なこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

なこ

なこ

映画(251)
ドラマ(0)
アニメ(0)

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.5


昔、原作を読んでとても胸を痛くしたことを覚えていたので「そこのみにて光輝く」の呉美保監督が映画にしたと聞いてずっと観なくてはと思いつつ、やっと。

終わらない映画だった。わたしにとって映画は所詮架空
>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかった!!こんなギラギラした映画、だいすきに決まってる!!なんだこのむちゃくちゃなテンションは。
映画そのもののエネルギーに、「青春」と呼ばれる時を生きる二人の持つエネルギーが合わさりこれで
>>続きを読む

竜二(1983年製作の映画)

3.5

ずいぶん前に、たまたま二本立てで鑑賞。やくざの映画って普段あまり観ないので新鮮。自分じゃ多分絶対に選択しないであろう作品を観ることができるのが二本立ての醍醐味だと思う!
ズドンズドンと抗争している映画
>>続きを読む

スノーマン(1982年製作の映画)

4.0

短くて、セリフは全くないのだけれど、とても胸に迫ってきます。
どこか冷たく悲しい音楽をバックに描かれる一夜限りの友情が、あたたかくて切なくていつ観ても泣きたくなってしまいます。

ちいさいころ、お父さ
>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

青いパパイヤの香り
このタイトル。どこか官能的でエキゾチックでむずむずする、名前だけで判断するのはちょっと安直な気もするけれど聞いた瞬間に絶対すきな映画だと決めた、その勘は正解だったと思う。

色鮮や
>>続きを読む

卒業(1967年製作の映画)

2.5

あまりにも有名なラストシーン。爽快感とともに拭いきれない不安が余韻として残るのが最高にかっこいいです。このラスト5分を観るために102分を費やしたってかんじだった。全体としてはうーん。
敷かれたレール
>>続きを読む

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.0

チェゲバラ。ボサボサの髪にひげ面と、キューバの革命家、それしか知らなかったのでずっと厳つく怖いイメージを持っていたのだけれど、この映画で描かれる彼はとても誠実で真面目で心優しい好青年。まあ、だからこそ>>続きを読む

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

だいすき。蒸し暑い平日の昼下がり、暗い部屋で観たい映画。
気怠さやむわっとした空気が漂ってきて、体温がすこしづつ上昇していくのを感じる。官能的という言葉はふわっとした印象しかなかったけれど、この映画を
>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

何事にもタイミングってあると思う。一緒に住んでいる恋人とこの頃ケンカばかり、今夜もまたケンカだろうなーなんて思いながら彼の帰りを待つ時間にこの映画。なんて選択をしてしまったのだろう!こんなに同じ温度で>>続きを読む

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

4.0

観ていて重く苦しい気持ちになるけれど、とことんデカダンな世界観がはかなくも美しくてとても魅力的。音楽も切なさを増長させつつこの映画のお洒落な雰囲気を作り上げていて素晴らしかった!

何もかも失い酒です
>>続きを読む

空気人形(2009年製作の映画)

3.5

とても、透明でふわふわしていて無重力、かわいらしいのに触れると鋭利で毒のある不思議な空気感が心地よくてすてき。
この透明感はきっとペドゥナの存在。すごくすっごくかわいい!まさに、お人形のような、という
>>続きを読む

ロリータ(1962年製作の映画)

2.5

キューブリックじゃない、もうひとつのロリータが観たかったのにうっかりしちゃった!
音楽がながれるようでよかった。
ロリータがあまりロリっぽくないので、悩ましい背徳感みたいなものはあまり感じられない。美
>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.0



ニーノロータの音楽は心の琴線にふれまくる!
ただ、映画の中身はそこまで琴線にふれませんでした。とてもよかったし悲しくて涙もぶわっと出たけれど、なんだかいまひとつぐっとこない。たぶん期待しすぎて肩
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

雨のパリ!!花の都の魅力がぎゅっとつまったロマンチックですてきな映画!パリのきれいな街並みを見ているだけで幸せな気分になる。BGMのかわりに流したい!

わたしも懐古主義の気があって、古い音楽や古い小
>>続きを読む

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

3.5

確かにポールは気持ち悪い、と思う。でも彼のような、暗い孤独と人生への絶望を背負っているおじさんという生き物がとってもだいすきなわたしにとっては、胸キュンラブロマンスでした…。年甲斐なく若い女に溺れ自分>>続きを読む