもう前半は全部良い。昔から見たかったので見れて本当に良かった。修行パートはち>>続きを読む

エル・トポ(1970年製作の映画)

3.7

色々最高。特に一人目の銃の達人の決闘とか弟子とか、教会のロシアンルーレットのシーンも最高。コメンタリーを聞くと気難しい感じではなく、意味はありながらも娯楽要素が強い印象を受けた。夜を描かないていう決断>>続きを読む

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン(2005年製作の映画)

3.8

終盤の「思想違うけど、アボジとオムニの娘で幸せやわ」がもう凄い。親子の物語に回帰できない、単純化できない物語。このなんというかまあ編集上手いし、どんどん優しくなる父親とか、精神的支柱とならざる得ない歴>>続きを読む

さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.7

ファッションがとにかくかっこいい。音楽もかっこいい。話の筋は大して面白いわけではないがまあ青春だよなって感じで、なんか良い。のだが感傷的描写になると一気に曲がダサくなり、終盤の70年代The Whoメ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

こんな静かでも映画ってできるのかと感動。この僅かな心の震えはもうちょっと大人になってからグッとくるんだろうなと思った。カメラ屋のシーン良すぎる。キスシーンは見たいししゃあないか。
ただ何だか物語を描く
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.5

めちゃぐちゃぐちゃな感じでも、ずっと楽しげな感じでもなく、思春期のざわわな感じがすげえ良い構図と背景と、80年代のしかもATGの雰囲気で描かれてる。あとやっぱずっと楽しげかずっと鬱屈かの方が好きかも。>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.1

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!どうすれば、、、、ああああああああ!!!!>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.4

もうすみませんとしか言えないけど、完全に大好きな部類で、とにかく全編サブカルチャーが咲き乱れる。これやってるのがAV女優だったり深夜アニメだったら本当にただのクソなのが良い。現実味があんま無いやつが好>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

3.7

母親が認知症になってからの笑ってしまいそうにもなる25年間の余りにも呆気ない顛末、そして投薬を始めてからなぜか老けだす姉、しかし晩年近くなって若さを、人間らしさを、そして不思議な愛嬌を再び取り戻す中で>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

3回目の視聴。特に何の言葉も浮かばないくらい名作。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

「抜いたあとはパチンコ当たる」とか「寸止めは姉ちゃんとやる時だけにしとけ」とかセリフ回しも良いし、飼い殺しの話で豚の飼育場にいるとか、ホステスでピエール瀧が大事な話し始めた時の空気が緊張して席移動する>>続きを読む

スーパーフライ(1972年製作の映画)

3.1

間も長いし話も大してだし、編集も画角も良くないが、音楽がやっぱ最高。あとこの70年代のゲットーの雰囲気でギリギリ見飽きることはなかった。あとロゴがかっこいい。なんか古い外国人がかっこいいことやってたら>>続きを読む

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.7

最悪な状況が大好きなので最悪すぎて最高だった。同時多発的な編集も場の混乱のストレスをこっちにも痛感できるし、終盤のチカチカも正直かっこいいと思ってしまった。あのまま終わるのは流石にどうかとは思うが、芸>>続きを読む