mugichanさんの映画レビュー・感想・評価

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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.1

アリ・アスター監督の新作が出たことで、処女作が話題になっていたので旦那と一緒にわくわくして鑑賞。気味の悪さや後味の悪さ、話の深さがそこまでなかったので、近年のアリ・アスターらしさはあまり感じなかったか>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

好きだった人がこの映画のことを痛く刺さって劇場で泣いたと言っていたけれど、1ミリも感情が乗るところなんて無くてもう随分と彼とは遠いところに来てしまったんだなと思い知らされた。

誰かを否定しないと自分
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

やっと鑑賞。無駄の無い構成もテンポの良い展開も良いけど、映画がこんなにも出来がいいと鑑賞者の感想もそれなりに厚みが出るものなんだなと思う。地下室に棲むものが生きていることにガッカリしたけど、振り返れば>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

2.7

ホラーというよりファンタジー。やっぱり、やたら語り口の多いホラー映画は陳腐だし、ツッコミどころがあまりにも多すぎる。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

アリアスターの映画に救いを感じるのでひどく癖になる。終盤までがえらく単調で怒涛の展開に悪評をつける人がいるのもわかるので星を少なくしてみたけど、好みは火の玉どストライクでカルト万歳。

さくら(2020年製作の映画)

2.7

暖かいんだけど、詩的表現やセクシャルマイノリティの表出とか、原作者か監督の気持ちが大きすぎて脚本と世界観の邪魔をして現実世界に見えるけどファンタジーにしか過ぎない違和感がずっとずっとある。優しい世界を>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.8

公開当時はハロウィンにてハーレイクインとジョーカーのコスプレをする若者が大量発生していたので相当の名作なのか、それなるばいつかは観てみたいと思って積んでいたら、職場の上司に完全駄作と紹介されて興味を逆>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.4

頷く分だけ同じ属に成り下がる気がして歪つな人物たちの心象を解りたくもなかったけど、共感してしまっていた自分がいた。隠していた弱さに向き合うと自分の無力さを突きつけられそうで、ずっとウンザリして観ていた>>続きを読む

彼女(2021年製作の映画)

3.4

作品の演技や脚本、映像を賞賛したツイートに惹かれて鑑賞した後に、パブサしたらフェミ寄りの人達や性的マイノリティに保守的な立場の人達からの多量なバッシングツイートも見て日本がまだまだ混沌としていることを>>続きを読む

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

3.5

記憶があやふやで迷子のような言葉は放ちたくないので書かなかったけど、AimerのI beg youを聴いてやっと記録。

良かったね、これで幸せですか?桜。
桜ルートだからと言って今まで(特にセイバー
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.1

やっと、終わった。
終わることで明らかになるものと、
ならなかったものの数が多すぎる。

空想科学は何処までいっても空想でしかないんだなという呆れと、作品が作者を投影して中に作られることの可能性を感じ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.7

誰かが言っていたように原作ファンとして満点の星は点けられないけれど、よくぞここまで映像化してくれたという気持ちでいっぱい。素直にこんなに綺麗で迫力のある映像を映画館で観たかったと思うし、また原作を読み>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

どう考えても最高です、ありがとう。
というかなんで私はこれの感想をちゃんと書き留めておかなかったのかな?

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

なるほど、これも映画と呼べるのか。これは愛を確かめるとか、魂の浄化とかそういっな類の深くて純粋でいてロマンチックな話では恐らく全くない。誰かにとっての記憶や時間だったと思う。大袈裟な音楽やわかりやすい>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

3.6

脚本もキャストの演技も浮き足立つことなくしっかりとしていて、王道なラブロマンス映画だな、という感じ。どうしても海外俳優の顔の識別が苦手なので、物語後半(アマンダとアイリスが電話する場面)までジャスパー>>続きを読む

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

5.0

12月はクリスマスシーズンなので、幸せな映画をたらふく観ようと決めて選んだ一作。これは子どもが見ても充分に面白いだろうけれど、もうサンタを信じることなんて忘れてしまった大人の為の映画だと思う。泣けるシ>>続きを読む

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.9

ブラックジョークは日本人からすると何とも異常でわかりづらくて面白みがないけど、アダムスファミリーの冗談はわかりやすくて面白い。サマーキャンプとウェンズデーが今日も最高だった。

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.8

ずっと見たくてやっと観賞。モーティシアママは顔が恐怖すぎたけどこちらも惚れ込むくらい色気があって魅力的な女性で、渋ハロで消費されがちなウェンズデーちゃんは愛くるしい見た目と裏腹な毒っ気、そしてたまに見>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.3

もしかして、もしかすると、映画より原作の方がよほど雰囲気があって良いのでは?

悪魔であり、死神であり、死を受け入れたくないもう1人の自分であろう佐藤健の喋り方があまりにも劇に合わずコミカルで軽くて感
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

-

良作であろうにも関わらずあまりにも映画に対して不誠実な鑑賞の仕方をしてしまったな、とながら見して後悔。流石に星はつけにくい。シャヴェールがすごく人間味溢れていたな、もう一度、今度は画面から目を離さずに>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.3

恋愛・結婚はタイミングが大事に間違いないんだけど、タイミングの合わないような縁に全く興味がないので感情移入ができなかった。登場人物がルビー以外似たり寄ったりの人格性なので主人公たちが応援される環境だっ>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.9

最初は退屈だったけど、わかりやすくて大衆にウケる脚本だと思った、最高の二人と何となく似ている。あとは俳優陣が豪華、名作にならないはずがないだろうな。

割と序盤のあたりから二人ではなく奥さんの方に感情
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フェイフェイと月の冒険(2020年製作の映画)

3.2

NetflixのCMでわざわざ取り上げるくらいなのでどんなもんだろうと鑑賞したら、まあ…………どうして一体……。悪くもないけど、良くはない。子供向けにしてもストーリーがざっくりすぎる。そしてあのダンス>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.3

目紛しく移り変わる男女の色模様とそのスピード感がなんかミッドナイト・イン・パリと似ているなあ…なんて思っていたら同じ監督。なるほど、これが所謂ウディアレン感ですか。

ティモシー・シャラメ出演作3本目
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.3

なるほど、これが本当のコメディというものなのか…。シリアスとコミカルの融合がどうしても苦手でテンションの高低とその大袈裟さについていくのが大変で、ラスト30分はとうとう余所見あってか全くついていけなく>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.6

"偉大さは強さの中にはない、強さを正しく使うことの中にある。最も偉大である人とは、自分自身の魅力で多くの人の心を動かす力を持っている。"

良い話なんだけど、映画の中だけじゃ綺麗すぎてしっくりと来ない
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.3

いっしょう子犬のままのスーパーワンワンは愛くるしくて魅力的だけど、愛情は大人になっても変わらないし分散もしなければ積み重なっていくものなのになあ。ベイビー・コープ社もパピー・コーポレーションもやろうと>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.2

この世の地獄詰め込みセット。歪つで凄惨な物語に全くと言っていいほどリアリティがないのは長澤まさみが主演だからか何なのか、常にいつか誰かがどこか浮いていたし、伝えたいこともわからなかった。やっぱり世界は>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.7

職場の人たちにミニオン好きが2人もいるので勧められて鑑賞、最初はただの子供向けのコミカルアニメで退屈かと思いきやグルーの人間みと子どもたちの心の豊かさに感動。コテコテの関西弁を使うグルーにはその外見と>>続きを読む

怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

3.7

危機一髪を先に見てしまい、ただそちらがかなり良かったので怪盗グルーシリーズ第1作目?もすぐに鑑賞。

2作目のグルーがとっても優しくて愛情深くて素敵だったので何だコイツとんでもねえなと序盤で声が溢れる
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二ノ国(2019年製作の映画)

2.3

ジブリのような暖かさと朗らかさを、ブレイブストーリーのようなワクワクと強い絆を、求めていたけど勝手な期待で大きな間違いだった。周りが見えていない自己陶酔少年と脳味噌すっからかんお転婆ヒロインのきっと遠>>続きを読む

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.4

思ったよりもしっかりとグロテスクでいてミュージカル。切ないけれど最後はハッピーエンドだよね、スウィーニートッドの人間味のない淡く綺麗な色をした血が奥さんの頬を涙のように流れて美しかった。

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