小津映画鑑賞7本目。
まだこんなに良い作品があったなんて……。
黒澤明『用心棒』のカメラが良くて気に入ったので、宮川一夫撮影監督繋がりで『浮草』を観た。
カメラに関してはだいぶ小津式に制御されている感>>続きを読む
黒澤映画を観たのはこれで7本目。
まだまだ観ていないものがあるので暫定だけれど画作りはこれが一番かっこいいと思った。わかり易さとかっこよさが同居していて無駄がない。特に引きのショットで。
p.s.>>続きを読む
濱口メソッドで俳優が台詞をただの言葉から自分の言葉へと物にしていく過程が撮られた作品、かなと思って観てみたところ、
(基本的に撮影順通りに編集されているとのこと)段々と演技が小慣れていくとかそういうも>>続きを読む
207分あるので今までなかなか観る踏ん切りが着かなかったけれどようやく観れた。
前半の仲間集めパートはジャンプ漫画のようでワクワクする。
中盤の守り固めパートは勘兵衛の上司力を初めとして各人のパーソ>>続きを読む
ヒロインの第四の壁取っ払いカットと透明な楽団の演奏。映画であることを曝け出しながらも映画の魔法で夢を見せてくれる良い映画でした。
前半の街中シーンにヌーヴェルバーグっぽいのびのびした雰囲気があったの>>続きを読む
アニエス・ヴァルダの『冬の旅』に近いものを感じた。
社会から徐々に梯子を外されていく感じ。
主演女優の顔の演技がひたすら良かった。
うんうん、これもまたハッピーアワーだね……
映画をどこで終わらせるか。
旦那が飛行機で発ったところで切っても成立したと思うけれど、そうしなかった所に小津の優しさが出ていますね。
珍しく寄り引きのカ>>続きを読む
カラー版晩春。
麦秋のガールズトークに見られた台詞のテンポ感が作中満遍なく頻出していたり、晩春や東京物語からの小津定番の構図もよく出ていたりと、スタイルが研ぎ澄まされている印象があった。
とりわけ構図>>続きを読む
1人の女性が2人の男性の間で揺れるメロドラマは数あれど、本当にギリギリまで2択で迷ってる感じがよく出ていて結構リアルもこんな感じだろうなと思えて凄い