ジヨンの家庭が「良い家庭」なのが、この物語の個人的なドラマへの回収を拒否し、主題の純度を高め社会的訴求力を増幅させている。特にコン・ユが演じる映画版の夫は、原作よりもはるかに「良い夫」として描かれてい>>続きを読む
原作がとても好きだけど、映画も素晴らしかった。
音響と音楽が良い。
映画は視覚においては概ね一人称表現ができないけれど、聴覚においてはできるという点で面白いなと思った。
人物の動きも魅力的。
最高です。
自分の精神状況的に、ベストなタイミングでこの作品に出会えたと思う。
Son Luxの音楽もとても良かった。
メタ演出が苦手だったけど、あれは一人称小説を映画化する際の副作用みたいなものかなと思った。
角田光代の原作小説における最大の魅力は、愛ゆえに屈折し生き方について葛藤する仲原くんではなく、他人から見た>>続きを読む
ぶっ刺さった。
光り輝くクラゲたちの行進に、思わず「行けっ」と叫びたくなる。
とても好きだった。
生きるということ、
他者もまた生きているということ、
そして他者と共に生きて行くということ。
子供のときに観て以来なので、だいぶ記憶と違っていた。
こんなに素晴らしい作品だったとは。
心がぐしゃぐしゃになった。
人生で何度か出会う、あまりに「刺さる」作品は、それゆえ心が耐えきれず、触れることすらままならなくなってしまうことがあるけれど、僕にとって本作がまさにそう。
観たのはだい>>続きを読む
感情が増幅され過ぎていて苦手。5秒に1回くらい泣くか叫ぶかしてる。
ただ新海誠が唯一無二なのは、個人を圧倒的に凌駕する不条理な世界の様相と、その巨大な物語に回収されまいと抵抗する名も無き個人の叫びを>>続きを読む