何者さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

少女邂逅(2017年製作の映画)

2.5

紬が蚕ならみゆりはなんだったんだろう。釜茹でにされる蚕と飛び立つ蝶なのかな。

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.9

大変なものを見てしまった。ケイト・ウィンスレットの目が、語るもの多すぎて。レイフ・ファインズの目は、やっぱり例のあの人の目だよなあ。冷たさがダントツなんだよな。

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.0

帰る場所があるだけで救われる。
彼のナルコレプシーは防御反応なんだろうか。

(2007年製作の映画)

3.4

ショートフィルムだから、説明はほとんどないけれど、若きグザヴィエ・ドランが性についての眼差しを開くところがいい。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

2、3年に1度こういう超スペクタクルが出てくるけれど、時代と技術の進歩は凄いなあ。ただ見ることしか出来なかった。長編大作のPart1だから、まだまだ観客を置いて走っても大丈夫。まだ見たい。
ただ、美し
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ステラ(1990年製作の映画)

4.3

娘と母親の話なんだけど、親友同士のように見える。心を支え合っていた人をその人の幸せを願って手放すことが出来るのは、相当な精神力。

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

3.7

Part1の方が好きだけど、こういうお金のかかった映画は見てて気持ちがいい。

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

3.8

大好き。日本の戦国時代の戦闘シーンとかもいいけど、やはり大陸ものはデカさが違う。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.8

芸術に体を預ける人は、いつでもそれに裏切られる覚悟が必要なんだ。とても苦しくて厳しい世界だけど、だからこそ素敵な世界。
鈴鹿央士さん!新人とは思えない役の引き込み具合!また1人素敵な俳優さんを見つけて
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キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.5

こういうエンターテインメントもあるんだ、と面白かったです。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

パブリックスリラーがすごく苦手な人って私だけじゃないと思うんだけど、そんな人も見てて楽しめると思う。言葉の力を感じる面白い作品でした。

女教師 シークレット・レッスン(2016年製作の映画)

2.8

こういうテイストは韓国が現段階でいちばん上手いんだよな。あやしい、苦しい、カタルシスがない。エンディングクレジットの歌が好き。

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.8

個人的にはリメイク1作目よりもこっちの方が好き。イケてなさすぎるスペンサーが、ブレイブストーンの時の感覚を思い出すためにまたゲーム始めちゃう気持ちがよくわかる。ジュマンジの基盤は、やらかしちゃう男の子>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.4

最後だけ好みではないけど、スリラーものとしてはよかった。疲れるタイプの作品。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.3

ジョン・ファブローはエンターテインメント映画がわかってるなあ。さすがだわ。アイアンマンも好きだもん。出てくるサンドイッチは全部美味しそうだし、子供との関係性も本当の親子みたいで、素敵な作品だ。もっと早>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

私は妹のために残せるものはあるだろうか。家族について語ってやることはできるだろうか。もっと妹の話を聞いてやりたくなったし、もっと話してあげれることがあるんじゃないかと反省した。誰のためでもない、私のた>>続きを読む

柔らかい肌(1963年製作の映画)

4.0

トリュフォーが好きな右往左往する馬鹿な男と激動的な女。「柔らかい肌」の意図するところがなんなのか、考えながら見るのは正しいのか、正しくないのか。彼の映画はどれもこちら側の価値観に自信がなくなる。

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

なるほど。自閉症は外から捉えるとこんなふうに映るのか。精神疾患、または脳機能の不全による特殊能力保持者を描いた作品はいくつもあるけれど、可哀想とか悲しそうとか寂しそうとかいう在り来りなものが多くて、辟>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.9

ただ好きなだけなのに。どうして人を殺してはならないのか、どうして人のものと自分のものに区別をつけるのか、愛する人のもとに行ってはいけないのか。誰かが教えてわかる人が大半の中で、それが教えられても分から>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.8

前作から完全に引き継ぐ形で始まった今作。私は今まで007に興味がなかったけれど、これほどもてはやされるには理由があった。圧倒的肉弾戦がとてもいい。蹴るし殴るし撃つし。飛行機アクションと政治から見合う、>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.6

どういう主人公で、どういうテイストなのかを観客が見る前から了承しているシリーズものとして始まってるから、この始まりと終わりでいいけれど、他の作品では絶対に許されない。あ、あと、ミッションインポッシブル>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.7

1度も出会ったことの無い人の人生に関わって、その人に人生を変えてもらえるというのは、残酷かもしれないけれど、とても幸せなことかもしれない。
私の物語ではなかったけれど、私に語ることの大切さを教えてくれ
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.5

料理映画が大好きで見てみた。期待通りの作品。出てくる料理は想像がつかない創作料理ばかりだが、それらの美しさの影に潜む時代の暗さとのギャップがとても良かった。
気になったのは、場面のロケーションの違いに
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

3.9

うわあ、これが経験したことの無い痛みというものか。私の知らない人生か。泣けちゃう。なんで知らない物語に勝手に感情移入して、勝手に痛くなっちゃうんだろう。そういう素敵な素材が詰まってる作品だった。
そし
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

設定と実年齢とゲームの中の年齢と彼らの顔と動きと、全てあべこべで頭痛くなる。カレン・ギランがアラサーでロック様がアラフィフ?もう意味わかんないよ。ジュマンジは1番最初のがリアウラさもあって好きなんだけ>>続きを読む

17歳(2013年製作の映画)

4.5

初体験を大事にしないとそれ以降の性生活が乱れるって言うのは、万国共通なんだ。未成年売春は、貧しい子がやってるってイメージは捨てた方がいいね。貧しいからやる、お金が欲しいからやる、稼ぎどころがないからや>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.5

まあ、古沢良太さんの脚本だからね。面白くないわけないんだよね。日本のハードボイルドものは、欧米みたいには行かないことをちゃんと理解してるのがいい。たまらない。素敵。そして、この探偵の住処がサッポロだと>>続きを読む

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.7

このシリーズが大泉洋さんじゃないとダメな理由が詰まってる。圧倒的に北海道顔すぎる。呑気な高田くんもよくて。なのにとっても切ないストーリーラインがしっかりしてるから、ただのおふざけ映画じゃないのがすごい>>続きを読む

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション(2015年製作の映画)

3.7

レジスタンス見て、「うわあ、もう見るのやめたい。辛い。カットニスも辛いし、見てる私も辛い」だったんだけど、見始めてから最後までずっと辛い。ただ、ラストシークエンスだけが救い。ここ見るまで我慢してよかっ>>続きを読む

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(2014年製作の映画)

3.0

もう本当に疲れる。嫌になっちゃう。見るのやめたくなっちゃう。なぜかって。誰一人幸せでないから。救いがない。カタルシスがない。おふざけシーンもほぼないからどこで力抜いていいか分からない。でも、次のやつ見>>続きを読む

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

3.2

まあ正直この作品はよく分からん。作品自体をどこに位置付けてるのかよく分からないまま見てた。しょうがない。これはファイナルのための作品だから、胸くそ悪いなと思っても諦めない心が大事。

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.6

シリーズ通して見終わったけど、これが1番ストレスなく見れると思う。バトルロイヤルものは、見てる最中に推しキャラできて、彼か彼女が死んだり生き返ったり、同盟組んだり裏切ったりするのがハラハラドキドキなん>>続きを読む