夏野菜さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

夏野菜

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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.3

科学では説明できない愛の力。
恋するドクの可愛さと、男前さ加減が魅力以外の何者でもない。
サポート役でも十分魅力だったのに、このギャップはズルい。

パート1、パート2とは違った方向へ広がる物語の振り
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アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

3.0

仕事の付き合いで参加した結婚式。花嫁の母親はかつての恋人で、しかも花嫁は自分と元カノの間に出来た子供だったと知る。

神がかった偶然の積み重ねではあるけれど、基本的にストーリーは良い話だし、個人的にも
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守護神(2006年製作の映画)

3.8

みんなが逃げ出すときに、俺たちは出動する。
荒れた海の作り込みの臨場感がスゴすぎて、救出できることが奇跡であることが誰にでも分かるオープニングとクライマックス。

教官と生徒、どちらのドラマも丁寧に描
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.6

過去の事件で疎遠になってしまった幼なじみ3人が、またしても悲痛な事件によって繋がってしまう。

3人全員が主人公枠で成り立っている、バランスのとれた脚本と、それを最大限活かす名優たち。
ポテンシャルが
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メジャーリーグ2(1994年製作の映画)

3.4

シリーズ連覇をかけた、インディアンズ2年目の挑戦。

序論は正直微妙で、良くないグダグダ加減だったけれど、前オーナーの再登場からノリも戦績も上がってきて楽しめた。
あんな嫌な性格だけど、前オーナーがア
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.5

神経質なナタリーポートマンと、天真爛漫なミラクニスの対照的なキャスティングが見事にハマっている。

とくにナタリーポートマンに関しては、色気が出しずらいという、子役から活躍していた女優ならではの弊害に
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ライフ(2017年製作の映画)

3.6

本当に宇宙空間で撮影したのではないかと思えるほどの無重力が凄い。

やることすべてが裏目に出る裏目映画。
その徹底ぶりには、よほど製作者が人類嫌いとしか思えない。

カルビンがどんどん醜悪なビジュアル
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.5

人気シリーズのリブートとして、現代の技術で見事に表現しながらも、オリジナル要素が各所に散りばめられた小ネタの数々にもリスペクトを感じ、新規視聴者も往年ファンも満足できる作品。
今も昔も愛されるシリーズ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.6

見た目がご老人なだけに、周囲の人々がベンジャミンを1人の人間として接してるのが素敵だった。
その周囲の人々からの話や教えをまっすぐ聞き、素直に育っていく様子は、デヴィッドフィンチャー版フォレストガンプ
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.7

マドンソクの強烈な張り手が超絶気持ち良い。

会話が成り立たない相手。
警察に相談できない絶望感。
中国系ヤクザの容赦の無さがカンストしていて、暴力が全てのルールを支配する怖さがよく伝わってくる。
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クーデター(2015年製作の映画)

3.8

コメディじゃない、シリアスなオーウェンウィルソンが好き。追い詰められてから覚悟を決める表情が素敵なんよ。

助走は短く、唐突に本編が始まる展開に、臨場感がヒシヒシと伝わってくる。
ピアースブロスナンが
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パディントン(2014年製作の映画)

3.6

しゃべるクマがいる世界線が微笑ましい。
雨も降ってないのに律儀に雨の話題を振るパディントンが微笑ましい。
寡黙な近衛兵でさえ手を差し伸べたくなるパディントンが微笑ましい。

後半の展開はテッドに似てい
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.5

ある意味デンゼルワシントンの集大成。
正義感溢れる役が多い彼が演じるからこそ、アロンゾの影の大きさと深さが際立つ。

狼を殺せるのは、狼しかいない。
ベテラン刑事が導き出した悟りの境地は、アンダーグラ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

小説やマンガの映像化がはびこる邦画のなかで、これだけしっかりとしたオリジナル原作が作られていることが嬉しい。

どこかで見知った設定ではあるけれど、だからこそあんなオチかも、こんなオチかもと予想しなが
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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008年製作の映画)

3.3

舞台を中国に移し、今までと違った世界観に少し戸惑う。
マミーを見る気持ちは出来ているのに、イエティは受け入れられないのが人間の不思議な感性。

ジェットリーとミシェルヨーのワイヤーアクション対決がハイ
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.6

失敗だらけの人生の方が面白い。
失敗してもいいんだよ、と言ってくれる人が、そばにいることが、とても、嬉しい。

全くしゃべらないポールダノをどう回収していくのか心配だったけど、予想外の展開には同情しか
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.5

オープニングアクションは過去シリーズの中でもピカイチ。
地雷原のこんな使い方はワイスピでしかありえない。

今回ばかりはキャストのスケールダウンは否めない。
ロック様とステイサムの穴をジョンシナ1人で
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.2

高校生の時分に鑑賞して、まったく理解できなかった作品に再挑戦。

クリストファーノーラン監督作品らしく時間軸が前後しながら進むのだけれど、とにかく変化のタイミングが分かりずらい。
今回はかろうじて話の
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僕の彼女を紹介します(2004年製作の映画)

3.5

たぶん人生で初めて観た韓国映画。

チョンジヒョンのイメージビデオとしては最高。
最高なんだけど、色々と展開を詰め込みすぎていて映画としてはなかなかのカオス状態。

それでもやっぱりチョンジヒョンの警
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

3.5

王道の青春映画ではあるものの、どこかズレた展開もいくつかあって、なんかうまくいかない所も含めて青春だなぁって思える作品。

子供が大人になっていく過程で、親以外の大人の影響って大きいなって改めて感じた
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

パーフェクトワールドやミリオンダラーベイビーと同じく、家族の縁よりも深い絆を魅せてくれるお話ではあるが、これまでは主役を他人に譲り、それを見守る立場が多かったのが、今回はしっかり主役枠で演技でもみせて>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

3.8

2人に熱狂する世界と、2人にしか理解できない世界。
2人の天才が同じ時代を生きたことが奇跡。

どちらかというとクールに情熱を訴えてくるスタイルのロンハワードをもってしても避けられなかった熱い展開。F
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トレイター 大国の敵(2008年製作の映画)

3.6

テロリストだって人の子。それは当たり前のことだけど、それを認めてしまうことはテロリズムを認めてしまうことにもなり兼ねない。

表現の加減が難しい、テロリストの人間性をドンチードルが好演。
直接のからみ
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.4

ゴーストバスターズを呼べ。
相変わらずのメンツと相変わらずのノリが微笑ましい。

やっぱりお調子者のビルマーレイは見てるだけで元気でてくる。
最初から最後までヘラヘラしてる間に、優秀な仲間たちが元凶を
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

浜辺美波が出演してる作品を初めて観たけれど、なるほどこれは人気でるわ。CMや番宣バラエティでみせる表情とは全く違う笑顔が素敵。

小説で読んだ時は衝撃的だった急展開が、映像だと伏線があからさますぎて辛
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.5

最初はキツすぎると思っていた性格も、だんだんと愛おしくなってしまうのが不思議。
峠越しに本音言うのずるいわぁ。

自分の一生涯を尽くせる女性に出会えるのは素敵なことだけれど、自分の一生涯を尽くせるかは
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.5

天の声に導かれ、自分の直感を信じて生きるケビンコスナー。いつもは不良気質な役のイメージだけど真っ直ぐなキャラも素敵。
旦那の決断を後押ししてくれる奥さんも最高。

野球愛にあふれながらも、家族や、人生
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メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.5

小学校以来の鑑賞ということで、内容は微塵も覚えてなかったけれど、チャーリーシーンの入場とガッツポーズ。これだけは一瞬で記憶が蘇る。
万年最下位チームのサクセスストーリーとして、脚本自体は穴だらけだけど
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.6

分霊箱の回収と破壊。
死の秘宝集め。
ハリーとヴォルデモート卿の因縁の真実。

残された課題が山積したまま最終章に突入したので、もっと駆け足で物語がたたまれていくのかと思ったけれど、分かりやすく、見や
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

唯一無二の反戦映画。
戦場で人格が壊れる、戦場から帰ってもPTSDで悩まされるケースの作品はたくさんあるけれど、そもそも出兵するために人格が壊されるという切り口は後にも先にもフルメタル・ジャケットだけ
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.7

混ぜるな危険の精神弱者の2人が少しづつ価値観を共有していく展開が微笑ましい。

精神的に脆くなっている人間が、他人を支えることは出来ないと自論では思っているけれど、この2人だからこそお互いに励みあい、
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大脱出3(2019年製作の映画)

2.0

前作は、2作目としてしっかりシリーズを受け継いだ作品として成り立っていたし、スタローンの出番が少ないことに目をつぶれば、アクション映画として一定のクオリティがあった。

だけどさすがに今回はムリ。せめ
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.3

ハリーチームとヴォルデモート卿軍団。最終章まできて未だに埋まらない実力差がありすぎて、インフィニティウォーよりも絶望的すぎる。

ドビーが久々の登場。初登場の時の頭が弱い感じも無くなって、普通に魔法も
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

打たれ強さはジョンウィックレベル。

最初はやられ返されるシーン多かったけど、昔の勘を取り戻してどんどんキレッキレになるの好き。

自分はどんなに卑下に見られても平気なのに、家族のことになると秒でブチ
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.5

ユヘジンがテンポを創り、ヒョンビンのアクションで魅せる。

北と韓国が絡む話って大体おもくなりがちだけれど、アクションコメディとして軽く楽しめるのが良い。
こんな映画を両国一緒に楽しめる世界になればい
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

頑固な性格を変えられるのは、環境の変化しかない。
その変化のきっかけがカルテルの運び屋というのは過激すぎるけれど、人生が終わる前に大切なものに気付き、大事な人と支え合いながら生きられることは素敵なこと
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