あいのさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

あいの

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セブン(1995年製作の映画)

3.7

そんなに映画みてるわけではないけど、私が今までみた映画の中で最悪のラスト。でもそれは私に感情がある証だし、この作品がこんな風に終わることに意味はあるわけで(気分悪いけど)。終始画面に釘付けになっていた>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.8

評判とかから勝手に陽気なインドコメディと思っていたんだけど、決してそれだけじゃない深みのある話だった。話が展開する切り替えがダイナミックで、終始目が離せなかった。出来すぎじゃないかと思ってしまうけれど>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.2

ロマンと郷愁溢れる物語。
おじさんが良いこと言う
シチリアに行きたくなった

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

映画として完璧で特に言うことない
優れた映画は、私たちの無知に気づかせ、凝り固まったイメージを溶かしてくれるものなのかもしれない。

役者さんみんなよかった
アメリカの車かっこよかった
すごい

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.6

面白い妄想を映画にしたって感じ。
アホっぽかったり色っぽかったりもしたけれど、最終的に夢を持つ素敵さを伝えるやたらいい話になっていてびっくりした。
無法地帯の深夜のスーパーマーケットとそのスタッフたち
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.8

ダンス後のシーン、心からの愛情は勇気を出せば相手にきっと届くというメッセージを感じてとてもよかった。
何度か出てくる「賭け」のシーンも面白かった。周りから見たらちょっと変な人でも、私たちは私たちなり
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キャロル(2015年製作の映画)

3.7

テレーズのとても愛らしい見た目にお洒落で小綺麗な服装。落ち着きがありつつも華と魔性的な魅力のあるキャロル。作品全体を覆う繊細な美意識が映像から感じられて、それが話の内容から浮くことなく融け合っていたよ>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もろネタバレだけど、
コナンくんがあそこで安室さんに「恋人いるの?」って尋ねたの、最初なんでそんなこと聞くんだろうと思ったけど、真実を解明しながらも皆のことを大切に思いながらも大好きな恋人毛利蘭のため
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戦争より愛のカンケイ(2010年製作の映画)

4.0

邦題が駄目すぎて溜息しか出ないのですが、原題及び中身は本当に素晴らしい!!!
家族のこと、歴史のこと、個人のこと、複雑に絡み合う人と人との関係を、真剣に描いたラブコメディ。 ただ目の前の人が愛おしい。
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みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

3.6

Gyaoにて鑑賞。
団地から出れない少年が大人になってゆく話ですが、自分の殻の外に出れない、勇気が出せないということは私たちにままあるわけで。不思議な設定ながら作品自体がうまく比喩として働いていたよう
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

2.8

・過去を変えることで人の人生は変わるし、人生がかわることで人格まで変えてしまう
・過去を変えることで出会えなくなってしまう人たちもいる
そんな教訓をずっしりと受け止める。
子供時代のトラウマの内容がき
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.8

3枚のとある看板を設置することから物語が始まっていくという発想がまずすごいし、展開が読めなさすぎて「私は何処に向かっているんだろう」という気持ちになった。
この映画の登場人物たちもそんな気分だったんじ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

生者と死者を繋ぐ、人々の怒りを驚きと涙に変える、おばあちゃんの静かで圧倒的な佇まいに心を打たれた。原題に泣かされる。私にとってはおばあちゃんの映画だった。
もちろん音楽の映画でもあった。「リメンバー・
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.7

「リメンバー・ミー」の同時上映ということでしたが……
よかったです!前作が好きだったので、懐かしい彼女たちの人生の続きがみれて嬉しかった。
「伝統を語り継ぐこと」「伝統を新たに産み出すこと」そして「大
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卒業(1967年製作の映画)

4.0

今までに何度オマージュされただろう、映画史に残るラストシーン。本当によかったし大好きです。曲がりくねってゆくようなストーリーに、鮮やかなシーン、演出が光っていました。プールのシーンが特に好き。


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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

少女は辛すぎる現実に耐えられなくて、幻想の世界に逃げた、だけじゃないよ
現実の世界も幻想の世界も知ったうえで、自分のほんとうに大切なもの、守りたいものを選ぼうとしたんだ。だからあの狂おしいラストが待っ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.8

一つの言葉が
一つの思いが
時として大きな結果をもたらす
この小さな川の流れは大海へと続く

生きることへの意識や意志が希薄な若草が、それでもいつか自分自身の感覚をつかんで現実に立ち向かえる未来がある
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.6

メイジーがいろんなベッドで眠る(眠ろうと努力する)様子が印象に残る。

メイジーの繊細な表情にただただ魅入った99分でした。最後のシーンが美しいのも、あなたが輝いているから。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.6

こういう話は好き

最初と最後がかっこいい
さらっとしてるのに心に響く台詞がいくつかあった

羊の木(2018年製作の映画)

4.0

やっぱり好き、吉田大八監督!
いくつもの複雑な感情の波に翻弄される
もっと知りたいという気持ちとわからなさの間で戸惑う
変えられない・譲れない私がいる一方で、私は私をあるとき超える

たくさんの曖昧さ
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.5

「私らしくない」と言っていた洋服をとってもセクシーに着こなして鏡の前で踊るジュスティーヌに涙がこぼれそうになった。

欲望を肯定する、とはとても言えないけれど、自分の中の欲望と向き合って前向きに生きて
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

人生初ゾンビ映画!

おばちゃん姉妹が好き。「人間は優しくされたり助けられたりするのに値するのか?」って問いを投げかけられているような気がしたから。まぁ「嘘だろ?!」とも思ったけどね

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.6

映画のなかにすうっと入っていくと、会話のないふたりの空気感はとても自然に感じた。ぺちゃくちゃと話す人たちの方に違和感を覚えるほど。
でもいちばん静かだったのは、2人ではなく青い海だった。タイトル通り。
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.4

「もう一度会いたい、話したい、あの頃は楽しかった、私たちならきっとまたうまくいくはずだ」 そんな思いが自分のなかで押さえられないくらい膨らんで、でもいざ再会したあなたと話が通じない。
主人公の自信家っ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

これは「愛のむきだし」ならぬ、「暴力のむきだし」なのか、そして「生のむきだし」なのか???

悪夢のような終盤の展開の先、あのラストシーンに美しさを感じた私の心に間違いなくタイラーはいます。素晴らしい
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.7

観ながらずっとサマーの気持ちが知りたくて、トムの気持ちはよくわからないって思ったけど自分に当てはめたらわかってきた。案外二人は似た者同士じゃないのかな。
それでも(だからこそ?)うまくいかなかった。さ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.8

壁際でうずくまり続け、陽が差してもすね続けているうちに3年間を終えてしまった私には、とってもまぶしい高校生活だった。でも眩しさの中には重たい苦しみもあって。
美しいものを美しいということの大切さをまっ
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

涙の出るような美しさがあった
ボクシングのこともヤクザの世界も私には全然遠くてわからなかったけど、それでも感情はリアルに迫ってきた
はっとする映像の色合いと切り取り方、苦しみと笑いの境界を繊細に行き来
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

とにかく、見せかたがかっこよかったーーー!はじまった途端話の中に引き込まれた。
私は内容というより演出の妙に感動した。面白かった。内容はほろ苦い感じで、コメディとは何かということも問い直している気がし
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

笑ってもいい、怒っても、嫌いになってもいい、去るなら去るで仕方がない。

ただヨシカのような人がこの世にいることを知ってほしい
どこでねじ曲がってしまったのかもはやわからないけれど、私は私の記憶の原景
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.6

邦画の底力!

陰湿、暑苦しい、嫌悪感
それらを感じる素敵な作品でした。

真相が明らかになるところからラストシーンまで、美しかった
共感…かはわからないけど、割と胸を打たれちゃったな

先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.7

原作を読んだので、えっそこも切っちゃうそこもそこもあそこも描かないんだ と最初思っちゃったけど、

恋を知らなかった女の子がピュアすぎる「好き」を相手にぶつけたとき生じる衝撃、いろいろ知りすぎた大人
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

人は一人。
自分の存在を否定する奴が、仲間になろうとする奴がどれだけ現れても、人は一人。わたしは一人。