Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノはじめて観たけど、すげぇぇなと思いました。
テーマ、ストーリー、映像どれをとっても質が高い。

シャロンテート事件をもとにストーリーは進行。チャールズマンソン率いるヒッピー系カルト集団と
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ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている(2021年製作の映画)

3.5


ビリーアイリッシュのデビューからグラミー受賞までを追ったドキュメンタリー。

27クラブっていう言葉がある通り、スターのメンタルってほんとに心配。
ケイティペリーの発言はその通りだろうし、ジャスティ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

2.5

ローファイな雰囲気で織りなす青春アニメ。

淡い思い出が鮮度を保ったまま送り届けられるこの感じ。あの頃は若かった。

女の子が全員めんどくさいところがいい。母ちゃんもガミガミうるさい。里伽子もまわりの
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

2.5


スタジオジブリの宮崎駿作品で唯一観てなかった作品だった。
他の作品とは違って特に伏線があるわけではなく、かといって直線的に物語が進むわけではなく、ただ水の流れに乗ったまま河口に向かうような感じ。
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紅の豚(1992年製作の映画)

3.0

なんてかっこいんだろう。豚が主人公なのに。

中年のために作った映画と宮崎駿が言っているように文句をたらたら垂れて、タバコをふかして、粗暴なポルコがいかしてる。

ファシズムの世界で自信をなくした飛行
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.0

スペイン内戦後の1940年あたりを描く。

スペイン内戦といえばゲルニカで描かれている無差別空爆がはじめて行われた戦争。イタリア、ドイツが介入し行われた。

内戦後のフランコによる独裁体制がつつぐ中で
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0


下北沢の街で起こる偶像劇。

基本的に登場人物すれ違いまくってて会話が噛み合っているようで噛み合っていないのがユーモアたっぷりで溢れ出る。
「愛がなんだ」でナカハラ役の若葉竜也が主演で成田凌が友情出
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

女の子目線の映画だからどこまでいっても共感できないところはあれど、愛という言葉の奥深さと底なし沼の怖さが光る。

とことんすれ違ってしまうテルコとまもちゃん。どちらも依存体質で正直全く共感できない。素
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彼女(2021年製作の映画)

2.5

水原希子がええなぁ

センスティブなシーンが多いが、インティマシーコーディネーターが日本で初めて入って演技指導が行われていただけあって、力が入ってることがよくわかる。
わざとらしくなく、日常の性行為の
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.5

綺麗に回収してましたね。
あとあと考察たくさん出てきますが、旧劇のあと庵野さんが病んだ感じは今回はないんじゃないんかなと思います。
終劇

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

フランシス・マクドーマンドがノマドコミュニティに溶け込んでおりますね。すごいね。
暗めの映像(自然光なのかな?)にアメリカ西部の雄大な自然。主人公の内面と自然が共鳴しあい、生きる行為をそのまま映像とし
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


マイルズが最後にスピード落としたのは、子供のためだったのかな。直前に歌ってるし、子供とコースの上で夕陽見ながら話してた、大事なものって話が伏線になるし、奥さん褒めてたから。

マイルズの行動原理は好
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.5

ウディアレン作品。

ウディアレンの作品を観るのはミッドナイトインパリ以来。
ウディアレン自身もスキャンダル でいろいろあってからの公開だっただけに、アシュレーの動きが別の連想を生んでしまう。
それは
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闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.0

山田孝之映えファイナル
回想シーンの子のハマり方が良いね。

闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

2.0

山田孝之映え2
中尾明慶の調子に乗った顔と絶望した顔の演技が良いね

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

坂本裕二氏脚本。

93年生まれの2人の主演。2015年から2020年の5年間を描く。93年生まれは同時代性あり過ぎで、観ると死にます。
きのこ帝国、cero、フレンズ、今村夏子、ゴールデンカムイ、い
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

この映画好きです。
セリフに頼らずにカメラワークと役者の動きで世界観をつくる。そしてプロットの出来の良さ。
生と死が対極的に配置されているようで最後にはつながってくる。死から見た、生がどれだけあっけな
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

蓮實重彦氏推薦ということで鑑賞。
これぞ映画って感じがしますね。蓮實氏のいうとおり、カメラに何が映っているのかが映画の本質だとすると、この映画はよくできていると思う。
物語性やら役者やらは2の次でカメ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

よかった。
最後のシーンは泣けました。
1960年台アメリカの体制側の締め付けはかなり激しかったゆえにカウンターカルチャーが育まれた経緯と現代への影響を知ってるとより深まる。
アレンキンズバークもちゃ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.5

情報量が多いですね。面白いですよ。
調べながら見てて、内容が理解できると深みが増します。
時間軸が入り乱れるところは「市民ケーン」と変わらないらしい。1930年代の回想のシーンで市民ケーンを書くに至る
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

劇場で見たかった。
引きのアングルはあくまで観察者として、アップになると共同体の中に入って体験してるような感覚になる。
ダニーの不安や焦りをアメリカでは共有できなかったが、スウェーデンの共同体では共有
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

2.5

ドキュメンタリー出身監督の初長編映画作品。
本人出演ありという事で、ドキュメンタリーの一面もあり。映画としてもドキュメンタリーとしても中途半端な感じがした。
最後の人として一線を超えてしまったというの
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしい映画。
A24の映画は個性がある。
スケーターたちはほとんどが初演技をする役者たちらしい。プロスケーターの堂々とした演技はもはや名俳優の顔そのもの。
ジョナ・ヒルは脚本に3年かけたというから
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.0

メリル・ストリープ!
ソフィーの選択もそうだけど、迷いがある中で選ばなければいけない時の心の葛藤を表情、声色、仕草で表すのが巧みな役者だなと思った。
それだけで面白い

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

世界を救うボーイミーツガール
物語の筋なんていうのはあまり気にしないでただ映像を楽しめばいい。
ある種の深みは感じられないが、映像の良さとゲームをしている感覚があるから観てて楽しい。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

2.5

ディカプリオがディカプリオでディカプリオです。
難民キャンプってやばいね。少年兵ってやばいね。自分が今まで想像してなかった背景がたくさんシーンになってる。この映画もめちゃお金使ってるなぁと思う

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.5

説明的なナレーションがストーリーテラーとして挿入される。あくまで寓話のようなテイストなんだろうなと思う。
主人公の少年が安堵できたのは、幼い頃の母親が病に倒れる前に歌を一緒に歌っていたシーンと最後のヒ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.0

長澤まさみと奥平大兼の演技がうまい。
実際に起きた事件をベースにしているから浮世絵離れしているわけではないと思うが、福祉職員はなにをやっているんだという憤りをただただ覚える。
母親は確かにクソ野郎だが
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.0

男の子が高校時代に交わすような会話を真剣にしてくれるから素晴らしい。
ジョナヒルが主演のこの映画が後々に影響を与えてジョナヒルの妹が主演のブックスマートにも通ずるという素晴らしい流れ。ジョナヒル監督の
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

すごく良かった。
主演の2人がはまり役。モリー役のビーニーフェルドスタインはレディバードでも確かに良かったが、本作ではさらに良い。笑いを我が者にしている。
エイミー役のケイトリンテヴァーは初めてみた。
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