成さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

成

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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

汚い街で底辺の生活、暗くておぞましくて、気持ち悪くて、見入ってしまった。
英語でクレイジーと言ってるが、日本語でなんと表現してよいのだろう、ただの狂気ではすまされないものを感じた。
喜劇は主観だという
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キャビン(2011年製作の映画)

2.9

話の展開がいろんな方向に進んで、途中で意味がわからなくなりかけたが、理解できた。山小屋から最先端機器、化け物、スプラッターと派手なシーンが続き、最後は巨大な神•••••なんだかお腹いっぱい。
でもあま
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.5

純粋な子どもの目線で見る世界は、差別のほうが奇妙なことだった。
残酷なエンディング、お互いの手を握りしめた少年2人が切なすぎた。
変な思想に染まってしまった方が、やり過ごせる時代があったのか。
もう二
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

これはドキュメンタリーなのか?と思うようなカメラワークと演技と雰囲気、そこにミュージカルが入り、逆に我に返る感じだった。
はじめ怒り、そして絶望、表現出来ない悲しみを感じた。
こんな思いで、鑑賞して苦
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

なんと悲しく切ない。
マルコがかわいそうでならない。
ダウン症の子は、人なつこくて純真で天真爛漫だと聞く。生まれた時、親は悲観するが、その純真さに夢中になり、生きがいを持って育てると。
薬物中毒の母親
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

観終わった後、口の中がカラカラになってた。
始めはベテランと熱血若手刑事のよくあるパターンかと思いきや・・・
ポケベルの時代、重厚で暗い雰囲気のアメリカ、汚い言葉の数々、グロもあり。
結末が最悪だ、想
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.2

猟奇事件の謎を意外なところから解きつつ、最凶の人物が野放しになってしまう。
あんなおじいさんが、恐ろしや! 
昔から有名だったがやっと観た。
ちょっと期待しすぎた。

ミスト(2007年製作の映画)

3.5

あり得ない話だったが、コロナもそう、いつ何が起こるかわからない。
ハラハラの展開。困難の中、派閥のようなものができ、冴えない女性がカルト的になっていく様など恐ろしかった。
犠牲者が増えていき、最後のな
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

それぞれの登場人物がクスリによって最悪の結末を迎えてしまう。
夏から冬にかけて、全てが悪いほうへ。
すごくリアルなんだろうな。
悲惨、恐ろしい。
特に高齢女性がダイエットから予期せずに狂っていく様子が
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.5

自傷、拒食、嘔吐、狂気と現実の中で、自らを追い込み苦しみ抜き演じ切る。
怖かった。

エスター(2009年製作の映画)

4.0

怖かった。
はじめはただのサイコパスの子ども?と思った。たまにこんな気配の子どもいるから。
しかし、ずっと見せ場が続き、意外な結末に!
パパ、どうして早く気がつかなかったの。殺されなくでもよかったのに
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ギャングース(2018年製作の映画)

3.3

面白かったと言えるかな。
テンポ良く退屈せずに観れた。
詐欺組織って、あんな感じなんだ!とか、
加藤諒が三枚目のいい味出してたなとか。
でも観終わって残るものがない。

サニー/32(2018年製作の映画)

3.3

展開がスピーディーでハラハラする楽しさはあった。
血まみれのドレスを着て、拉致した奴らを罵倒してぶちのめすシーンはスカッとした。
特殊な事件の犯人を神格化する心理が気持ち悪い。ネット拡散されていく様な
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闇金ドッグス(2015年製作の映画)

2.9

ウシジマくんとどうしても比べてしまい、見劣りする感じがするが、
なかなかエグい。
キモオタとかアイドルとか、本当にあんなこともあるのかな。
コワイです。

野火(2014年製作の映画)

3.3

噎せるような緑の中の地獄。
怖かった。なんと悲惨な!
極限状態になると、人間はどうなるかわからないな。
国家の強制で戦争に巻き込まれるなんて、今の日本では信じられない事実。

ひとよ(2019年製作の映画)

3.4

あの妖艶な田中裕子が、あんな風に!でもジュリーだってそうだもの、やっぱり夫婦だなぁ。
人を殺めることは、どんな場合でも正当化できるものではない。
残されて戸惑う子どもたちだが、最後のシーンが印象的だっ
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監督失格(2011年製作の映画)

3.6

言葉にできない衝撃。
自分の気持ちに気付いて、涙を流して、やっとお別れできたのだね。
現場のシーンが衝撃過ぎて観てられないくらいだった。

絞殺(1979年製作の映画)

3.7

ドロドロの昭和胸糞でした。
商店街で流れる、北の宿からにまずやられた。
気持ち悪い母親。
息子の怒りのエネルギーがすごい。
きっかけ、原因はどうであれ、一度生まれた怒りおさまらない。
息子を殺して刑が
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.5

感情と衝動のみで行動して取り返しのつかないことになってしまう若者の姿を、刹那に描いている。
ドロドロして暗い。
でも古い映画は面白い、味があるなあ。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.2

観初めは、あ、これコメディか〜失敗したな!と思いました。
しかし良かった。
デリケートな乙女の心をうまく表してる。
松岡茉優の微妙に変化する表情が魅せてくれた。
観終わった今、ハッピーな気持ち😊

田園に死す(1974年製作の映画)

3.0

不気味な奇妙な夢をみたような気分。
1974年の映画とは思えない色彩感。
朱色が鮮やかだった。
昔の自分に会ったら、言いたいこと、たくさんあるな。

37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

生々しく、不思議な感じ。
感動とはまた違う。
障害者の気持ちは、本人にしかわからないのだろう、想像するしかない。
経験をして自分を超えていくのは、健常者も障害者も変わりないのだろう。

愚行録(2017年製作の映画)

3.3

重々しい二つの事件が一つに重なり、想像し得なかった結末だった。
人の心をふみにじりながらのし上がった男と女は殺されてしまったのか、愚行の果てに。表面を取り繕う虚栄の世界、女の嫉妬などなど、深く描かれて
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.7

鶴瓶のなんとも味のある演技!
その他の役者さん演技も素晴らしかった。
同じ精神科病院にて、外出中の自殺、レイプ、殺人と立て続けに起こるって、管理がなってなさ過ぎる、
実際にあったら大問題だ。
患者はリ
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新日本暴行暗黒史 復讐鬼(1968年製作の映画)

3.0

また妙なものを観てしまった(´д`|||)
まぁ酷い。復讐したくなる気持ちもわからなくはない。
おばさんの裸が妙にリアル(´д`|||)(´д`|||)
昔の方がなまめかしいな。
音楽も不気味で、異様
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

2.9

なんだかよくわからなかった。
メッセージが込められている、とは思うのだが?
高畑充希がすごくウザかったが、可愛いなと思った。
おじさんを征伐する女子高生団には、1日だけ入ってみたい笑

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

胸糞でした。
みんな感情の赴くまま。
重く茶色く錆びた金属が、ぶつかるような感じ。
しかし、大爆笑の連続だった。
決して笑わせるために作られた映画じゃないと思うけど。
いきなり唐突に、容赦なく襲いかか
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(2017年製作の映画)

3.3

夏の田舎の理髪店、
高校時代の恋愛は、素直に振り返ることができる。
今の不倫に比べたら、なんと純粋なことか。

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.7

途中で配役ががらりと変わり、展開に驚いた。演じ分けで別人になる、役者ってすごいな。
人間は、自分が何なのか、わからないから生きていけるのかも。わからなくても良いのかも。
少ししか出て来なかったけど、柳
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渋谷(2009年製作の映画)

3.4

地味だが、独特な雰囲気で味があった。
自分でいられないことほど、辛いことはないよね。
綾野剛はどんな役でも出来てすごいな。

亜人(2017年製作の映画)

3.5

あり得ない話、そのつもりで観て、かなり楽しめた!
エンタメ性が高い。
アクションが派手。
イケメン多数。
やっぱり綾野剛、カッコいい。

Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.5

大作だった。
どの場面も目が離せなかった。
現場の人々の決死の姿に心が震えた。
現場と上の組織の温度差‥
総理、あんなに酷かったのか‥。
壮絶な実話だ。

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.3

豪華キャストで色彩が美しく、目で楽しめた。
しかし、どうも太宰治が薄っぺらく描かれているようで、心にはあまり響いて来なかった。いや、ホントに薄っぺらい人だったのかも知れないが。
二階堂ふみ、すごいなぁ
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泥の河(1981年製作の映画)

3.8

なんとも切なく、やるせない話だった。
戦後10年、宿船で暮らす母子と少年の交流。
男の子2人の演技が抜群だった。きりっとした凛々しい瞳が印象に残る。
貧しさは子どもにも容赦ない、罪はないものを。

少年(1969年製作の映画)

3.3

古い映像がとても味わい深い。
当たり屋の父が最低過ぎる。
子供たちが健気でいい演技をしている。
ひどい父親でも最後は庇う子の姿が切なかった。

しゃぼん玉(2016年製作の映画)

4.0

空気の美味しそうな田舎、おおらかな人々。
正直な心を取り戻していく姿。
ストーリー、それぞれの登場人物の心情が理解しやすい。
捻っていないのが良いな。
市原悦子さん、さすが名優だ。