naosugaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.9

どういう展開をするのか予想できないまま、ストーリーにのせられる。重いテーマの割に軽さを感じる演出という感じはする。でも泣いちゃうけど。

ライフ(2017年製作の映画)

4.0

たそがれ清兵衛が宇宙に行ったと知って、観てみた。内容は新しいエイリアンなのだが、楽しく観られたよ。

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.7

素晴らしかった。山田洋次監督のいつものわかりやすい演出わかりやすい台詞わかりやすい展開はそのままに、家族を思う気持ち、恋心を持つ相手を思う気持ちを織り交ぜ、しかも完璧な構図、完璧な構築物、完璧な光の当>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

高尚な文化的作品かと思わせて、だんだん怪しい世界になっていく。この時期だから、どうしてもジャニーズ事務所の一件を考えずにはいられない。誰も言わないけど、どんな芸能事務所だって同じ構造だろ。ジャニーズだ>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.8

なぜそばかすというタイトルなのかはよくわからなかった。それはともかく人はいろいろだよということをごく普通の人々の日常から描こうとしている試みには共感する。三浦透子はアカデミー作品賞候補「ドライブ・マイ>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.5

途中、作り話感が鼻につくところはあったが、全体としてすげえ面白かった。映画を観たってかんじ。

の・ようなもの(1981年製作の映画)

2.0

昔の東京が見られて面白かった。秋吉久美子がかわいかった。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

タクシー運転手というのんきなタイトルだが、本当のタイトルは光州事件だ。映画は、民主主義制度や国民主権は黙っていても与えられるというものではないこと、ろくでもない為政者を選ぶととんでもないことになること>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

4.5

面白いなあ。お話の純度が高くて映画っていうのはこうでなくてはと思う。2時間があっという間だった。こんな映画を25年間知らなかったとは。フィンチャー好き。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.9

高校生の二日間の出来事というテーマでよくこれだけ作ったなと新鮮な驚きがある。美少女たちを眺めているのも楽しい。おれ自身は高校は男子校だったのでこんな楽しいことはなかったと気がついた。卒業式の日のことを>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.1

今回がたぶん3度目。おれがエピソード4の初公開でわくわくしながら新宿の映画館に行ってから46年。先日、娘が初めてスターウォーズ(エピソード1)を観て面白かったといっていたので、娘もいよいよSWを観るよ>>続きを読む

青春残酷物語(1960年製作の映画)

1.0

ぐだぐだした話を延々みせられる。もう大島渚作品を観ることはないだろう。

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.5

何度目かでまた観る。犯罪ドラマとして文句なしの面白さ。全編を貫く緊張感。おれが生まれる前の日本の様子。三船敏郎や仲代達矢を始めとする素晴らしい人々の熱演。一箇所だけのカラー演出。トヨペット・クラウン。>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.1

アクション映画とか犯罪映画のふりをしているが、本質はファンタジー映画。あるいは映画のかたちを借りた舞台劇。台本に沿って着々と起きることが起きる、という印象。

愚行録(2017年製作の映画)

2.9

ぐだぐだした話を延々みせられる。そうか、それがこのタイトルの意味なんだな。まともな人物は弁護士先生だけ。カメラワークは上手と思った。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.6

ザリガニがうじゃうじゃする映画かと思ったが、そうではなかった。主人公の生い立ちと恋愛と変死事件の顛末と法廷劇が相俟って構成される、いろいろなどきどきがとまらない、よくできた作品。湿地の暮らしが素晴らし>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.9

それぞれ魅力的な3人の女優さんに会える。うち二人は裸体まで見られる。3人目も見たかった。そういう邪な気持ちはおいておいて。冒頭、30代の男が女子高校生から求婚されるという不思議な出来事から始まり、その>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.4

名作というので観てみたが。「大脱走」を彷彿とさせ、それよりは面白かった。こんな若いジャック・ニコルソンを初めてみた。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

サザエさんテイストで楽しめるミー坊の話。難しいことを考えずにストーリーに身を委ねる。のんもいいが井川遥がよかった。

RRR(2022年製作の映画)

4.6

すげえ面白かった。映画というのは、ストーリーテリングというのは、こうでなくてはね。お話は映画で観る漫画活劇なんだが、インド映画といったら踊るマハラジャしか知らなかった私はその展開の妙にびっくりでしたよ>>続きを読む

夜を走る(2021年製作の映画)

3.2

退屈な序盤から始まって不思議な展開になる中盤はよかったのだが、終わりがちょっと。事件の真相も藪の中だし、結末もない。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

スピルバーグの自慢自伝映画かと思っていたが、そうではなかった。熱い家族の物語。そして、極めつけの場面で、デビッド・リンチがでてきてびっくり。おれが最も印象に残った台詞を書くよ。「世の中はままならない。>>続きを読む

よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.7

おれのような人の心の機微がわかりにくい人間にとってはちょっと微妙な映画。松井玲奈ってこういう人だったの!というのが一番の驚きだった。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.5

おれがみた今でも覚えている怖い夢があって、自分が脚立に登っているんだが、その高さが横にある高層ビルとほぼ同じで自分はそのてっぺんにいる。でも脚立の幅は普通の脚立の幅しかないので、きちんと立っていられる>>続きを読む

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

4.5

ろくでもない為政者のためにこの国が衰退途上国になったことを喝破した傑作。ただかわいそうなホームレスの話にせずに、かっこいい店長の話を並走させ見ごたえのある話にしている。この国のだれもにとって、今そこに>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.2

なんの予備知識もなく観たが、よかった。自分の子供は替わりのない自分だけの子供なんだよな。いつまでも。なにがあろうとも。それとともに音楽が人に与える力ということを考えさせられる。しかし、いつまで経っても>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

一作目が面白かったので、観てみた。当然一作目とまるで同じではつまらないので、どう変化をつけてくるのかということなのだが、どうやらバイオレンス度を上げるということだったようだ。前作も今作も高校生の娘とい>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

3.4

おれは通り魔に妻を殺されたことはないが、生きるのがつらい感はみんなが多かれ少なかれ持っていると思うんだ。だからこの映画を観ても特に登場人物たちが大変だなとは思わなかった。むしろ、おれは弁護士のお世話に>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.3

レバノンの下流の少年の話。でも人間の尊厳に上流も下流もないわな。なんだか是枝作品を観ているような気がしてきた。

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.1

ええ話やなあ。終盤あのドライバーが偶然現れるというのがご都合すぎるとかあるけど、幽霊含めて素敵なファンタジーになっている。絵のキュートさ、声のキュートさもあいまって、とてもいいものを観させていただきま>>続きを読む

幻の光(1995年製作の映画)

3.0

是枝監督のデビュー作というので観てみた。以前、おれの娘がKPOP好きでIUちゃんが大好きなので、ベイビーブローカーを楽しみに観にいったのだが、その感想が「是枝ちゃんてこんな暗い話つくってメンタル大丈夫>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

すげえ面白かった。Searchはネット検索の意味でもあり、失踪した娘を探す意味でもある。娘失踪以降、ずっと宙吊り状態が終盤まで続くのが見事。そして意外な真事実。高校生の娘を持つおれとしてもなんだか感じ>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

3.3

横道世之介の人生よりおれの人生のほうが面白い。

大脱走(1963年製作の映画)

3.2

小学生の時に音楽の時間、大脱走のテーマを合奏してたんだよね。おれの担当楽器は何だったかな。リコーダーだったか。忘れた。とにかくそれでテーマ曲は忘れられないんだが。映画はもう男しか登場しなくて潔い。でも>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

4.2

ええ話やなあ。中山美穂が神戸の女と小樽の女を上手に演じ分けていて素晴らしい。彼女の声がこんなに可愛いというのも発見。そしてこんないい映画を25年以上見過ごしていたということも大発見だった。神戸の女の知>>続きを読む