絵もかっこいいし、話も後半の血縁の因果だったという回収も面白いのだが、どちらかというと、傍観者に寄っている通常回の方が尺も短く収まっているので濃度高く、その分奇妙な印象で面白い気がした。ルーブルに行く>>続きを読む
点数が上がった時の母親の憎たらしい顔、「できちゃったから」と言った時の母親の嫌な顔、板挟みにされた母親の女の顔とか。きっしょく悪い初潮を聞くシーンもすごい。夕暮れのシーンが特に好きだ。家庭や街並みの風>>続きを読む
正直言って何回か眠たくなってリベンジした作品。ノスタルジアの静かに美しいモノクロの情景と、何を考えてるのか良く分からない主人公と、よく分からないストーリー。この遠くを見た時のピントのボヤけた感じがノス>>続きを読む
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大人と子供や親との関わり合いなどシリアスな匂いを、非現実的なんだけどギリギリ入っていける可愛げなユーモアに織り交ぜてて凄い。最初の部屋をぐるぐる回るカメラの移動やストーリーテラーっぽいカットがかっこい>>続きを読む
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どういう感情で見れば良いか分からないとか、ずっと音楽はなり続けカットが変わり続けるミュージックビデオみたいな編集を三時間も同じテンションで続けるとか、お前の苦悩なんか知らねえよというそもそも論も分から>>続きを読む
画はかっこいいが、話は普通。
原作を数年前に読んでとても好きだったので残念ス。と思ったが、あの中華街の街の感じ、あれはやっぱすごい。
TVシリーズを一度視聴しその後前編だけ公開当時に見ていたが、もう一度前編から見直した。前よりある程度理解できるようになったが分からん部分の方が多い。だがピングドラムが何なのかは分かった気がする(だけ)>>続きを読む
原作である「ねこぢるうどん」の重要な要素はほとんど皆無と言って良いほどであるが、別作品として面白い。意味深な巡礼を経た後の、エンディングでの70年代のありふれた家族の情景が凄かった。
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世界は向上できると言ってたはずなのに結局軍将を犬にしてるのは、それ自体がそういうユーモアなのかというのが、まだ分かってないけども。
シュールな色彩、カット割り、最近の変なアンビエントな感じのサントラ、>>続きを読む
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絵、アニメーションが凄すぎる。暗闇の中で車を運転する視点落下するところや画角やらがやばば。
全編に渡って、それこそ文化祭の前日のような青春の楽しさや熱さが感じ取れる。シリアスな展開になるか?となる構造>>続きを読む
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ほぼ最後らへんまであれこれ面白くなるか??と思ったが、急にテロ行為から正義(??かどうかは分からんが)にほぼ気まぐれに切り替わって良い感じの評価を受けてしまう、という最近だとジョーカーとかバードマンと>>続きを読む
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アメリカの消費社会や若者の苦悩は今やその世代さえも親世代になってて(私もその子供世代であるしその親と見たのだが)現代においては大した批評性があるわけではないのだが、ふざけた部分と大真面目な部分の緊張と>>続きを読む
とにかくリーゼントとグラサンにスーツを決め込んだ男10人の立ち姿がかっこいい。いちいち無駄に画になる。内容もロックンロールもデタラメで笑える。
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この監督の作品は過去二作見て大いに好みだが、本作はあまりはまらず。面白くないことは無いし最後の荷物を捨てるカタルシスは良かったが、色々と長い。
中盤までの舞台装置的な列車メインパートはエピソードや会話>>続きを読む
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正直史実をあまり詳しく知らずに見てしまったのだが、楽しめた。
オープニングの文字が格好良い。
前半は遠藤憲一が可愛い。誰かがフィーチャーされるわけではなく様々な人々が絡み合う展開の中で、様々な狂気や>>続きを読む
とにかく真木蔵人と大島弘子と、そして海が美しい。ほぼそれだけで成立していると言っても過言ではないだろう。
物語も結末以外さして何か大きな、面白い出来事があるわけではない。何より主人公二人のセリフが一切>>続きを読む
あまりにも無邪気で罪深すぎて悲しい。ミッシェルが大切に盗んだものを破壊するシーン、それを経たラストシーンで作者の人間性を疑った。最高だ。
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前半結構長いこと戦後、というか「自分は生きてはいけない人間だった」という話をやってくれて良かった。
特攻への否定がここに繋がり、あの整備士は未だに肯定派なのか?という疑問が最終的に回収されて素晴らしか>>続きを読む