この作品は1840年代、「デトロイト」は1960年代に起きた出来事。
いつまでも何も変わらない、根深さを感じる。
最後に語られる「その後」が、逃れられない恐ろしさを伝えている。
食堂で、拓児がカレーライスをがっつきながら、達夫と姉を眺めてニヤニヤ笑って嬉しそうにしてるシーン、好き。
ずっとあの幸せが続いてほしかった。
菅田将暉の演技力が凄い。
底でも光は指す。
ウィルポールターの憎たらしい且つふてぶてしい顔が素晴らしい。
相手に「力」で向かっていくとき、「無情」と「連鎖」が生まれることが上手く表現されている。
「もう大人よ、あとは年をとるだけ。」
「年はとったが、これから大人に。」
最初から最後まで少しも無駄が無い。
ナタリーポートマンの完成度の高さたるや。
名作永遠なり…。
エマ・ワトソンとエズラ・ミラーが義兄妹っていう点だけでもう、この映画を評価したい。
美形+ナイスキャラな兄妹、最強。
数年前に観た時は長く感じて途中リタイア。
けれど今観ると横道世之介の人柄に惹き付けられてあっという間に観終わった。
池松壮亮の「俺、引越しとか頼めんのお前しかいなかったんだよ」が、この物語全てがまとめ>>続きを読む
内海、最高。
配役に全てがかかってる作品で、池松くん良演技。
節がある選手権と先祖と子孫がとくに好き。
でも断然オススメはドラマ版。映画版を観た人はとにかくドラマ版全話観るべし。
物語がスムーズに進んで理解もしやすく面白かった。アニメもじっくり観てみたい。
続編では、ルルーシュとスザクの心の内が描かれることに期待。
タイトル「沈黙」の意味を理解した。
目に見える形で表すこと、表してほしいと願うこと、その弱さを突かれた時。
「信仰」に対しての「沈黙」、その人間の弱さと恐れ。
途中で耐えられず観終えられなかった。
ここまでひどいと思わなかった。個人的に期待していた作品なだけに残念すぎる。
ギュッと雑にまとめるんじゃなくて、もっと丁寧に描いてほしかった。
さえ役の永野芽郁ちゃ>>続きを読む
永野芽郁ちゃんの表情豊かな演技が好きな私は、ほぼ無表情のちゅんちゅんという役柄に物足りなさというか勿体なさを感じた。
猫田と馬村が意外と配役ピッタリでそれだけで満足。
全然いい話じゃなくて最高の作品。
阿部サダヲが登場してから終わる最後の1秒までずっと、「サダヲ…サダヲ……うぅ…サダヲ……」と、ひたすら阿部サダヲに心掴まれる作品。
大画面で観る蒼井優の演技の迫力は圧>>続きを読む
島田さんが生きていました。それだけで実写化成功。
この物語には強い人間(弱さを抱えた真の強さのある人)が沢山でてくるからこそ、
弱さの塊である香子や安井さんに、心がグラッと揺さぶられる。
のどかで平和な暮らしが、静かにじわじわ崩されていくさまが、悲しくてやりきれない。
「ぼーっとした私のまま死にたかった」のセリフが心に残った。
のんちゃんの声優、お見事でした。
主人公・星野源の役柄が、みくりさんに出会えなくて更にプロの独身をこじらせた平匡さんの成れの果てって感じ。(by逃げ恥)
身体的、精神的、そして家族、色んな面で障害をかかえた2人の恋。障害があるほど恋は>>続きを読む
監督さんが入れたい原作のシーンが沢山あったのはわかるけどせめて初見の人にでもわかるようにストーリーを繋げるべき。観てる方の置いてけぼり感がすごい。
鬱映画好きの私が心の底から最高におすすめする映画。
信じた「結果」と、信じなかった「結果」に待ち受ける、それぞれの「怒り」が、静かに震え上がって爆発した、そんな映画。
信用も、怒りも、目に見えないから>>続きを読む
ゾンダーコマンドの命をかけた闘い。ラストでタイトルの「灰の記憶」の意味を知った時の心辛さ。「サウルの息子」の前にこれを観た方がわかりやすいかも。
テンポが良くて軽い気持ちで楽しめる。見所はジェシカアルバの美貌。
アンネと家族が、見つかって収容所に連れて行かれてからの話をあまり知らなかったので、アンネの最期まで知ることができた作品。
「わからない」ことが「わかる」間の恐怖。ラストはすごく寂しいけど、その点からすると主人公にとっては楽になれたのでは。