NorikazuHaradaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

NorikazuHarada

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AI崩壊(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

勿体ない。人工知能の暴走という昔ながらのテーマを、今それなりの現実味で見せてくれたところは良かった。暴走が「自我の目覚め」みたいなことで始まるのではなく、「学習」によって進むところもマル。子供や家族愛>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

1.0

公開前の物議は別に気にならなかったし、原作とは別物ということも織り込み済みで、期待値もかなり下げて観たつもりが、とにかくいろいろ想像以下で遥かに及ばず。ストーリーも映像も陳腐で、俳優陣が豪華なのが逆に>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

期待通り面白かった。原潜艦内の緊迫感とか、ハイテク戦の感じとか、場面や台詞の格好良さとか、2時間があっという間。中に都合良すぎと思うところや、設定や登場人物の多彩さからして物足りないところはあるけど、>>続きを読む

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

2.5

第一印象は「何コレ?」。前作も観てないし原作小説も読んでないけど、漠然ともっと硬派なイメージを持っていたので、VシネマのようなB級感にまず驚き。続編と期待して観たファンは怒りそう。逆におバカ映画と割り>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.5

クララ・イン・ワンダーランドという感じの、期待通りファンタジーの王道な作品。ただ期待を上回ってくる部分はあまりなく、手堅く無難な印象。ベタめの世界観と、衣装や建物などの美術が素晴らしく、その映像美だけ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

実在する偉大なバンドと不世出の天才シンガーの軌跡を描いた作品。と言ってもドキュメンタリーではなく完全にエンタメ。名曲の数々とエピソードを凝縮して2時間ちょっとに詰め込んでおいて、ラストはライブエイド>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

マジで怖すぎ、と書きたかったけど、正直そうでもない。題名から想像したものとは違っていて、それが怖くない理由とも重なるところが多い。まず第一に、お前が落とすのかよ、という点。第二に、注意喚起のつもりか、>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.5

とにかく主役のメアリーが凄くキュート。大人びた生意気な口調も、子供らしい表情や仕草も、最初から最後までずっと可愛かった。映像も音楽も素晴らしいし、魅力的な登場人物にキャストもバッチリと褒める要素に事欠>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.0

残念。サイバーパンクとかディストピア感みたいな世界観は好きだし、幻想的な映像美も圧倒的で素晴らしく、キャストや演技も申し分なし。秀逸な作品で感心はするものの、なぜかハマれなかったという印象。なぜかはよ>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

とても良かった。映像技術の競い合いになった感のあるハリウッド映画の中で、内容そのものと、演技や演出で勝負した王道という印象。コーヒーポットやトイレも別々といった黒人差別が公然と行われる中、黒板にチョー>>続きを読む

人類遺産(2016年製作の映画)

1.5

廃墟の映像を淡々と見る映画。確かに映像は美しく、静止画には無い良さもあった。ただ本当にそれだけだとは思わなかった。風で物が揺れたり鳥が羽ばたいたりするので静止画でないのは分かるけど、いや、実際は何枚か>>続きを読む

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.5

実際に起きた事故を題材にした災害パニック映画。その程度の前知識しか無く、娯楽作品かと思ったら全く違った。前半は重苦しい雰囲気の中で登場人物や現場と経営の確執が静かに描かれ、後半は起きてしまったらもう手>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.0

予想通り美女と野獣のラブストーリーで、意外性の無いハッピーエンド。終始絵面が素晴らしく綺麗で、安心して観られる作品であることは間違い無い。ただ、二度と城には戻れないような意地悪設定など、もう少し予定調>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

ミュージカルシーンがとにかく凄い。特にオープニングは圧巻。色彩の鮮やかさと、3Dにグリングリン回るカメラでのワンカット撮影なのに、役者の動きと合っていて常にアングルも決まっている感じ。歌や音楽より映像>>続きを読む

太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

-

北朝鮮政府当局によるやらせドキュメンタリー撮影の裏側を暴くドキュメンタリー。単調な映像が眠気を誘い、実際何度か落ちていたと思う。資料映像としては貴重だろうけれども、映画として面白いかと言えば決してそう>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.5

電気の消滅した世界で一家4人が東京を脱出し、自転車で鹿児島を目指すロードムービー。矢口監督らしいコミカルな演出で所々笑いは起きるものの、描かれているテーマは重い。多くの人が、自分なら生き延びられるか、>>続きを読む

ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

1.5

老人2人が山道を歩くロードムービー。ユルいコメディ。それだけ。また勝手に期待しすぎた感は否めず。いろいろ出会いやトラブルはあるものの、それぞれ単発のやりっぱなしという感じで、ドラマ性はあまりナシ。街で>>続きを読む

ふたりの桃源郷(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある老夫婦を追い続けたTVドキュメンタリーの映画化。電気も水道も通わない山での2人暮らし。じいちゃんは格好良く、ばあちゃんは可愛い。とにかく幸せそうな日々を見ているのが楽しく、その生活が羨ましくなる。>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

背景画が美しく、特に空や光の描写が素晴らしい。アニメながらスクリーンで観る価値あり。音楽も◎。ただRADWIMPSの長編MVかという感じで、BGMとしては好みが別れるかも。前半はスマホを巧みに使うこと>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

面白かった。シリーズの過去作品やエヴァンゲリオンを観たことなくても十分楽しめた。評判通り、災害“ゴジラ”に立ち向かう行政の描き方は素晴らしかったが、欲を言えば、もう少し政治家・官僚以外の“人”にもフォ>>続きを読む

FAKE(2016年製作の映画)

3.5

ゴーストライター騒動自体には全く興味が無かったけど、友人のレビューと監督のインタビュー記事がフックして鑑賞。多様な見方を許容する懐の深い映画(もしくは見るポイントの分かりづらい散らかった映画)だと感じ>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

勝手に違うものを想像して期待値を上げたせいだけど、自分にとってはハズレ。門脇麦の演技力を最大限評価してやっとこの点数。尾行の場面はハラハラしどころだと分かりつつも、下手すぎるのとリアリティが無いのとで>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

-

オードリー・ヘップバーンがいかに美しくても所詮は55年前の画質。他に惹きつけられる要素も無く3分の1程残してギブアップ。名作というだけで興味もないのに観て申し訳ないです。

先生と迷い猫(2015年製作の映画)

4.5

なんかイイ、そんな映画でした。3年前から一人芝居をお休み中のイッセーさん。しゃーない映画でガマンすっか、という感じでのチョイスで、期待していなかった訳ではないのですが、予想以上に良くて大満足でした。イ>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

3.5

とにかく凄い映画でした。序盤から見ているのが辛く、最後までそうだと早い段階で気付きました。その後はもう早く終わって欲しいと思うほどで、87分という上映時間がとても長く感じました。熱気や臭いまで伝わるよ>>続きを読む

風に立つライオン(2015年製作の映画)

4.0

良い映画でした。ケニアの戦傷病院の話と長崎の離島医療の話、どちらも深く考えさせられ、そしてどちらの医師も非常に魅力的です。子供の頃に観ていたら医者を目指したかもしれません。こうしてレビューを書こうとし>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

宣伝の印象通り爽快なコメディでした。小説とは別物として観るべきだとは思いつつ、どうしても小説と比べてしまいました。物語に深みを与えるエピソード部分の大幅カットも予想通りで、時間的な制約からそれは仕方な>>続きを読む

舞妓はレディ(2014年製作の映画)

4.0

ストーリーとしてはありふれた成長物語ですが、完成度はかなり高いと思いました。作品全体が美しさと楽しさと優しさに溢れ、さわやかでハッピーな鑑賞後感でした。主役の子も良かったですが、脇を固めるのも所々勿体>>続きを読む

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