sadieさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

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おもろい。シンプルなストーリーと、分かりやすい伏線とその紐解きが用意され、誰でも楽しめる映画だと思う。

ゲームの宣伝のためなのか、過激なシーンやエロい描写は皆無で、作品は笑いと幸福感と、納得感に包ま
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ばるぼら(2019年製作の映画)

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支配されたがりの男が、支配したがりの女に、支配されるだけの映画といえばいいでしょうか?

橋本一子のBlue Noteを模したようなサントラが良いなと思う以外は、それほど惹き込まれ点はなかった。

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渇き。(2013年製作の映画)

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グラインドハウス系の映画だと思って見たほうがいい。

世間的な評価とか、後世に残るような作品を撮ろうなんてことを1mmも考えていなさそうなところに、監督の気概を感じる。

良い意味でも悪い意味でも期待
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(2017年製作の映画)

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どこにでもある生活に潜む、どこか不穏な印象と、汗ばむ身体のエロさから、ロメールっぽさをとても感じさせる出来の良い短編作品。

ピンク・スバル(2009年製作の映画)

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RCサクセションの有名な曲のように車を擬人化する変り者の男が、その惚れてしまったスバル・レガシィを盗まれたところから物語が始まる。

しかしピンクのパンツを履いて寝たり、バーでバカ飲みしたり、洞穴で小
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グレンとグレンダ(1953年製作の映画)

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8 1/2のように混沌した世界観がスクリーンにチラつき、一方でどうしようもなく女装がしたいんですぅと悩みを抱えている何人かの男性とその妻が出てくる話。

当時マッカーシズムがハリウッドにも吹き荒れ、様
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ブードゥーマン(1944年製作の映画)

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博士がブードゥーを信仰していて街の女性を誘拐するなんて、普通着想自体わかないですよ。

それでいて古き時代の映画が持つ独特な緩さが作品を包んでいるところが個人的にはとても好みだった。

誘拐されたステ
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暗数殺人(2018年製作の映画)

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結局事件を解決しようとも、誰の幸せにもならない。

警察はその心苦しさを持ちながらも、何かのために捜査に当たり続ける。

ポン・ジュノの傑作『殺人の追憶』の影響を感じさせる、緻密なストーリー展開もさる
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砂の器(1974年製作の映画)

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サスペンスではあるが、一方でロード・ムービー的な側面も持つ作品。

殺人事件を追う中で、2人の刑事達は東北や出雲、伊勢、大坂等の地方へ出向く。

その過程で様々な人々に事情を聴取し、交流を重ねていく。
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

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前作はサスペンスとSFの混ざり具合が丁度良く、私程度の人間でもストーリーを追うことができた。

今作は随分と大人な作品に変わり、エロい感じだなぁと思ったら、一方ではむちゃくちゃなアクションがあり、それ
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夏の妹(1972年製作の映画)

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サントラが秀才。
エレピが煌めくメロウな音。

探しものを探しに2人の女は沖縄を旅する。

1970年の沖縄を撮った貴重な作品。そこはエキゾジズムな世界で、現地の言葉はまるで何を言ってるいるのか分から
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

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変な表現だけど、この作品はレトロなSFだと思う。

あまり未来感がないというか、SFっぽいコスプレとイギリスのオックスファムなんかで買えそうな昔の電化製品とか家具を集めたセットが興味深かった。

あと
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

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現実を支えているのがメタの世界って発想は凄く面白い。

具体的にはここではメタの中で賞金を稼ぐことが、現実の生活に大きな影響を与えている。

なんだか私たちの今の世界も似ていて、会社での仕事の時間と、
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愛して飲んで歌って(2014年製作の映画)

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映像が変わってる。

映画というよりは演劇のような作品で、セットは劇場の舞台に作られているようにも見える。

そのため家のドアは布地だし、岩は創作物みたいだ。

そのへんのことが気になって、あまりシナ
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マトリックス(1999年製作の映画)

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荒涼とした現実の世界も、現実だったと思ってた仮想世界も、その世界への入口となる場所も、全て何層にもなる多次元世界を、どこかの知らないオタクが頭の中で描いていることなんだろなと思っている。

だから現実
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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傍観者としての自分が同時進行的に何人もいるような気になる。

あそこで彼女があぁやってる裏では別の彼女やその彼はあんなことをやってるんだなぁ、といろいろな視点から人間観察ができる。

これは映画でしか
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

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まぁどうでもいいちゃっちゃどうでもいい他人の生活を、イヤなくらいに生生しく暴き出して作品にしてしまうのがローメルたる所以といいましょうか。

もし自分の生活をこんな風に撮られて、なんにも知らない他人が
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キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

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後半はもはやスーパーマリオ状態(笑)

洒落が効いてて、音楽が華やかで、ストーリーが分かりやすく、アクションやコメディ映画の土台となった作品といえる。

この映画がなかったら007もMIも生まれなかっ
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オアシス(2002年製作の映画)

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ほとばしるほど熱い愛の物語。

こういう恋愛が普通となることを願っている。

ひと昔前の汚れた韓国の街にあって、煌めきながら踊り夜を過ごす2人の男女の幸せな話です。

Gorillaz:ソング・マシーン・フロム・コング(2020年製作の映画)

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観てみろ、跳ぶぞ。            と言いたいところですが、あいにく観たのが映画館でしたので、跳ぶどころか、立ち上がることもできませんでした。

Netflixとの製作(?)だと思いますので、配
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

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松田優作の悪ふざけがヒドいわ(笑)

何も起こらないことがむしろ怖い。

まさかジム・ジャームッシュの世界観と繋がるとは。

三文役者(2000年製作の映画)

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いちいち声のデカい破天荒男・殿山泰司の自叙伝映画である。

彼の生き方は今の時代じゃ到底できないだろうし、当時の役者としても役でなく私生活からこれほどぶっ飛んでいる人間も珍しかったんじゃないだろうか。
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ふくろう(2003年製作の映画)

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チョンの間で繰り広がるバカバカしさで満天の奇怪的コメディ。

のわりには戦争の話やら地方開拓の行政判断の失敗の話やら、所々で真面目さが滲み出てくる独特な内容。

はじめて新藤兼人作を見たが、こういう作
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お嬢さん(2016年製作の映画)

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『パラサイト』ではなく、こちらの作品がアカデミー賞を受賞していたとしても何らおかしいことはないでしょうが、ノンノミネート。

R18とのことで、如何ほどと期待して見ましたが評判通りの過激さでした。
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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考えてしまう話だったり、泣ける話だったり、エロエロだったりと、スクリーンからいろいろな会話が聞こえてくる。

各編特段素晴らしいストーリーで構成されているわけではないが、まぁジャームッシュはいつもそん
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

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うん悪くないんだけど、なんだかなぁと言った感じだ。

チョムスキー、毛沢東、カラマーゾフ、トルストイ、トロツキーといった数々の強烈な人名が全編に渡って聞こえてくる本作の意味は何だろうと考えてしまう。
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アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

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初アサイヤス。

見始めた頃は映画祭の授賞式やらその後の晩餐会で洒落た会話を交わして、なんか鼻持ちならない女優とあとを付けてるマネージャーの話なんだと思うくらいだった。

でもスクリーンに映し出される
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希望のかなた(2017年製作の映画)

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なんだろうか、このちょうど良さは。

派手で造り込まれた映像や美しい台詞、感動的なシナリオが無くても、映画は人々に幸福感を与えることができると最認識させられた。

エンドロールで僕は幸せに包まれる。
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

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ホットパンツ履いたくらいでキレてんじゃねーよって言いたくなる。相変わらずクズのような男が出てきてさ。

とまぁ吐き捨ててしまえば、この映画は終わってしまうんだけど、なんだかつっかかるものがある。

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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

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『ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ』にて劇場で鑑賞。

この作品は大きな流れとして、「捕まる前の街での生活」「牢屋の中」「脱獄後のワイルドライフ」「ワイルドライフからのイタリアンカフェ」と4つ
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

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なんじゃこりゃ。

ホン・サンスという人が撮る映画にはある程度の抗体が必要なんだろうなと思わされる。

僕は7本くらい見てるから、まぁ大体いつもこんなもんだよとって感じで見てられるだけど、ふつうに考え
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