sadieさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

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なんだこの映画。

オーシャンズのようには計画は上手くいかないよ、と伝えたいんだろうか?

それにしたってですよ。

なんだか思想が先走り過ぎてるし、やるべきことはやれてないし、仲間を信頼していないし
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

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社会福祉を齧っている自分としても、いろいろと学ぶことがあると思った。

生活保護にしても、様々な社会保障制度にしても基本的な考え方として「原理原則」に従うというルールが行政側にあるのは当然だ。

そう
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

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もうこういった観客も取り調べ室の刑事も騙してしまうような緻密なサスペンス映画は生まれないかもしれない。

いわばユージュアル・サスペクツやレザボア・ドッグスやセブンと同じ価値を持つ作品だと思っています
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

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父親にとって、メランコリーに陥った娘と暮らすことほど大変な人生における課題は無い、と再認識させられる。

月は上りぬ(1955年製作の映画)

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矛盾したような言い方だけど品のあるドタバタコメディみたいな感じ。

ウィットに富んでいて、どこかフレンチコメディのような香りもする。

日本映画史の中であまり有名とは言えない作品なんだけど、反対に海外
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

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ビッグ・リボウスキの元ネタとして見るだけでも価値がある。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

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タイムパラドックスに観衆を陥らせるという意味では、メメントみたいな映画と共通点が見いだせるかも。
と、思ったけど全然違う。

この作品は時間を戻すことと前に進むことをテーマにしているので。

言うなら
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野蛮なやつら SAVAGES(2012年製作の映画)

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ベネチオ・デル・トロ演じるラドは、映画史に残るとまでは言わないものの、記憶に残る屈指の悪役だと思う。のは僕だけですか?

マーシュランド(2014年製作の映画)

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スペインの田舎を舞台とした正統派サスペンス。

際立った演出や、トリッキーなシナリオ、複雑な人物像などは見られない。

時代背景を考えても少々やり過ぎな尋問を駆使して凶悪犯を捕まえようとする凄みをそれ
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オールド(2021年製作の映画)

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クリストファー・ノーランの時空に対する解釈ほど緻密で正確ではないですが、時間の流れが人格や生理現象に与える影響について考察できるという意味ではとてもおもしろ作品だと思いました。

いろいろとトラブル続
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

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ジャームッシュの映画の基本線は人種や文化、性別、国籍などに対する大いなる誤解や勘違いがストーリーを引っ張っていくことなのだと思う。

本作でいえば、日本文化や武士道、イタリアンマフィア、ハイチ人等にな
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

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作り込み過ぎ感はある。

こういうベタなやつは世の中の人を幸せにするからとても意義のあるものだと思う。

こんなに作品は感動的なんですが、実はワインスタインプロデュースってのがミソですね。

エリックを探して(2009年製作の映画)

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イギリス生活がまたしたい。

休みの日昼からパブに行き、親父たちの戯言を聞きながらダラダラビールを煽って。

それができる環境を歴史の歩みと共に整えてきたことだけでも、人々を孤立させない社会作りをして
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

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これはメキシコの教育機関的なところが制作したプロパガンダ映画でしょうか。

貧乏でも社会的な不遇な目にあっても、悪いことしたらバチがあたるよ的なシンプルな解釈に基づいたストーリーではある。
 
単純な
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

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ジャケットはポップだけど、、、

作品冒頭のR18の文字で嫌な予感がした。

ポン・ジュノはいつだって「平凡な人々の日常に潜む闇」をフィルムに収めているのだと再認識。

ソウル・パワー(2008年製作の映画)

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シンプルに傑作ドキュメンタリー。 

ザイールでのフェス開催に至る経緯から、プロモート、会場設営等の裏側を鮮明に映し出している。

あのJBやアリがちょっと引いてるのじゃないかと思えるほどの現地の人達
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

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切れ目なくダレることなく坦々とリズムよく話が進んでいくところはさすが。

少しモノトーンっぽい感じに画質が設定され、様々な角度から縦横無尽にカメラが回されているところもすごく好み。

何気ない日常の観
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

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近未来の舞台設定のはずだが、どことなくレトロ感が漂い甘美的でロマンチックなストーリーが展開される。それと同列でアクションや暴力的なシーンも展開していく。

舞台は2019年なんだけど、これは一種の西部
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

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前作の舞台は近未来でありながら、どこかレトロでオールディーズ映画であるようなロマンチックで甘美的な舞台設定とストーリーであった。
それに対して本作はどこまでも荒涼で、動物的な関わりが非常に乏しく、虚無
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活きる(1994年製作の映画)

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孫に饅頭(肉まんの生地みたいなやつ)って名前つけるなんてどうかしてるけど笑

戦後50年弱で、中国の国民はどのような生活を歩み、社会情勢や政治体制の変化がその生活をどのように変えていったのかよく分かる
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

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今まで見てきた戦争物や麻薬カルテルの捜査映画とはまるで違う形の作品となっている。

メキシコからの麻薬取引を止めるため、アメリカの組織と兵が多く派遣されていたのは知っていたが、その活動や組織同士の繋が
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

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YouTube黎明期を感じさせるような映像の連続。

時間の流れは必ず前へにしか進まないが、その原理を無視する如く遊んでいるのかな?とかって考えちゃったりして。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

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なんて人の心は弱々しいのかと思わされる。

そしてその弱みをさらけ出すことは全く恥ずかしいことではないと思えることが、ストーリーの中での数少ない光なのだと感じられる。

先日あるインタビューで、「長い
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

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そりゃもし自分が人生で使い切れない程の収入を得ていたり、家族関係が悪く資産を残しても伴侶にぶん取られのが分かっていたり、そもそも自分より他人のためにお金を使うことで幸せを感じのならば、薬と酒に酔って数>>続きを読む

彼女とTGV(2016年製作の映画)

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Appleのcmのような笑える小ネタかなぁと思ったけど、どちらかといったらシンプルなストーリー性のあるヒューマンドラマだった。

映像が圧倒的に綺麗で、セリフなしストーリーなしのドラマだったとしても、
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スコットという名の男(2021年製作の映画)

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スコットという名の男が、様々な重圧や痛みを抱えながら音楽を作り出し、オーディエンスだけでなく有名なミュージシャンを魅了していることはよくわかった。

ところでカニエって、こんなにいい子ちゃんだったんだ
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

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まるで女の気配が感じられないヤツらばかりがインタビューに答えているけど、こういう連中が話すことほど面白いものはない。

VHSという短くも太く、濃い歴史を歩んだアイテムについての考察を、各人が淡々と、
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儀式(1971年製作の映画)

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いつも幸せの後に、大変な不幸が起きてしまう、不可解な人生を送る男の話。

結局最愛の人々は消えていき、残るのはウザい親戚や、揚げ足取りのアホどもばかり。

でも奴らは彼を操り人形の如く支配している、み
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東京原発(2002年製作の映画)

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いろいろ危険を煽っておいて、最後はなんだかんだでハッピーにフェイドアウトしていくってのが、ちょっと肩透かしではあるが、、、

原発の上に乗っかって生きているっていうのは、穴の空いたボロ小屋で生活してい
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