その土地の音楽、人。いてくれるだけで幸せな存在、猫。
人々の猫に対する解釈やストーリーが面白い。猫の話しをするとき、みんな笑顔だった。
「既に救われていたら?」
あらゆる悩みやネガティブに考えている自分のことも、もしかしたらもう解決していたり救われていたりするのかも知れない、とこの言葉を聞いてハッとした。
「私は人づきあいが苦手だからこの仕事に向いているの。ひとりが好き。それが欠点でもあるのだけど。」
この言葉で一気に彼女と同じ生き方ができるような気がして嬉しくなった。
時代の流行や歴史のなかに、タ>>続きを読む
難解。
作品のなかでも何度かでてきた、潜在意識。人がもつ恐怖や不安というストレスがつくりだす世界の大きさが表現されていたように感じた。
この映画をどう理解して観ればいいのか分からないまま進んだ。でも「Mr.ベネット?」と呼ぶ声が最後は愛おしく感じていた。
皮肉な言葉は色んな映画で聞いてきたけれど、皮肉具合が新しかった。
肉子ちゃんのキャラクターや、アニメーションなどを受け入れるのに時間がかかった。終わり方が微妙だけれど、なんだかんだ肉子ちゃんに愛おしさを感じた。
面白いよりも、ラスプーシアに巻き込まれる人や物や動物が多すぎて同情心が先にきた。
1人三役だという知識がなければ最後まで観れなかったと思う。
常になにかを手に入れるきっかけは、ネガティブな経験。最後に過去の自分を励ますシーンがよかった。
大人が子どもをダメにしているのは確実だけれど、まずは怒りや罰という方法自体が物事の解決には無意味ということを、この国に教えてあげた方がいい気がした。
"父親が叩くから自分の子どもにも叩く"
残念。
ドキュメンタリーなのか、演技なのか、ちょうど境い目のようなストーリーが良い。3部作を見終えて、コケルという地域があることは覚えた。
大人が絶対の世界。母親とのシーンはストレスが溜まってもどかしかった。
親切な人々ももちろんいたけれど、理解よりも命令ばかりのこの国に生まれなくてよかったと思った。
地震で身内を亡くしても、ほとんどの人が"神のご意志だから"とさほど悲しんでいないのが印象的で、宗教がプラスに働くこともあるのだな、と思った。
最後の引きの映像から伝わる、「そして人生はつづく」感がよ>>続きを読む
何かを始めるのには早いも遅いもないのは確かだけれど、イーディのようにかつての"ヤンチャな自分"がかき消されて偏屈になるほどの人生を送る選択にはなりたくないと思った。
「私は何もせずに人生を無駄にして>>続きを読む
原作の蜜柑と檸檬が好きだから、登場した瞬間にある意味ショックを受けた。そういえばトーマスの話しをしていたな、など原作を思い出しながら観た。
どんな映画もそうだけれど、原作を超える実写はない。
自分の不幸を他人のせいにしたり、バスを逃げるように降りた主人公は、結局38年間働いた最後の恩恵が50ドルというレベルの人間でしかないのだと残念に感じた。
ゴッホの"絵を描く"という才能は、ゴッホ自身との相性は良いが、他人との相性でいうとトラブルの元に感じられた。
その才能があって良かったのか、悪かったのか。映画を観る限りでは不幸に見えた。
でもきっ>>続きを読む
1話目はタランティーノ映画?と思わず感じるほど殺しのアイディアやテンポがよかった。
お互いが一度は夫婦や家族というカタチを経験したからこそ、片方の問題も"2人の問題"として、当たり前のように寄り添っていたのが良かった。
7歳の孫も、年寄りの2人も、求めているのは孤独を埋めるための少>>続きを読む
2人が夢中でキスをするなか、突然の雨に慌てて洗濯物を取り込む友人たちのシーンがすき。