やっちみさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

やっちみ

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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.1

ファーストカットから絶妙な展開で、語り過ぎずに飽きさせない展開が続く。大きなカタルシスは無くてもひりひりとした感傷が連続して刺さる。タイトルがとにかく味わい深い。

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.9

特に不満もなく楽しめた。リリーフランキーの狂気が見物。あとやっぱり二階堂ふみが好きだ。

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.9

主人公に共感出来るようなものではないが「共犯者」の描き方に魅せられる。作中では綱渡りの熱狂に終始するものの、WTCというモチーフと我々の記憶が更なる意味付けを与えてくれる。

怒り(2016年製作の映画)

4.3

ミステリーではなく圧倒的にドラマ。タイトルの意味は例えば信じられなかった自分へ、信じてしまった相手へ、だけでなく複雑なあらゆる感情を纏い、構造的問題へも対峙する。情緒豊かな演出で魅せる奥ゆかしい作品。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.1

ひとつひとつが沁みる。ハンカチを貸すために持とう。

明日、君がいない(2006年製作の映画)

4.4

10代の頃に多大な影響を受けた作品。エレファントより断然こっち。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

作画もキャラデザも良かったし、プロットのバランスも良い。監督らしくないっちゃらしくないが、しっかりSFエンタメしてる。こりゃ売れるわ。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

この頃はまだリビルドのエヴァ。それでも、美しい美術と音響に唸る。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.9

観返すと言うほど難解でもない。深い絶望の中で辿り着く希望とは、という点では次回作ありきか。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.1

全てが高い完成度を誇る。ここまで文脈をうまく内包できるプロット&コンテンツもない。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.1

ほぼ2016年現在のエヴァじゃねーか、というのは置いといて。アドレナリン出まくる。災害と組織について思いを馳せる。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

深夜ドラマのような緩いノリ。映画館には声を上げたりクスクス笑える良い一体感があった。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.1

マザファッカー↑のB級感で進む。畜生道、ってスタンプ押されるのだけで面白いしそれぞれの生き様も最高。尾野真千子はあんな暗いオーラ出せるんだな、と。桐谷健太はウタフクヤマでも思ったけど音楽的教養がある。>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.7

ストンと腑に落ちる物語を期待していくとキツい。映画的には意識的に変わる彩度、風の音の禍々しさ、横移動や俯瞰カットなど唸るシーンが続く。ラストまで不穏な緊張感が続くのも凄い。何なら始まりから既に狂ってい>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

物語が進むにつれて重みは増していくけど、兎にも角にも綾野剛が良い。デニス植野、TKO木下、ピエール瀧あたりもハマってる。何だかんだポップに楽しめる一作。

デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

第四の壁を破りまくり。映画的教養が要るかもだけど、なくても楽しめる。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.1

森田のシーンのみ異様な空気感を漂わせながら、タイトルバックでぶった切る。暴力と性がクロスするシーンなんて映画的感性にガンガン突き刺さる感じ。疲れたけど最高でした。

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

初めてZQNと遭遇するシーンから、ひりひりするような緊張感が続く。よくまとまっていると思う。

ズートピア(2016年製作の映画)

4.3

何の文句もありません。差別的であることについて見て見ぬ振りをせず、ダイバーシティへ帰結するまで丁寧に描いている。とりあえず、ゴッドファーザー正座して観ます。

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.9

ユルく、ポイントを押さえながら進んでいく構成が巧い。個人的には海のシーンが至高。

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.9

バランスが良い。広瀬すずの素晴らしさが爆発している。

マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.9

ドタバタ系だけど、嫌らしさもなく、小気味良い。5番街のニックスに集まり過ぎだ!というツッコミも余裕で許せる感じ。
過去作からの引用も多く、かなり効いていたと思う。