ネギトロのはぴ太郎さんの映画レビュー・感想・評価

ネギトロのはぴ太郎

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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5


もはやクワイエットではないし、モンスターの顔も割れてるし、
撃退方法もわかっている
そこの魅力要素は見限ってさらなるパニックへと駆動させている

ハラハラドキドキ演出ばっちりの手に汗握るラストの攻防
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.6


バラ園の人間ドラマを軽やかに

いかにもフランスらしい若干嫌味な主人公と、素人3人組がドタバタ

都合の良いミラクル展開だが、バラの美しさと人間の感情は丁寧な描写で

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5


マンガでは気にならなかった雑感が映画ではどうしても…

ハツラツに動くポンポさんがやはり可愛い

こういうクリエイターものは、作中作品がどれだけ魅力的に見えるかどうかが肝だと思う
実際はアニメなのに
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.5


選別された者だけが入れる飛行場のゲートは大パニック
こんなところで別行動なんてできるわけないでしょう
はぐれたら終わりでしょう

アオラレ(2020年製作の映画)

3.3


煽り運転どころではおさまらないマジキチ・ラッセル・クロウ

車の暴走はもちろんスマホの扱いが狂気じみてる

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.5


機内での戦闘
雑多な市場
街に降り立つどでかいモビルスーツ
早すぎて見えない空中戦

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8


グレーのスーツに裸足で

演劇的で音楽的な一つのステートメントとしての映画

舞台から自転車にのって繰り出すエンディングに未来への訴えを再認識する

映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

2.7


ギャンブルするなら脳汁出してくれ

あっさりと学園が爆発!
コミカルなリアクション!
ギャーギャーわちゃわちゃのロシアンルーレット!

浜辺美波の魅力は何処に…

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.7


THE FINALからどうやってつなぐのかと思いきや、こうもガラッと作りを変えてシリーズを締めくくるとは。
剣心その人をじっくり深掘りすることでこれまでの全てに結びつけつつ終止符を打ったのだと

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いのちの停車場(2021年製作の映画)

1.5


ルックも価値観も平成の初めごろに置いてけぼりみたいな印象

最先端をいく企業はあんな風じゃないだろうし、いくら地方とはいえ今の女子中学生はあんな風じゃないと思う

生と死を描けば深い映画になるって訳
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.3


あの頃の記憶をもう一度体験したい。
誰しもが持つこの願いを、ファンタジーではなく、現代のサービスビジネスとして物語にしている。
今と昔がこんがらがっていく面白さを内と外から見てみたという感じ

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0


コロナから目をそらさず、真正面から立ち向かう数少ない映画だ

社会は至る所に理不尽が溢れている、なのに、僕らはそこから目をそらして日々過ごしているのかもしれない

それに向き合うと苦しくて痛い

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禁じられた抱擁(1963年製作の映画)

3.3


エロに取り憑かれてしまうアーティスト
小悪魔に狂わされてしまうのも快楽的なのかもしれない

クルエラ(2021年製作の映画)

3.7


ファッションとクライム
ディズニーの圧倒的演出と
エマ・ストーンのパワフルコミカルで

ヴィラン再構築は大成功
しかし、結局がっつり悪役を出してしまうので、善悪構造は変わらずか…?

どうしても詰め
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0


観客ごと認知症の世界に閉じ込める

自分も相手も時間も空間もおぼつかない
かすかに周りを傷つけてしまっているような気もして
でもどうにもならない

やっと周りが掴めてきたラスト、
生きてきたこと、生
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.2


永野芽郁覚醒までの展開は、OL世界観にヤンキーを突っ込んだ茶番。ご丁寧にヤンキー漫画のベタについて解説も入る。
いくらOLというひねりがあるとは言え、先の展開も分かりきっているので盛り上がりに欠ける
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スプリー(2020年製作の映画)

3.5


SNS世代若者の限度を超えたイキリかと思いきや、
SNS時代に完全に毒されトチ狂ってしまった若者の末路か

犯罪を軽々と乗り越える自己顕示欲の暴走
スマホ時代の危うさをまざまざと見せつけるエンターテ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.2


結婚式の二次会までの妙な時間
日が暮れていく時間
青春の過去と今が溶け合っていく

ありありと思い浮かぶ青春時代と、現在の自分とのギャップが、至る所に見えてきてしまう。
友人と再会したって戻れるわけ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.3


少女をとりかこむ現実
気持ち悪い
不快

ただ、構成上どうしても出てしまうバラエティ的なノリがどこかミスマッチにも感じる

ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.0


歴史的遺産としての本
その価値は、デジタルの台頭と全く関係なく引き継がれる

約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

3.5


せめぎあう宇宙飛行士と母親

規範を突き破ってはじめて両立できるのだと

宇宙の神秘と、親子の愛情との時を超えた接触はやはり美しい

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

4.1


自由!欲望!詩!
ぶっちぎりめちゃめちゃクソの極み✌︎

酒!煙!ハッパ!
常にハイ✌︎ オール黄昏✌︎

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.4


じいちゃんだって関係ねぇ!
手加減なしの爺孫バトル

トランポリンで飛び跳ねながらドッジボールするジジババのエネルギー

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.5


楽しみしていたリニア狙撃は、あっさりハテナ

今回もやりすぎコナン君
オリンピックも守られることはなく、しっかりメチャクチャに

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.5


化石は奥底にあるだけじゃない
何かのはずみで地上に顔を出す

掘り起こされた後、
丁寧に磨かれるのか
こじんまりと売られるのか
整然と展示されるのか

すれ違う恋愛と化石

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3


騙し合いというか、
裏で手を回すビジネスライクなバトル

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.2


ジャンル愛に満ちた今を駆けるランドン印のホラーコメディ

JKとおっさん殺人鬼がスイッチなんて面白いに決まってる。それをちゃんと面白く撮るのが凄いんだ。

お決まりのお馬鹿ティーンの惨殺にはじまり、
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.6


存在自体が奇跡的な映画

中二。14歳。
35人のクラスメイト。

クラスの真ん中からはしっこまで、ひとりひとりをまじまじと見つめる。

中学校に行ったことのある人ならば、誰もが自らの記憶の断片とこ
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街の上で(2019年製作の映画)

4.2


人と人の会話は実はかくもぎこちない。
付き合っている恋人でも、
初めて会った人でも、
人と人の間には、そこにしか発生しない"空気"が満ちていて、
普通はそんな"空気"はなんとなくしか感じられないのに
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テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

3.3


伝記をあくまで伝記的に、不気味で痺れる演出で。

Google検索結果を引き合いに出して伝記を語りはじめるストーリーテラーは登場人物も兼任し、
ときたま、スクリーンに投影された偽の背景で彼らは演じる
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.4


冒頭から、くだらないバカ映画だと全面的に主張してくる

ループに入ってしまった2人、どちらにとっても決していい一日ではなかったはず。しかしループする中で、自力でいい一日にしていく。
僕らの一日はいつ
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