niijiifoxさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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神なるオオカミ(2015年製作の映画)

2.4

主人公の青年や中国側の人間の愚かな言動を描いて体制批判をしている構成はとてもわかりやすいんですが、なかなか胸くそ悪かった

ザ・シャウト/さまよえる幻響(1978年製作の映画)

2.5

パッケージデザインがよい。ヘッドホンとか、ちゃんと音が聞こえる環境での鑑賞ありきですね。ストーリー的にはちゃんと練られてるんだろうけど、雑なのか狙いなのかわからないけど色々見失う。よくわからない。

メアリーの総て(2017年製作の映画)

2.9

なかなか真面目な映画でした。時代ものの、特に恋愛絡みのやつは個人的にはユーモアやホラー要素やファンタジー感が欲しい。ちょっとキラキラしてた。

子どもが教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.1

変に泣かせようと感動を押し付けてくる感じもなく淡々としてる。生きるとは?という質問の答えを大人視点でなんとなくでもふわっと提示してしまったりもせず、子供の純粋な、大人からしたら若干とんちんかんな意見だ>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.5

映像がやたらにキレイだし、小作人達の衣装もやたらオシャレで美術レベルも高い映画だった。話は宗教的でおとぎ話のようで好き。歴史あるイタリア映画の本格作品。よかった。

イメージの本(2018年製作の映画)

3.0

ゴダールに選ばれた様々なジャンルのアーカイブの断片で紡がれた作品。
内容を追うというよりも、ただただ見続ける。
淡々と並べ重ねられたイメージ。
やはり寝る。でも何故か映画が終わる前に起きる。ゴダールマ
>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.5

飽きずに見れるけど作品の起伏も終わり方も渋め。怒りや反省が大人しい。騙された!っていうモリッとした大爆発がないのは今作がアメリカ映画であって、このテーマにすごい興味を持ってるのもアメリカの観客だからか>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

4.0

ガス・ヴァン・サントやっぱり好きだ。初期作品群はほとんど見てたけどカート・コバーンのやつあたりからほとんどみなくなって、Milkで追うのやめてた。けどこれはかなり好きだったので未見の過去作を追ってみよ>>続きを読む

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.5

コメディ要素は低いけどファミリードラマとして面白い。シモネタもほぼゼロじゃなかったかな、こういうテーマで子供も楽しく見れる映画というのもなかなか貴重。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.7

映画の進行いいですね。原作でも複数視点で描かれてたようですが、まさに太陽のような主人公とその周りを回ってる各惑星である登場人物との関係性も描いてるので、太陽だけの話でなく太陽系の話になってて深みがあっ>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

函館の郊外ぽい乾いた空気感とくそかっこいい音楽。美しい若者達の気だるさと内に秘めてる弱さと力強さ。いいね。

愛の新世界(1994年製作の映画)

3.6

出演者がみんなうまい。軽快でいいです。今ほどフェミニズムとかの流れがない時代の映画だからこそ、自分の選んだ道を楽しく進み、強く生きる女たちの姿が逞しくみえた

ごめん(2002年製作の映画)

3.6

フィルムの重厚感にポップな作風。90年代後期から00年代初頭あたりに、こんな雰囲気の佳作映画たくさんあったの思い出した。イギリス映画とか。すごく好き。

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.0

もし自分の気持ちをはっきり言えてたなら、今とは違う別の人生になってたのかな、ていう青春の記憶がある人の、あのときの大好きだったあの人のことを思い出してしまう映画。いい思い出だけど後悔も強く残り続ける、>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.4

最初から最後まで彼にとっては全てがリアル。それでいいんだ。デニーロもスコセッシも最高。ジェリー・ルイスもいかしてる。

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

2.3

内容はなかなかで、映画の質感も悪くないけど、どうもこじんまりと丁寧に纏め上げられてて、こういうテーマの映画ならもっとぶっ壊れていったり予定調和をどんどん無視して突っ走るような勢いみたいのがないと、なか>>続きを読む

禅と骨(2016年製作の映画)

3.7

ものすごくパワフフで好奇心旺盛。なんでもやっちゃうミトワさん。家族を振り回しながら人生を突き進むけど、お母さんへの後悔の念は癒えぬまま。ヨコハマメリーといい、この監督やはり好き。

私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実(2016年製作の映画)

3.3

リー・モーガンのどん底からの復活を支え、ピリオドも打つ。ヘレン。有名な話を丁寧に追っているし関係者ジャズマンも出演、彼女の肉声も聞ける。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

アメコミ風ファンタジー的な要素はジョーカーの弱さゆえの妄想だったり、肝心の彼のギャグも才能があるとはいえない。虚弱で金もない。弱者。社会的底辺。そんな弱者の怒りにしたって何か大爆発がきっかけというより>>続きを読む

DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

3.6

なるほどねぇ。そちら側の人間たちの視点ていう。喪失感、嫌悪感、罪悪感、孤独感、そんなぐちゃぐちゃの感情を同じ境遇の人たちと分かち合う共有感。でもそこには別々のドラマがあって、愛情がある。テーマと視点が>>続きを読む

幻の光(1995年製作の映画)

3.3

こまごまと稚拙な部分はある。しかし、表情のアップシーンゼロ、俯瞰のみの手法などで伝えたいこととやりたいことはわかる。この感じと、綺麗な江角マキコが絵の中心にいるだけで十分。骨折して外出する気力もない日>>続きを読む

ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン(2016年製作の映画)

3.9

コルトレーンのこともっとよく知りたい。という自分にはぴったりのドキュメンタリーだった。崇高な思想。神聖な人間性。至高の愛。かっこいいしどこか悲しい音色は顔の表情にもあらわれてる。コルトレーン愛に溢れた>>続きを読む

ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン(2014年製作の映画)

3.6

JBのネガティブな部分もちゃんと語られてるしライブ映像も満載で楽しい。作品としてはソウルパワーとかのほうが黒い雰囲気が出てて好きだけど、これはこれで丁寧なドキュメンタリーでよかった。ちなみにJBの自伝>>続きを読む

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

4.5

おもってたよりもだいぶ面白いドキュメンタリーだった。90'sヒップホップ好きにはたまらない。音楽とは関係なく日々の仕事でチームワークについて考えてる人にもたまらない内容。即興性の高い作品をいかにみんな>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

2.8

ティム・バートン映画を子供時代に見て育った世代の親とその子供達がターゲットなのかな。完全子供向けだけど大人が見てもニヤッとさせられたりする。ディズニーの自虐的要素たっぷりの映画「魔法にかけられて」は面>>続きを読む

We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

2.9

ファッションにそこまで詳しくないがマルジェラくらいは知ってるし、ファッション好きで鑑賞。関係者の声を聞いててもマルジェラってやはり。。という気持ちになる。メゾンという括りはやはり意味深。ジェニーメイレ>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

2.8

デイミアン・チャゼルはセッションが凄すぎて、ラ・ラ・ランドは普通。でこれはうーん。もっといけるだろうに迎合しすぎてる。つまらなくはないけど普通。ノーランを参考に重厚感出そうとしてる普通の監督になってる>>続きを読む

ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.3

おバカンスファミリーがなかなかツボだったので同監督の作品を鑑賞。これもなかなか好き。前半やドタバタアクションら辺はイマイチ乗り切れなかったけど、強引な伏線回収とかたまに流れる不穏な空気感が楽しい。笑い>>続きを読む

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.3

面白い。美しくて苦しい。天才だなー。彼の生涯を考えれば考えるほどつらい。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.6

演出がすごい。どうやったらあんな演技ができるのか、とれるのか。作品がどこをとってもものすごくパワフル。で、なにより少年がくそイケメン。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.9

すごく面白かった。こんなにも3時間弱があっという間だった楽しい映画は初めて。タランティーノ作品にある長々と続く会話のシーンにも今作はただのムダ話ではない感情的な深みがあったり、シーンの細部での飽きさせ>>続きを読む

怒れ!憤れ!-ステファン・エセルの遺言-(2012年製作の映画)

2.7

出来損ないのゴダールのような映画でトニー・ガトリフの他作品に比べて、このテーマに強い思い入れがパワーとして乗っかっていない感じがした。トニー・ガトリフの好きなところはパワフルさとユーモア。だが両方とも>>続きを読む

セサミ・ストリートへ愛を込めて ~エルモに命を吹き込んだ人形師(2011年製作の映画)

4.2

良いドキュメンタリーだった。エルモが愛される理由はエルモというキャラクターのあの特徴にあったとか。ジム・ヘンソンの映画を追いたくなった。子供との関わり合いが映し出されるシーンが全て素晴らしかった。最後>>続きを読む

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.4

おばかんすのほうがこのみだけど、なかなかおもしろかった。ジェニファー・アニストンすごくよい。エマ・ロバーツかわいい。デトロイトでクソ野郎を名演したウィルポールターもよい。

テンプル・グランディン~自閉症とともに(2010年製作の映画)

4.5

火星の人類学者という本でテンプルさんを知って、彼女の本も読んだし、TEDも観て、これも観ることができた。全部面白い。ちょっとずつ共感できる。この人の生き方や存在に感動する。クレア・デインズもよかった。