あいのさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.3

このタイミングでみる映画ではなかった…💦
あの衣装で剣や銃を自在に操る女性陣がかっこよくてそういうフェチ映画なのかなと思った。高慢と偏見自体そもそも読んでいないのだけど、なんとなく話は把握笑

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

施設をあんな簡単に脱走できないよとか、アメリカの老人ホームお洒落だなとか、意思ってなんだろうとか、ピアノのシーンがいいなとか、復讐のために人探しをしている男が認知症の行方不明者として追われている設定の>>続きを読む

さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

恋を募らせるように鑑賞した。監督のセンスがすごく好み!静謐な画面、美しい自然、ただ心の中だけがどんどんざわめいてゆく…!
1週間の話でピークはパーティだということが途中から分かったので、一体どう終わら
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.0

ものすごく美しい作品というのはもちろんとして、こんなに自分の在り方に刺さる映画とは思っていなかった。
前に進みたいけどこわい、後退はしたくない、靴のヒールが壊れて、自分を呼ぶ声がして、どこに向かえばい
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.7

ドキドキハラハラで面白かった!暴力とエロ、恐怖と快楽のミステリー仕立て!!
あんなおねえさんたまらないですね…。魅力に屈してしまった刑事さんの腑抜けた表情がよかった(笑)
女性たちにとって彼女はどうい
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.7

あの少年はごく普通にこれから成長してゆけるのか。否、と思いますね…。
ひと夏の甘酸っぱい思い出、なんてもの以上でしょう…画面は爽やかだけど…

この作品の舞台は奈良県の生駒市らしく、奈良県民としてはな
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.8

2019年最後の映画は、数日前に観たこちらの作品になりました。
スウェーデン北部の先住民族であるサーミ人が受けてきた差別について描かれていて、こんな暮らしをしている人々が北欧にいることを今作で初めて知
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

この作品のおかげで素敵なクリスマスイブになりました。ありがとう…

空想の混じり方が絶妙なんだな

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6

人には言えない性事情が詰め込まれていたな…笑 いやこんなのあり?って思いながら観てたけど、ラストシーンが結構好きだった。彼女たちの背中から「屈せず生きる」という意思が感じられて…。でもめちゃくちゃ嫌い>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

なんとなく監督を検索してみたら、話題の「マリッジ・ストーリー」の監督ではないですか。(ネトフリ契約してない…😢)
ちょっとユニークな主人公の言動で場がびみょ〜にしらけたりちょっと対応に困るみたいな表情
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.8

オゾン作品はなんとなく乗れないところがあったんだけど、これはなかなか良かった。「他人への興味や執着」が物語を動かしていく!先生はあそこまで生徒に入れ込むか、と思う部分はあったけど。才能がある、というこ>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

1.2

ごめんなさい苦手です、、、!!
衣装や装飾はとてもいい、世界観も完成されている、話としてもまとまっている、がなんせ描かれているものが………
「複数の女性が1人の男性を巡って…」という設定自体がそもそも
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ノラ(2010年製作の映画)

3.0

染谷将太主演作がアマプラにあるということで。
作品としては自主制作感というか、表現の仕方がイメージ先行、観念的でぐっとのめり込んでいけない部分がある。描こうとしてたことは嫌いじゃない、むしろ好き。そん
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女は女である(1961年製作の映画)

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恋人同士のいちゃいちゃや痴話喧嘩を素直に魅せる、ということ自体も一つのメッセージなのかな、とあとになって思った。普段内面の闇が表に出るような作品ばかり見てることを少し反省した…笑
主演の女性がとにかく
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.7

私は結局何を見たのだろうか?人間のひとつの形??

この作品を見て、「アド・アストラ」がいかに宇宙版・地獄の黙示録であるかを実感した。アドアストラ評価は悪いが私はとても好きです…

完全版の方も気にな
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恋の罪(2011年製作の映画)

3.8

この映画のせいで「いらっしゃいませ」「試食いかがですか」シーンが脳内に時折再生されて困っている。歴史的名シーンだけどほんと狂ってて酷いなと思う(笑)
そのシーン以外でも神楽坂恵がとてもよかった。彼女は
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.7

タイトルを初めて見たときかっこいい!と思い、映画を観てタイトルの意味を知ったときに痺れた。船の上で詩を朗読するシーンが素敵だ。人に影響されること、身を滅ぼすこと、芸術を産み出すことについて考えた

ダニエラ 17歳の本能(2012年製作の映画)

3.6

あるタイプの人々に刺さる作品、なのかもしれない。福音派の親によるあらゆることへの過剰な干渉、抑圧。そこから自由になりたくて欲望に身を委ねようとするが欲望そのものがわからなくなるような10代。
同じく宗
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娼年(2018年製作の映画)

3.6

人間ってほんとにペラペラでアホみたいでくだらないなぁと思わせてくれることで私の中で有名な監督です、今回も期待に違わず。好きでもないけど嫌いになれない不思議な距離感(笑)原作未読だけど、「愛の渦」で見た>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.5

Filmarksで評判の良くないレビューを読みながら、「あ、これ私が好きなやつじゃね??」と日増しに思いは募っていました。出会えてよかった!
内省映画最高。「ファイト・クラブ」が大好きでTシャツまで持
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惡の華(2019年製作の映画)

4.0

「変態」って言葉にどうしても目がいってしまうけど、春日・仲村・佐伯・常磐のそれぞれの傷(傷つけたこと と 傷つけられたこと)とそこからの再生を丁寧に描いていたと思う。高校生編まで描いた意味はそこに>>続きを読む

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

めちゃ笑えて、飽きさせない愉快な展開。最後のスピーチのとことかいかにもベタな感じだけど、許せちゃった。ジェシカがかわいい。ラブコメってこんなに面白いんだ〜と思った。


と思ったのだけど、あとからちょ
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.7

テオとダニエルのコンビが良かった!
14歳の彼らがお互いに心を通わせて世界を冒険していくさまに感慨。風俗店?に間違えて入っちゃった時あからさまに日本語が聞こえてきたのに笑った。ありがちな悩みもかけがえ
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.6

いいタイトルなのでもっと散歩してもよかったと思う。それこそ街の人にソクラテスのごとく話をふっかけまくって概念奪ってくシーン見たかったかも。割とぼーっとしながら見ちゃったけど発想が面白いよね。
ラストが
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

4.0

素晴らしかった!
最初はだら〜っとしながら見てたけど、これはちゃんと見ないといけないやつだと途中で気づき背筋を伸ばした。美しさを見せながら、その美しさを成り立たせているものを問う視線があった。正しさが
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パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

4.0

こういう映画がもっともっと脚光を浴びてほしいな!一見よくあるような話や設定だけど表現にセンスがあって忘れていたような感情を鮮明に思い出させてくれる。
非行の走り方や派手なパーティのシーンを見て、最初は
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.6

青春ものというか恋愛ものというか、そういう側面と死の恐怖が差し迫るホラーな側面が交互に来ていろんな意味でドキドキした!男女混合の何人かで観に行って気まずい気分になりたい。「それ」はあんまり遠くまでは追>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.8

あなたはこの作品に潜む「メッセージ」を読み解こうとせずにいられるんですか?

やられてしまった。主人公ほど壮大なスケールでは全然ないけど、大好きな曲の歌詞から自分に宛てられたものを見出そうとしていた学
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

3.6

真木よう子のぱっちり睫毛が綺麗。あの帽子は大事な頭を守ってるんだろうか?笑
いちこが恋する男性の魅力がわからなすぎてしんどかったけど、話自体はなかなか面白かった。自分を大切にして生きていくということは
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早春(1970年製作の映画)

3.6

タイトル、ジャケットがかっこいい。思わず手にとってしまう。美しいなぁ〜と思うところ、笑ってしまうようなところがたくさん。看板持って電車乗るシーンが最高だった!ウブな少年のまっすぐすぎる恋心?にはあんま>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.7

こんなに当時のいろんなものを引っ張り出して人の懐かしさに全面的に訴えかけてもいいものなのか!?とびっくりしながら見てた、プロモーションビデオみたい!当時はまだ子供だったので私の知らない眩しい世界が広が>>続きを読む