こなごなさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

こなごな

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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

トレイラーが気になり鑑賞、終わってみたら意外と観やすかった、羊というわかりやすい存在を軸に進むので集中しやすく、最後のぶっ飛びにもああそうきたかとなった、むしろ混乱したのは旦那とその兄の見分けがつきに>>続きを読む

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.9

個人的に苦手な監督だが評判につられ鑑賞、確かにこれはなかなか引っ張られる一本、他の作品でも感じたスピリチュアルな何かが根底にあった気がした、三人三様自分勝手な恋愛脳なので自分は傍観者に徹する見方になっ>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

2.1

90s±5年程度のハリウッド大作のガバガバさが苦手でこれもAM10で初見鑑賞、流れが全体的にもっさりしていて2時間超えが長く感じた、話も一見感動的な兄弟ロードムービーっぽいが、カジノでのリカバリーがな>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

自分には思わぬ掘り出し物、序盤に邦題の意味が見えず、でも主人公の「見ていたが関心がなかった」的なセリフが引っかかったまま観ていたら、終盤に「邦題」が出たときにそれまでのすべてがはまり涙が止まらなくなっ>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.2

これ本当に実話ベース?と驚くようなぶっ飛びぶりで、冷戦時代の中米のある意味勢い?と恐ろしさが、戸惑うぐらいカラッとかつ怒涛の展開で休む暇なく展開されるので、起承転結というよりはエピソード雪だるま式みた>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

原作未読、前から観たかったのをやっと配信で鑑賞、予想してた筋取りとはやや違ったが、クイズ番組の進行に合わせたスラムでの半生の見せ方がとてもうまかった、ただ最終的にラブストーリーに落ちてしまうので、恋愛>>続きを読む

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.5

わりとカラッとしたフレンチコメディで、かなり強引な運びや振り切れ演出もあったが、個々のキャラもストーリーに応じて立っており楽しめた、レストランものとしても見た目に美味しそうなものが満載で、映画館で観て>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.5

フレンチのシェフがあの流れだけでいきなりキューバ?えっ二番手それでいいの?あたりの描写に唐突感はあったが、SNS時代に何も知らないままオッサンが突撃して爆死する様子と、その後の巻き返しの流れが見事だっ>>続きを読む

2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

5.0

WKW4K5本で唯一未見をBESTIA鑑賞、封切り時に観てたら立ち直れない内容、1本だけだと意味不明っぽいが、製作順に続けて観た結果押し寄せてくる何かに圧倒された、観たあと「2046」から抜け出すのに>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.9

封切り時に観ていたが、当時よりも評価を上げたくなったのは歳をとったせいか、最低限かつギリギリのラインと表現でダブル不倫を純愛路線で攻めきっているのが本当にすごいし、何より衣装と美術が素晴らしい、欲望の>>続きを読む

グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

2.9

舞台挨拶付鑑賞、豪華俳優陣がごちゃっと魅せてくれたけど、作品としての流れが良いとは思わなかったし長くも感じた、それが監督の意図なら成功かもしれないけど、終わったあと自分はこれだという感想が出てこない、>>続きを読む

AKAI(2022年製作の映画)

3.0

そういや人となり知らないなと思い鑑賞してみた、ボクシング時代のレジェンド半生話で映像として魅力はあった、ただ、表面的にしか見せない実は警戒心の強い?というか、強がりが前に出ていたようなもやもや感が残っ>>続きを読む

反逆のパンク・ロック(1983年製作の映画)

3.3

トレイラーが気になり鑑賞、これ感想が難しい、まず、出てくる若者がみなどうにも救いようがない、でも、彼らをそこまで追い込んでおきながら、やったことを棚に上げ隠して涼しい顔して偽善ぶってたり、ただの思い込>>続きを読む

アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

2.2

12Mで初見、映像の美しいBLで、性別関係なく恋愛物全般に共感度が超超薄く、規律最優先の学校や軍隊にもいいイメージがない自分は、観ていて寄り添える箇所が見つからなかった個人の問題です大変申し訳ございま>>続きを読む

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.5

終わってみたら意外と味わい深かったし、直球で哲学的?だった気がする、主人公夫婦嫁メインだが、サイドで走る主人公夫の会社の社長と男女対になった欲望論になってたと思うし、因果応報的な王道さがある、若さって>>続きを読む

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.6

実は料理物が好きなのだが、思ったより王道話で、序盤で男ってのは年齢関係なく(略)なんやなーと呆れるが、その後どんどん熟年恋愛物になっていって若干戸惑った、とはいえタイトルロール?の料理は美味しそうだし>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

原作未読舞台挨拶付き鑑賞、笑いも満載で幅広い層が楽しめる、「好きに勝るものなしでギョざいます」を徹底してる点も安心感高い、ただ「多幸感」がキーワードのプロモーションだが劇中の人間関係が実はかなりハード>>続きを読む

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

4.6

これも封切り時鑑賞済でほぼ覚えていて、あまりの肉食系自傷気味共依存恋愛体質な二人は、今のほうがなおさらわからなさが増してるように感じたが、ラストの自分探し的な畳み掛け方は今回のほうが響いたし、エンディ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.1

原作未読字幕LS鑑賞、二昔前の海外制作の日本が舞台のゲーム的な世界観の中で、わりとグロいデスゲームがさらっと繰り広げられる、想像以上に細けえこたあいいんだよ考えるな系で最後まで突っ走りスカッと何も残ら>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

グレタ・ガーウィグ作品はどうにも青春を強調しすぎて苦手だがこれはよかった、悪いことばかりというわりには周囲はフラットで、主人公は見栄張りで思う方向じゃないだろうが、最後は手を差し伸べてくれてる諸々に気>>続きを読む

ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

4.3

レストランの裏側の混沌さがほどよいスピード感で詰め込まれており、最後まで緊張感をもって飽きずに観られた、ストーリーはベースとなる親子3代の流れで一本筋が通っており納得感も高い、ただレストランものという>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.1

過去作の作り方が苦手で迷ったが、トレイラーで興味を持ち今作は鑑賞、いろいろ言いたいことベースで仕掛けをしてそうなのは察せるのだけど、わりと強引なラスボス設定と本筋とは絡まない行間の入れ方は過去作で感じ>>続きを読む

シーフォーミー(2021年製作の映画)

3.3

最近ありがちな今の時点ならではのシチュエーションものではあるが、良くも悪くもやけっぱちな主人公のえっという起伏が複数回あり、結果として意外と飽きずに観られた、人生やけをおこしてはいけないという学びも直>>続きを読む

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

2.6

AM10初見鑑賞、ああアカデミー賞が好きなやつって感じだった、主人公の先入観への頑固さの変化が最小限の気づきで推移したのは等身大でよかった、ただ二人の友情?は正直片方の都合のいい見方での「一方通行」に>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.7

これも封切り時に観てその後も箱で何度か鑑賞歴あり、恋する〜の設定の一部スピンアウト仕立てで、個人的にはあの作品のメッセージのダークサイド版だと思っている、ちょっとしたすれ違いの出会いと別れをふんわり混>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

2.0

1乗り切れず2で持ち直しAM10初見で完結編、話や人物以前に、細かいものがぎっしりせわしなく動く尺が多すぎて退屈してしまった、全作通じてのテーマ?「愛」も最後まで上滑りっぽく感じた、3部作ではなく前後>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

2.8

3人の大人に古典から現代の問題をかなり赤裸々な感じを含め詰め込んで、タイトルロールの子供を軸にファンタジックに昇華させていく、脚本が狙った「ライン」がはっきりわかる系だった、イイハナシダナーとは思うも>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

5.0

封切り時シネマライズ+その後数回スクリーン鑑賞も、箱でかかればつい観てしまう一本、正直うまく感想を言語化できないんだけど、毎回ハラハライライラしながら最後なぜか泣いてる映画は他にはないし、観た回数だけ>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

2.9

タイものホラーと聞いていたが韓国が製作に入っているらしく、モキュメンタリー仕立ての工夫は冒頭しばらくは良かったが、観ているうちに別の既視感が勝った、土着信仰から始まるも先祖のカルマや動物霊まで出てくる>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.2

乗り切れなかった1をおさらいせずAM10初見、2でようやく世界観や個々のパーツの意味が自分なりに見えてきた、選択に関する哲学的な会話や世界はしょせん何かの掌の上感が妙に良かったし、なるほどこれが21世>>続きを読む

灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

5.0

原作知らず初見鑑賞、この監督のSFはほぼ苦手だがこれはすごい、ラストが察せてからは、映像を見ながら頭の中では話が活字で流れる感覚で原作に揺さぶられた感があり、その世界が忠実に映像化されてると思えたから>>続きを読む

野球部に花束を(2022年製作の映画)

3.9

野球好きな自分には普通にゲラゲラ笑える、誰もが主役の1年間を追ったオチのない良作、令和時代に全部がセーフにはならないだろうけど、高嶋先生はかなりぎりぎりのラインを攻めて保っているなど、実は脚本演出もす>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

12Mで初見鑑賞、ジョニデもレオ様も若いし何よりレオ様演技すごいわ、いろいろ悪い条件で共依存になってる家族の話で、自分の状況もいろいろ重なり涙が止まらない箇所もあった、ただこの家族はお互いを尊重できる>>続きを読む

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.1

前半はややだるいが後半いろいろ持ち直してくる、とにかく根拠を説明できない先入観の押しつけと神の領域を用いたレッテル貼りはきついなと思った、とはいえ、恋愛青春系全般に共感性が薄い自分は寄り添えるポイント>>続きを読む

ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言(2020年製作の映画)

3.0

生存者の年齢的に最後の証言になる可能性は否定できず価値の高い記録だが、評価はニュートラルにしたい、時系列で追えるよう証言を組み合わせてあり見やすいが淡々で、後半の元親衛隊と大学生の会話からが本番、そこ>>続きを読む

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.4

戯曲読了芝居鑑賞済実際の件は知らず鑑賞、正直ラストは観る前に予想がつきそのとおりで、勝手に最初からつらいまま観てて終わった、囚人当人たちのつらさもあるが、途中の判事のセリフはそのとおりで、自分はラスト>>続きを読む