わたろーさんの映画レビュー・感想・評価

わたろー

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ノーヴィス(2021年製作の映画)

4.7

努力が実らないスポ根映画として、素晴らしい作品だった。

これだと生ぬるいけど、『モンスターズ・ユニバーシティ』を想起した。マイクは努力をするのに自分の限界を悟ったら、諦めて己にできることをするという
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.2

川沿いのベンチで繰り広げられる会話劇。キャストも豪華だし、演出も丁寧で、3,4話は動きも大きいから飽きさせない作りになってるし、良い短編集でした。

やっぱり自分は脚本家:生方美久が紡ぐ言葉の繊細さと
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.0

脚本があまりにも喋らせすぎていてせっかくの映像的不穏さが弱まってるところと、ガンアクションはベイビーわるきゅーれ3のほうが良かったので。つまらないというわけではない。

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.8

前田敦子が己の身の程について吐露するシーンは語らせすぎだと思うし、それに対する2人の受け方ものれなかった。

当たり前の事として、キャラクターに合わせて海に行っても肌を露出しないというのをどの映画も踏
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ラストマイル(2024年製作の映画)

3.6

ムズい。これ以上を求めると「エンタメ通ぶりやがって」と言われるだろうラインのギリギリ。全体的に面白かったけど、映画としてみるとどうだったんかな…と思う。

テレビ局主導の映画や、テレビドラマの続編・ス
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.5

もともと「共感」を軸に映画の良し悪しを判断するタイプではないけど、あまりにも登場人物の生きてる社会に僕が身を置いたことがないし、主人公に感情移入することもないのに、最後まで惹きつけられるということは、>>続きを読む

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.8

吃音の彼の眼差しはスケート少女。少女の眼差しは男性コーチ。コーチの眼差しは同棲中の彼氏と二人のアイスダンスのプロデュース。

少年少女がアイスダンスを始め、心の壁が溶け出す刹那の輝きをカメラが逃さない
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Chime(2024年製作の映画)

4.5

ロケ地の中野にはもう怖くて行けねえ…

「スパイの妻」の黒沢清も好きだけど、「CURE」の黒沢清も好きだなあ…ということを再認識させる1本。

決定的に何かが起こるのは包丁を使った2回くらいで、それ以
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劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:(2024年製作の映画)

3.9

ぼざろ新規すぎて『EDアジカンじゃん!』と上がったけど、オリジナル曲を生業としてる(文化祭もカバーはしなかった)アニメのラストが別アニメの手垢もついた(僕街…好きなアニメ…)曲のカバーで良いんか?と思>>続きを読む

新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!(2024年製作の映画)

3.6

毎回やってしまう『期待値の高さゆえにハードルを上げてしまう』にハマったことによるがっかりなのか、純粋に作品の出来が自分の好みではないのかがまだ咀嚼できていない。

『殺さない彼と死なない彼女』『恋は光
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

1.4

作品の出来不出来とかではなく道徳的に許せない作品

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.1

自分の中で全てだと思っていたコンテンツが、実際になかったら… じゃあ作ってみよう…

コンテンツ愛、映画愛にあふれた一作。周りのキャラクターも優しいけど甘やかしてない。

すべては海になる(2009年製作の映画)

2.8

安藤サクラが自分で自分を『ブス』という役

吉高由里子が新興宗教に勧誘される役

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

『概念を奪う』という概念がとても難しくて、侵略者たちの動機とかメリットとかもいまいちわからないSFだったけど、最後までそのシニカルさにニヤニヤしながら見届けました。

愛がなくなった長澤まさみが松田龍
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

さすがのさすがに長さを感じたし、アクションが特濃過ぎて僕には胃もたれしましたけど、見たことない映像を作り出すという作り手の気概を感じました。階段のシーンが圧巻だった。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

2022年は邦画では「LOVE LIFE」という手話も入った素晴らしい映画を拝見したけど、洋画ではこれだったということだったんでしょうね。なんでこれまで見逃していたんだろう。

手話の中にも「思わず言
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.0

「主体性を伴う失恋」って自分にとってはきついけど、人様のをみると本当に美しく思える、その境地に辿り着くまでの設定作りと閉塞感、開放したときのカタルシス。町起こしのシーンがかったるいのはあるけど、ガンダ>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

2.9

言わんとしてることはわかるけど、フィンランドである必要がないというか、欧州に対するおしゃれなイメージとスローライフなイメージを繋ぎ合わせたらこうなるよね以上にはならなかったかな。外国で旅人が就労するの>>続きを読む

赤羽骨子のボディガード(2024年製作の映画)

1.5

圧倒的に今年ワーストの金字塔。演者には全く罪はなく、脚本・演出側の問題が多すぎるし、そもそもこの原作を2時間で体裁を整えるというのが難題だったのかもと思いつつ、脚本家と監督のネームバリュー的にはこうな>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

2.5

やっぱり吉岡秀隆に対する演出は好きじゃないですね 善人じゃない暴力や感情剥き出しで何でもしてしまう人を『実はいい人』と演出するのは、昭和だからどうこうじゃなく泣かせの道具に使うのは反則かな。一芝居とし>>続きを読む

ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

3.0

小日向文世さんってこの時期には当たり前のように小日向文世さんとしての立ち回りが完璧だよね

ゴジラで始まる冒頭。監督ゴジラマイナスワンやれて良かったね…

小雪の抱きしめ方良かった

前作同様疑似家族
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.5

組織のルールを守れなかったらどうなるか…義理を取るかルールを取るか…過去の因縁からの抜け出せない殺しのループ…

過去3作で一番面白かった。前作の数少ない不満だった蜷川実花的な環境でのラスボス戦も、今
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