nishikawaさんの映画レビュー・感想・評価

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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

5.0

冒頭の新約聖書の引用から始まり、釣りをする男の姿が映る。
皮膚病やヤギ、鶏、蛾等々キリスト教を連想するようなモチーフが沢山出る。
主人公の主観視点や國村隼のカメラ目線が多い。また中途半端なミドルショッ
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

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わらしべ長者みたいに武器がだんだん強力になる。
話も絵的にも落下が印象的だった。
面白いしスカッとする映画だけど、会社に切り捨てられ時代から置き去りにされた人の話になっていて、追う側のロバート・デュバ
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

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ベトナム戦争の地獄巡りをきれいな映像で撮る。
虐殺器官はパロディやオマージュじゃなくてミームを継承していたんだなぁと思った。
素晴らしい映画でした。

キング・コング(2005年製作の映画)

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長いけど面白い 楽しい。
特にあのババァの「トォレコォーング」最高。
不満があるとすれば、コングがあまりにもゴリラ過ぎる所ぐらい。
1933年の一作目を踏襲した展開になっている。

設定の変更で面白い
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JOY(2015年製作の映画)

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看板の間を通り抜けるショットや雪の中で遊ぶ子供の姿、白色と移動撮影が印象的でした。
劇中何度か演出で雪が降ります。
序盤にジョイが着ているシャツはだいたいいつも汚れて染みが付いていて、忙しさと疲れてし
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ジャズは言葉が通じない者同士が音楽でコミュニケーションした事が元になって生まれた」みたいな感じの事を登場人物が言います。
ハリウッド映画も元はロシアや東欧からの移民によって作られました。当初は「言葉
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

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ある種の経験がある人は変な汗が止まらない映画なのは間違いない。

序盤の日常描写が良かった。
俳優の演技が良かったんだろうか
とても自然な感じになっていて、ゾンビが出てきてからの終末感が際立つようにな
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
周囲と馴染めない少年と社会に溶け込めない人々の物語で、とてもティム・バートン的な映画だと思う。
主人公の父との関係は監督自身の父との関係を連想するし、祖父との関係はヴィンセント・プライス
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

松岡茉優が良い。
劇中 瞬き一回しかしません。
「たそがれ清兵衛」の田中泯みたいで すごかったです。

下の句では何かを伝え伝わるような描写と、それにともなって手を伸ばす、何かに触れるという動作が印象
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

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王道のスポ根ストーリー、プロットが良い。
試合シーンの熱さが素晴らしい。

露出オーバー気味 被写界深度浅めの画面が多用される本作。
特に逆光を使った画面作りが印象的でした。例えばラストの読手が逆光で
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

「ハートロッカー」「マイレージマイライフ」「風立ちぬ」「ロッキー」「ヘイルシーザー」「マネーボール」「シュガーマン」……。
色んな映画を連想してしまうドキュメンタリーでした。
でも個人的にはこの夫婦が
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キング・コング(1933年製作の映画)

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テンポが良くて楽しい。
「昔の作品にしては」何て言葉が必要無いほど活劇として面白い。
ストップモーションやリアプロ等の特撮も見応えがあって、特にコングの表情が良い。
その表情の豊かさがラストの悲しさを
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作に忠実な劇場版だと思う。
終盤のシーンが病室から屋上に変わっている以外は大きな変更点は無かったように思う。

緻密に書き込まれた背景と滑らかな動きのアニメーション。やや灰色がかった色使いとカノン(
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

もし身体が機械でメンテも部品交換もできなくなったとしたら、生きたままゆっくり死んでいくしかありません。
それが作中のデッドエンドです。
政府は開発を遅らせて生産ラインを延命しようとしますが、企業は新製
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小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!(2013年製作の映画)

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約97分間の のろけ話。
中盤の音楽に合わせた編集等 レベルの高いMADに近い印象。
クリーチャーデザイン良かった。

ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

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雨に唄えばのオマージュ?と思われる部分がありました。
他にもあるかもしれません。

ライブシーンがすごい。
ロングショットで全身を見せる場面は3Dで、画面が手前の人物に寄って背景のモブと後方に居るキャ
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虐殺器官(2015年製作の映画)

4.5

主観ショットで逆光の画面が非常に多かった。
ジョン・ポールの影を追い続けた物語を表現した画面であるとともに、主人公が物事の影の部分を見ている事の象徴でもあるように感じた。
母親のエピソードをオミットし
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

5.0

あの名作がリブアゲイン!
初めて見た時の興奮がまた体験できます!
銀スプレーを吹きつけたかの様な画面!
色の情報が減った事で、アクションとドラマが際立ったと思います!
とにかく最高です!
とにかく最高
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

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手足や首がポンポンとぶ血塗れ戦闘シーンの迫力と戦術の面白さや
自由を求めて戦うストーリー等の部分と、それを支える部分の両方が面白い。
民族の結束を感じさせるような場面の劇伴にバグパイプを使っているとこ
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

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前半の特に30分までがすごく面白かった。
床下や壁の中を移動するアクションや小人達の生活の様子が本当に魅力的でワクワクする。
小さくなっても水の粒は同じ大きさなのがかわいい。

後半は面白くないわけで
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

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絵を描いている主人公が影の中、一人でベンチに座っています。
絵は公園の風景で、描いた人間を消しゴムで消します。
教師に絵を見せろと言われ戸惑いながらも見せようとします。
しかし公園で遊んでいた子供が泣
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭 港が映されます。
その後カメラが真下を向き、通行人が降りだした雨に気付いて傘をさします。
キャストの字幕が出る中をカラフルな雨傘が行きかい、カメラは再び港を写します。

状況が変わって今までと景
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

5.0

最初と最後のモンタージュ!
映像の動きも色も音も全部すごい!演出もアイデアもものすごい!
すごい元気が出る!
面白かった!

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

テレビの総集編ですが、編集によってどの部分を拾いどこを省略したかによって作品の語り直しをしていると思います。
「境界の彼方」でも時系列を変更して「栗山未来」に物語の視点を振り切ることで、後編につなげる
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

5.0

汚れ仕事を引き受けてきたヤツらが集まってできた、はみ出し者チーム「ローグ・ワン」
「10人を100人に見せろ!」
最高だ。こいつら最高にかっこいい。
砂浜を進むAT-ACT。
超強いドニー・イェン。
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.7

面白かった。
音と暗さがとても怖い。
建物の構造や人物の位置関係を見せる手際も良かった。
特に侵入直後の長回しは緊張感がすごい。
暗い中で完全に瞳孔が開いてる顔が気味悪くて良かった。
自由を求める女の
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

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「それ」がゆっくり追いかけてくる。
さびれたデトロイトの街を一言も発さずにただ歩いて追いかけてくる。
それだけなのにとっても怖い。
カーペンターが監督したハロウィンの恐怖演出にちょっと似てる感じがする
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フォロー・ミー(1972年製作の映画)

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白いスーパーマリオがミア・ファローを尾行する話。
何を言ってるのかわからないと思うけど、その通りだから仕方ない。
一言も会話せずに二人が追いつ追われつしながらロンドンの街を徘徊する。
ほとんどそれだけ
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

4.0

ジャック・リーチャー〜家族旅行に行くの巻〜

この映画はっきり良い部分は劇伴だと思います。
途中追っ手の一人が銃を取り出したタイミングでテンポが変わる等
画合わせになってて、緊張感を煽ります。
アヴェ
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

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やりたい事があって でもできなくて やっとやろうと思ったらもう手遅れで
誰かを抑圧したり暴力をふるったりせず
やりたいことやってみたいことをやれたら良い
人生はたぶんいつも1日遅れのハロウィンなんだな
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トップガン(1986年製作の映画)

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まずは主人公の相棒グースが良かった。
才気につき動かされる無鉄砲な主人公と好対照をなす、陽気なレーダー要員グース。
主人公が本当に向こう見ずな操縦をしないようにつなぎとめているような存在だったと思う。
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