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2021年のアカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートしたということで鑑賞。さすがに『ソウルフル・ワールド』ほどの作品力はないが、それなりに面白かったと思う。
まず本作の一番の功績は、科学を否定>>続きを読む
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いろんな意味でイギリスらしい一品である。例えば、作品のねちっこくどんよりとした雰囲気が何ともイギリスらしい。それは決して天気の影響に限らず、人々の会話やよくわからない何かから生み出されるものに違いない>>続きを読む
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やはりTom and Jerryは最高のコメディアニメーションである。シンプルに面白い。アニメーションを観れば本当に良く動くと思い、音楽を聴けば本当に観客を作品のリズムに乗せるのが上手いと思ってしまう>>続きを読む
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日本での公開が発表され、昨年の流れから何となくアカデミー賞作品賞にノミネートするんだろうなぁと思っていたところ、案の定だったので迷わず鑑賞。
レーガン時代のアメリカ(ましてやアーカンソー)を舞台に韓>>続きを読む
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うーん、、最高の食材でできた不味い飯を食った感じ。こんなにユーモラスな設定で良くもこんなにつまらない映画にできるなあと、、
人間は間違いを犯すし、そこからどう立ち直るかが大事なのはわかるが、間違いを>>続きを読む
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父が大好きな映画。
物語が若さに満ち満ち溢れている。
不景気だった1980年代、人々に希望を与えた作品に違いない。
夢を諦めることは死ぬも同然。
生きていることには必ず意味があるのだから、
そこ>>続きを読む
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観終わった後に何か良作っぽい感じがするが、冷静に考えればそういう感じがするだけで、物語としての面白みには欠ける。第一、こんなパワハラ教師が受け入れられるような時代ではないし、天才を生みだすうえで本当に>>続きを読む
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本作が盛大なる警察批判であると感じたのは私だけだろうか。薬物や移民の問題など当時のアメリカ社会を連想するようなテーマや設定ではあるが、警察だからと言うだけで権力を振り回すことができてしまったことへの皮>>続きを読む
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本作はチャップリンを思わせる笑って泣ける悲喜劇だが、小津のトーキー映画で幾度となく見せつけられてきた構図やカメラワークの基礎がここにあると考えるだけで何とも感慨深い。台詞や音響の編集で誤魔化しの効かな>>続きを読む
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本作を解釈するのは大変難しい。ジェンダー、人種、貧富など現代にも通ずる普遍的なテーマを扱いながらも、それらひとつひとつがアメリカ社会の歴史と密に関係しているため、アメリカの歴史に疎い私にとっては難解極>>続きを読む
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観ている最中の退屈さとは裏腹に、観終わったあと自分の頭の中に侵食してくる感じは何だろう。初めての感覚である。台詞に限らず、画面に置いても解釈の余地がありすぎるぐらい説明がない。ゆえにあのセリフの意味は>>続きを読む
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アクションありのクライム映画にもかかわらず、しっかりコメディしているところに好感を持てる。画としてじっくり見せるところは尺を贅沢なほどに使い、緊張感が最高潮に達したところで落とす。ルパン3世、あるいは>>続きを読む
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オードリー・ヘプバーンを観るための映画という印象を受けた。ストーリー展開に幾度となく疑問符が付いたが、彼女の存在感によってすべてが許されてしまうのである。それが良いかどうかは別にして、期待値が高すぎた>>続きを読む
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鑑賞後に「上手いなぁ」の一言。この世とあの世を彷徨う存在が自分を殺した相手を復讐したり、恋人との叶わなかった恋を遂げたりと、ストーリーだけ聞けば無茶苦茶である。しかし、それが無茶苦茶にならないよう、最>>続きを読む
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ベトナムのホイアンをはじめとしたオリエンタルな世界が舞台の『風の谷のナウシカ』といったところだろうか。アクションシーンが多く、テンポが良いだけに飽きることなく観ることができる。
本作の良さは画力もさ>>続きを読む
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とんでもない作品に出会った。物語、演出、それらに乗せられたメッセージ、本作のあらゆる点が巧妙だ。真に罪深いのは誰か。全ての犯罪者が罪深いのか。一般人は罪深くないのか。一般人は聖人なのか。自分が真実と考>>続きを読む
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家族愛、人生の盛衰、、本作にどのようなメッセージがあろうともやはりマフィアあるいは暴力を犯す集団としてのイメージが先行し話が頭に入って来ない。どのような正義のもとであろうとも人を殺める行為は全くをもっ>>続きを読む
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およそ1年前、人生で初めて本作を観て暴力にまみれた描写に憤りを覚えた。その様子は当時書き残した下記のレビューからも観てとれる。しかし、2度目を鑑賞を終えた今、私には本作が別物のように思えてならない。>>続きを読む
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終わっても何も心に残らない戦争モノの映画が多い中で本作は異質な何かを感じる。戦争は政治的な勝敗こそあるものの、人道的あるいは精神的な勝敗など存在せず、ある意味で関わった全ての人間が敗者であることを重く>>続きを読む
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こちらも原作が良かっただけにどうなるかと期待と不安を抱きながら劇場へ向かったが、全くの心配無用、素晴らしい作品だった。物語は原作のレビューをした際に触れたので、ここでは原作と映画の違いとそれに対して自>>続きを読む
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やはり良い文学を他のメディアで表現するのは難しい。原作を読んだ後に鑑賞したからこそ、かえってよく出来ているように感じた。不思議なのは小説と映画で物語の本筋が変わらないにもかかわらず、小説では環菜に映画>>続きを読む
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小津の遺作である『秋刀魚の味』は結婚をめぐる娘と父の葛藤を描いているが、同じ題材を扱っている『晩春』と比べて視点の重きが父の方にあると感じた。故に本作よりも『晩春』の方が感情移入しやすかったように思う>>続きを読む
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ストップモーションのStudio LAIKAによって製作された『ボックストロール』は、ボックストロールという貧しき者の象徴とチーズ会員という富める者の象徴、そのどちらにもなれない人間の対立を描くことで>>続きを読む
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「本作がストップモーションで作られたとは驚き」というレビューが多数みられるが、これほど制作陣にとって屈辱的なものはない。なぜならこのレビューは裏を返せば、本作がストップモーションで作られていること自体>>続きを読む
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『ミッシング・リンク』を制作したStudio Laikaの作品ということで鑑賞したが、ストップモーション・アニメーションの面白さがまだ私には理解できない。画の質感、動きなど作画やCGとは違う良さがある>>続きを読む
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やっぱりフランス映画はアニメーションも実写もどこか洒落ていてむかつく、、完全に嫉妬である。本作はフランス映画には珍しく超ハッピーエンドだがそれを感じさせないさらっと感はいったいどこから生まれているのだ>>続きを読む
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やはりトム・ムーア作品、あるいはCartoon Saloon作品は物語ではなく表現を楽しむために作られている。特に自然や光を描くのが格段に上手い。そのうえ他のスタジオが真似のできないやり方で表現するの>>続きを読む
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物語の展開も作画のテイストもフランスアニメーションらしい本作は高畑勲氏が愛しただけあって完成度が高い少女の成長物語となっている。
確かに物語はシンプルなのだが、船上員との恋愛模様や北極への冒険が仔細>>続きを読む
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本作は『wolfwalkers』制作陣(トム・ムーア監督・Cartoon Saloon制作)の前作ということで鑑賞したが、『wolfwalkers』と比較して芸術性が高い。物語の主軸は親子愛と兄弟愛だ>>続きを読む
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久しぶりに映画を観て感動!映画はやっぱりこうじゃなきゃならない。
戦後まもなく、嫁入り前の娘がほとんどの家事をこなし、いざ結婚となればお見合いが主流だった時代を背景に描いた親子の愛の物語。親孝行をす>>続きを読む
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誰もが傑作と崇めるミュージカル映画の金字塔『雨に唄えば』は忌憚ない感想を残しても何の得にもならないのだが、いくつか気になった点があったので指摘しておきたい。あくまで個人的な好みの問題なので悪しからず。>>続きを読む