このレビューはネタバレを含みます
お互いに相手のことを思っているからこそ自分から先に結婚することができない。2人の願いは同じでも立場がちがう。
親と子、ちがう立場(地点)から同じ方向を向く場合、それは平行線をたどることになってしまって>>続きを読む
毛沢東時代の反右派闘争
『死霊魂』も関西で上映されたら観に行きたいけど8時間超えかぁ、、
日本による植民地支配下の朝鮮でおきた弾圧事件(朝鮮語学会事件)を題材にしたドラマ映画。
監督が『タクシー運転手』の脚本の人だからエンタメ性強めで、雰囲気や筋書きも『タクシー運転手』とけっこう共通してい>>続きを読む
ハリウッド映画やアメリカのテレビにおいて、トランスジェンダーがどのように表象されてきたかを明らかにするドキュメンタリー。分析するのは1900年代の初期映画から2018年のドラマまでとかなり広範囲で、扱>>続きを読む
カットするのがはやすぎて最初ついていけなかったけど、日本語吹替×日本語字幕にしたらいい感じ
安い早いうまい的な欲ばり邦題が気に入った
めちゃくちゃコックリさんっぽいけどOuijaボード自体は昔からあるゲームらしい。言うほどOuija活用してないなと思ってたら最後に念力バトルねじ込んできた。最>>続きを読む
真っ赤なプリムス車が人に襲いかかるホラー映画。原作がスティーブン・キング、監督がジョン・カーペンターという豪華な組み合わせ。
いわゆるオブセッションの映画としての要素が濃く、特定のモノや事柄(本作の場>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録⑪
春夏秋冬のやつみんなでマネしたら楽しそう
ヴィム・ヴェンダース記録⑩
ファッション・デザイナーの山本耀司の仕事に密着したドキュメンタリー
ここまで来ると門外漢どころかほぼ何も知らない世界なのだが、けっこうおもしろかった。音楽かっこよ。
ヴェ>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録⑨
SF映画を撮っている最中にトラブルに見舞われ、撮影中断になってしまった映画監督の苦労をつづった話。
映画監督の男が主人公ということで、当時のヴェンダース自身の思いを代弁さ>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録⑧
サム・シェパードの脚本をもとにしたロード・ムービー。過去の出来事から心に大きな傷を負い、1人で放浪の旅に出ていた男トラヴィス。彼はテキサスの砂漠をさまよっていた所を弟に発見>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録⑦
代表作のひとつ。
人間の女性に恋をした天使の話なんだけど、ラブストーリーというよりは人間讃歌だったな。
撮影はさすがアンリ・アルカンと言いたくなるすばらしさで、ため息が漏>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録⑥
尊敬する小津安二郎が映し出した東京の画(イメージ)を追い求めて東京にやってきたヴェンダース。小津の没後20年が経った現実の東京は、小津映画のやさしく秩序ある世界とはおおきく>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録⑤
1982年のカンヌ映画祭の折、ヴェンダースが著名な映画監督15人にインタビューを行った短編ドキュメンタリー。テーマは「映画の未来」について。
演出の一環としてテレビの置い>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録④
ヴェンダースとニコラス・レイが共同で主演・監督をつとめた。
『理由なき反抗』などで知られる映画監督、ニコラス(ニック)・レイ。本作は、末期ガンで衰弱したレイのもとにヴェンダ>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録③
白血病をわずらう善良な男が、ある日手術費とひきかえに怪しい殺人の依頼を受け、事件にまきこまれていくクライム・サスペンス。
これ原作があるのだが、『太陽がいっぱい』とか『リプ>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース記録②
ロード・ムービー3部作の最後にあたる
男2人のトレーラー旅。
撮影クルーは実際にドイツ各地を移動しながら、それぞれのロケ地で即興的に脚本を書いて撮影していったという。>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース 記録①
初期の監督作品
原作はナサニエル・ホーソンの有名な小説で、アメリカ大陸に入植してきた清教徒のコミュニティで除け者にされる女性を主人公にした話。
主人公は自身の罪を示す赤>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
売れっ子推理作家の中年女性を主人公にしたミステリー。主人公サラはプール付きの別荘で自然に癒やされながら、静かに執筆活動に勤しんでいる。ところがそこに、家主の娘を名乗るいかにもチャラチャラした女ジュリー>>続きを読む
トーキング・ヘッズのライブ映画
バンドにとって実質的にラスト・ツアーとなってしまったライブの模様を収めている。
後に『羊たちの沈黙』を撮るジョナサン・デミが監督、『ブレードランナー』のジョーダン・クロ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ヒッチコック映画のスタイルとは?
今でこそヒッチコックというと「めっちゃすごい人」というイメージが定着しているが、もともとは娯楽映画の監督として「おもしろいけどそれだけの人」という評価だったらしい。(>>続きを読む
ダルデンヌ兄弟の監督作品でこれをいちばん始めに観た、なんかこの兄弟の映画はスコアを差別化するのが憚られる気がするので、とりあえず現時点では4.0でほぼ統一
象徴的な表現が印象にのこったロゼッタだけ4.>>続きを読む
展開はけっこう映画的だったが、サンドラの人物像がとてもリアルで、目が離せなかった。
サンドラの場合夫やジュリエットのような味方がいてくれるのがまだ救い。
元ネタに寄せる気が1ミリも感じられないアルバート・ウェスカーのモノマネですこし笑ってしまった
ベートーヴェンの「皇帝」第2楽章
30分ぐらい経過したところでそれまでの描写がすべてつながってズシーンと来る
このレビューはネタバレを含みます
キャンプ場のトレーラーハウスでアルコール依存症の母と2人、仮住まいを続ける少女ロゼッタ。貧困の中、なんとか仕事にありつくために必死な日々。
ほかのダルデンヌ兄弟の作品にも言えることだが、全編に渡って>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ダルデンヌ兄弟の描く物語はいわゆる「感動ドラマ」系ではなく、現実の問題と結びついた緊張感がある。話としてはロッセリーニの『ドイツ零年』なんかわりと似ているのではないかと思う。
全体的には、けっして表情>>続きを読む