若い頃の全能感が失われていくほどにギラギラと輝き出す画面と台湾の夜の景色、2時間の中で交差していく人生、前半の台詞が後半の自分を嘲笑うプロット、どれもがあまりにも「映画的」としか言いようが無い。世の中>>続きを読む
序盤の不思議な雰囲気の理由が明かされ、少し魔法がかかったように切なくも笑顔で過ごす3人の姿が中心にいる中盤まではすごく好きだった。真夜中の都会を部屋着で走り回るシーンは愛おしく、ムーンライダーズの佇ま>>続きを読む
面白かった!祝日の昼間に見て良かった。ベイビーわるきゅーれの「演じてる」感じが平祐奈さんと久保史緒里さんに引き継がれている。スマホを用いてコロコロ変わるカットと、表情がコロコロ変わる久保史緒里さんの連>>続きを読む
めちゃくちゃ映画だ…!画面の美しさと、アメリカンドリームの甘美さや残酷さと、寄る辺が無くなっていく人たちの目から光が消えていく様に溺れていたら215分経っていた。残ったのはガランとした虚しさ、しかし確>>続きを読む
事前にほとんど何も知らずに見た。セックスワーカーのアイデンティティ消失に関する映画だと思っていたけど、まさかのドタバタコメディムービーだ。
そういえば「フロリダ・プロジェクト」も「レッド・ロケット」も>>続きを読む
最初のバスを遠くから撮るカット、最後のアパートのカット、どこか「CURE」を思い出する切り取り方だった。
改めてボブディランの曲を、それも一切遠慮のない名曲ばかりを映画館で聴ける。なんて贅沢なんだろうと思いつつ見ていたけれど、ティモシーシャラメが全部歌っているという。歌だけじゃない。ティモシーシャラメを通>>続きを読む
このやるせなさというか、後にも戻れないし時代は過ぎていくし…という無常感が21世紀のヤクザ映画の真髄なのだなと思う。こういう北村有起哉が1番かっけー
撮れる/撮れないのせめぎ合いと、撮れたから分かる/分からないのせめぎ合いと、それを全て映す映画の面白さと…。
「劇的なことが起きらない限り暗闇から出られない」みたいな、少し立ち止まってしまうような台詞が多かった。悲しいこと、嬉しいこと、どちらもうまく顔に出そうとしないユアンマクレガーが壁に向かって涙してしまう>>続きを読む
映画館で見れなかったのは心残りだけど、2年前のサマソニを思い出して胸がキュッとした。
意外と面白い!ブルースの性格がハルクがなぜハルクたるか、を表しているのがいい。初期のMCUのこの匂いが好きすぎる。