Noveさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Nove

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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

3.4

謎の麻薬組織を追い続ける刑事。
更に敵は増え、入り乱れた攻防。
最後に残ったものは何だったのか。
結局は最後まで信じることはできなかった。
1作目の種明かしと、追加されている部分はあるが、謎のままでも
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.6

麻薬組織に挑む刑事。
謎に満ちは麻薬王を探すべく、抗争の爆発から唯一生き残った青年と共に組織に挑む。
誰も信じられない世界で、自分自身を信じられるか。本当の敵はどこに潜んでいる。
バイオレンスと狂気の
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.7

最近のヤクザ映画のヤクザは、ヤクザらしくなく、警察は警察らしくない。
正義と悪の区別がつかなくなり、個人対組織との闘いとなっている。
動機づけは、少し強引ではあるが、個々のキャラクターは面白い。
争い
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劇場版 ルパンの娘(2021年製作の映画)

3.3

引退前の最後の大仕事。
果たして運命は変えられるのか。
絶対に守らなければならなかったのは、マジソンバッグ。これだけは誰にも渡せない。
ならば、ルパンの娘の本当のお父さんは誰?

JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

4.0

JFK暗殺事件から間もなく60年の歳月となるが、この間に世界はどれだけ平和になったのであろうか。
事件の真相は、闇に葬られる筈だったが、時間の経過とともに真実が浮き彫りにされていく。
暗殺によって誰が
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.5

豪華客船での殺人事件、事件の真相に迫る名探偵の登場は、ない。
事件解決の鍵は「申し訳ございません」しかない。
テーマは豪華客船での、バトラーとお客様の純愛ラブストーリー。
謎解きとか、ストーリー性とか
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

正確に冷静に計画的に遂行する。
100%確実な殺し屋が、失敗する。
感情的な言葉は、必要ない。
自分自身に言い聞かせることだけで充分だ。
失敗の代償として、隠れ家が狙わる。
その相手を探し、確実に仕留
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.9

マーベルズで立ち向かう新たな敵。
最強のパワーが、恨みをかうこともある。
瞬時に入れ替わる3人での戦いは、強力なのか、弱点なのか。
宇宙はすぐ身近にある。
誰だって簡単に宇宙へ行ける。
強すぎて戦いだ
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フォーエバー(2023年製作の映画)

3.8

女子サッカーチームでの友情と、学生時代の揺れ動く気持ちを描いた青春映画。
仲の良いミラとキアは、親友であり、お互いに切磋琢磨する同じチームのエースとキャプテン。
サッカーに打ち込むミラは、誰よりも上手
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リスタート(2020年製作の映画)

3.8

地下アイドルから更にどん底へ蹴落とされ、地元の北海道下川町に帰ってくる。
地元の友は優しく迎え入れるが、そこにまでもスクープ紙の記者は追いかけてくる。
落とされて這い上がることは簡単ではない。
それで
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シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

3.7

ブロンドのショートカット、自転車での通勤、1990年代に働く女性像のシンボル的な存在であったメグ・ライアンとニコラス・ケイジの共演。
愛する人のために、天使から人間になり恋に落ちるが…
人間とは、厄介
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スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方(2014年製作の映画)

3.8

生きることが不器用な双子の姉弟。
弟の自殺未遂がきっかけで、10年間疎遠だった二人だが、姉の家で暫く暮らすようになる。
俳優として成功した弟だが、ゲイとして生きることと、自分の気持ちの整理、矛盾を抱え
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.6

白の上に黒の線、それだけで描ききる水墨画。
その世界に魅了された若者は、自分の中に閉じ込めていた深い悲しみを、墨にのせて描き出す。
奥深い水墨画のように、静かで穏やかなやり取りから、本質を見つけ出す。
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

嫌なことはいつまでも終わらず、永遠に繰り返しているように思える。
楽しいことは、あっという間に過ぎていく。
仕事が詰まって追い詰められている時は、早く終わらせることことしか考えない。人のことなんで考え
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大河への道(2022年製作の映画)

3.8

偉大な仕事を成し遂げるには、一歩一歩の地道な努力の積み重ねでしかない。
たとえ死んでも、その意思を受け継ぐものがいる。
今から200年以上も前、江戸時代に正確な日本地図を作った伊能忠敬。
この大河ドラ
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アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

4.0

諦めなければ奇跡は起こる。
事実に基づいた話である。
大学のアメフト選手でも、ドラフトでは指名されず。
その後オファーがあったチームでは、2日でクビになる。
スーパーマーケットの店員をしながらも、チャ
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妖怪シェアハウス 白馬の王子様じゃないん怪(2022年製作の映画)

3.0

妖怪シェアハウスにもAIが進出。
既に恋人は、AIが全てを叶えてくれる。
怨念vs理想、どちらを選ぶ。
AIの進歩は人間を越え、妖怪と闘うまでに至ったか。
AI時代に妖怪たちは、存続できるのか。
人間
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ナックルガール(2023年製作の映画)

3.5

妹を救うために闘うボクサーの姉。
非合法なリングで富を得る組織。
狂気の敵に挑むナックルガール。
設定としては面白いだけに、現実的過ぎるヨコハマでは、寧ろリアリティに欠ける。
韓国スタッフが、敢えて日
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

2.8

京都の紅葉と清水の舞台から…
が観れたのだからそれでいい。
深く科学的な根拠とか、研究に対する信憑性なんかを考えてはいけない。
次から次に都合好く現れる協力者も、科捜研の女が持っているからに違いない。
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.0

絶対にあきらめない。
チャレンジするのに年齢は関係ない。
成功したのはチームであったから。
誰もが不可能だと思っていた、キューバからフロリダまでを泳いで渡る。
マラソンスイマー、ナイアドの事実に基づい
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.7

人生が上手く行かないと思えた時は、何かに一生懸命挑戦している時。
上手くなんて殆どいかない。
だから人生は面白い。
そんなことに気づくまでには、どれだけ傷ついたことだろう。
みっともなくて、カッコわる
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ヴォルーズ(2023年製作の映画)

3.8

チャーリーズ・エンジェル風ではあるが、やはりフランス、何よりも恋愛が大事。
美しく、強く、エレガントに、そして可笑しくもあり、悲しくもある。
いつも上手くいくとは限らない。
もう逃げ道は閉ざされている
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人生、いろどり(2012年製作の映画)

3.8

地域活性化の成功事例として有名な、徳島県上勝町の葉っぱビジネス。
成功の陰には、おばあちゃんたちの人生を賭けた想いが込められていた。
美しい葉っぱに価値があることを信じて、諦めなかった結果が、年商2億
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ロックド・イン/囚われ(2023年製作の映画)

3.7

抑圧された閉塞の状況では正気を失う。
そして外界を知っている唯一の人間に流される。
初めは信頼していた家族が、疑惑を持ち、懐疑的になっていく。
止めることができない魔の手に操られるが如く、事件は実行さ
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.9

エレガントで美しく、奇抜な展開に驚かされる。
映画とは、観客をワクワクドキドキさせることを忘れていない。
最近のフランス映画は、本当にクオリティが高く、楽しませてくれる。
犯罪は私のもの。私がやりまし
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七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.3

かなり都合がいい設定で、信州のドンのリゾート開発における、お家騒動を暴く七人の秘書。
movie版では、それに2つの恋愛を取り入れ、傷心気味にしたかったのであろうが…
「もう語るほどではございません!
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人生は、美しい(2022年製作の映画)

4.0

いつも居てくれる人のことは、あまり気にかけなくなる。それが長く続くとなおさらだ。
夫婦の生活を大切にする。妻を大事にする。夫にときめきを感じる。
出逢った時は、いつも考えていた事を、いつしか忘れている
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.9

未経験でもOK、誰でも主役のチャンスがある。
有望な若手監督の映画『仮面』のオーディションに、人生の逆転をかけて望む人たち。
エキストラに役者の真髄をかける人たち。
ひたすら監督を応援する人たち。
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.8

ロンドンが崩壊。西側諸国のトップが殆ど殺害。残るターゲットは、アメリカ大統領。
最強のシークレットサービスは、大統領を無事に生還されられるのか。
アメリカと英国の活躍劇ではあるが、次々と襲ってくるテン
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雪豹(2023年製作の映画)

3.8

チベットの4,000mの山地に暮らす人々。
雪豹が、育てるいる羊9頭を襲った。
不思議な共感で、僧侶と雪豹が通じあい、美しい山岳の映像と、生き物が生きていくための摂理、山で家畜を育てる生活、取材のテレ
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私たちの世界(2023年製作の映画)

3.7

コソボ独立の街、田舎から家出同然で出てきた、いとこ同士の二人。幼い頃から姉妹のように過ごしていた二人は、大学で英語を学んで今までの生活から抜け出すこと望んでいる。
しかし、大学に来てみると、希望する英
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女囚さそり 701号怨み節(1973年製作の映画)

3.4

梶芽衣子のさそりシリーズ4作目であり、最後となる。
監督が変わったため、作風もかなり違ったものになっている。
学生運動家だった田村正和に助けられ、信じられる男との出逢い。
お互いに警察への怨みは募られ
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女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

3.5

前作の脱獄成功からの続きとして、本作は都内に潜伏しているシーンからのスタート。
追ってくる刑事の成田三樹夫との対決。
狙った相手は逃さない、梶芽衣子の3作目。

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)

3.5

本作も梶芽衣子のセリフは、ほんとんどない。
受けた恨みは必ず返す。
7人の脱獄ロードムービー。
目で殺す究極のバイオレンス・ムービー。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

先ずは、シナリオと役者の上手さで惹きつける。
圧倒するセリフは、シリアス風でユーモラスであり、可笑しくもリアルな現実を突きつける。
コロナ禍においての数々の矛盾が浮き彫りになり、本当のことは嘘っぽくな
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.7

無言で耐え、復讐を果たすまで追い続ける。
どんな状況でも屈せず、チャンスを伺う。
タランティーノ監督も惚れ込んだ、
梶芽衣子の怨み節。
主役は語る必要はない。
本当の強さは、目を見れば分かる。
瞳が全
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