『星に願いを』を想起させるCMでも予告編でもびっくりするほど聴いた曲を含めて、ディズニーが100周年を飾るべくセルフオマージュを繰り返した力作。特にミュージカルへの入り方が違和感なく、曲も良かったよう>>続きを読む
正直スルー予定だったけど、信頼筋の絶賛の多さに慌てて映画館へ。見逃さなくて本当に良かった。
「この世界の片隅に」と並列に語り継がれてほしい名作。戦争シーンはほとんどないのに、日常の中から、おしゃれの>>続きを読む
オバマが制作に関わっていると知るとより怖くなる「終わらない週末」であり「終わらない終末」映画。極限の緊張状態てあっても、逆にそうした緊張状態だからこそ、普段見てるドラマの続きが気になる娘がリアルだった>>続きを読む
夢と希望がいっぱい詰まった素敵なミュージカル映画。あの頃できなかった映像技術を使ったファンタジー空間の作り方が見事。
一瞬「マイ・エレメント」を思い出すようなチョコレートの大洪水場面があるんだけど、>>続きを読む
妊娠から出産までを人口のポッドで行えたら…という近未来SF。期待値以上の出来で、「こういう出会いを求めて映画館に行ってるんだよなあ」としみじみ。
たぶん予算はそんなに高くないけど、世界観の構築は美術>>続きを読む
もうラストシーンのために作られた映画と言って良い。権力の象徴を蹴り飛ばす武士上がりではない秀吉らしい良い切れ味でした。
木村拓哉も岡田准一も良かったけど、今年のベスト織田信長は加瀬亮でした。訛りに訛>>続きを読む
韓国ノワールの雰囲気は漂わせつつ日本リメイクの意義も感じた。藤井道人監督はこういう映画が合ってる。ラリった綾野剛が出てる価値ある作品。
前半説教くさいな〜とか既視感ある雰囲気映画で終わってしまわないかな〜思ったけど、冒頭のモノローグを相槌込みで繰り返すシーン(ここから第二幕と言って良いでしょう)から物語が急加速していき、胸にこびりつく>>続きを読む
かなり期待してたのに…
脚本も殺人現場でイチャイチャするミステリーとラブコメのバランスとか、結局全部自白してれちゃうところとか…脇役までちゃんと描きたいというのはこの尺では厳しいという学び(花束みた>>続きを読む
これぞデヴィット・フィンチャー。殺し屋映画に派手な殺しを求める層もわかるけど、殺し屋だって暇な時間がほとんどだし、こじらせてるし、自意識過剰だし、失敗することだってある。矢継ぎ早なモノローグと静寂の使>>続きを読む
死の処理とトランスジェンダー描写とショーパブ描写のリアリティと感動げに見せるために蛇足的に付け加えるセリフが、感情論ですけど許せないというか「日本アカデミー賞を与えて良い作品か?」とは思う 消費されて>>続きを読む
『まともじゃないのは君と一緒』の監督&脚本家のコンビということで、今回もかわいい会話劇を楽しみました。
前作は普通ないしまともに合わせにいかないといけない流れだったけど、今回は自分たちがはみ出し物だ>>続きを読む
ネトフリオリジナル。今年見た新作洋画で一番スリリングだった。倦怠カップル物としても、嫌な男社会映画としても面白い!!
容赦ねえ「花束みたいな恋をした」だった。男の嫌なところと男優位の会社の嫌なところ>>続きを読む
正直、歌映画って卑怯だと思うんですよね。歌=エモ、感動 の安直なパターンで、ボクシング映画を見るときくらい身構えるしハードルが上がる。
そういう態度で臨んだ今回の映画はどうだったか。とにかくアイナ・>>続きを読む
沖縄の描写はいるのか問題はある 色々と容赦ないんですけどこれが現実(だった)
「人をわかるって、どういうことですか?」シンプルだけどパンチラインですね。
期待しすぎたのかもしれませんが、監督のファン過ぎて、「この監督で撮らないといけない作品だったか?」とは思ってしまいました。>>続きを読む
あったかもしれない未来を悔いて生きる主人公の話にめっぽう弱い自分…青春コンプレックスにぶっ刺さる映画。
とはいえ想像で補完しないといけない部分は多くて。彼の前でのまなみは聖人でも、きっとそんな部分だ>>続きを読む
登場人物全員悪人のキャッチコピーが似合うかのようにみんな二股こじらせボーイガールで笑うけど、「ちゃんと好きってどういうこと」かを懸命にもがき探している登場人物に愛おしさすら感じてしまう不思議な映画。>>続きを読む
好みの湿度の高い映画だった。会話と関係がほつれている夫婦関係の微妙な間とか表情とか、とにかく居心地の悪い定点観測だった。妻に夫がキスをすんなりと交わされるシーンはキツかったし、夫のネチネチした感じは本>>続きを読む
実写では得られないアニメの快楽にまみれたMAPPAの大仕事。「今泉監督の映画を見てるんか?」と錯覚するくらい『好きってなんだろう??』という感情が文字通りの閉塞感を打ち破った時の行く末を描くのに岡田麿>>続きを読む
こういう映画で「母親はいつ死ぬ?」をピークに持ってこず主人公の成長譚にして生死はさらっとっていうのが良いのよ。
フィルモグラフィーの振り返りは否応なしにグッとくる。
アンジャッシュ児嶋がいい役もらってる。
この映画自体の出来はどうでも良くて、この映画が好きなコレサワの曲に出てくる女の子は苦労するよ。
これ「横道世之介」になれる資格というかポテンシャルあったのに、ラストのファンタジー場面がどうしても解せなかったのと、やっぱり岩田の演技が下手なのとが本当にもったいない。
ただただ無自覚のように優しさを>>続きを読む
前評判に違わぬ圧倒的な傑作。アイドルの消費を描いた映画としてはこんな出来のレベルの作品を見たことがないし、これが1990年代に作られたというのも感嘆しかない。