オバンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.0

とにかく凄さを感じる映画だった。
74分間ワンカット撮影、MOROHAの劇中歌、虚構と現実の交わり、とにかく全てが斬新すぎる。
そして、その斬新さに若干ついて行けない自分がいる。

ただ、MOROHA
>>続きを読む

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

4.0

友達のパパが好きな女、吉川マヤ。
この女、超ヤバイ!!
最初から最後までとにかくヤバイ!!
このヤバイ女一人のせいでヒッチャカメッチャカ大惨事に…。

純愛、それは美しいもの。
しかしながら、向ける相
>>続きを読む

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.6

「あの花」「ここさけ」の脚本家、岡田麿里さんの初監督作品とのこと。

ヒットした2作品の様な、実社会+ファンタジー要素を期待していたけど、ガッツリとしたファンタジーだった。

ひとりぼっちの少女が、ひ
>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.8

壮絶なイジメからの、壮絶な復讐劇!!

廃校寸前の生徒数10数人という超狭いコミュニティでのイジメ…とてつもなく辛い。
逃げ場無し感がハンパない。
些細な嫉妬から端を発したイジメが、想像を絶する展開へ
>>続きを読む

ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.6

叶わぬ夢は辛いなぁ…。

売れない脚本家と、無神経なビッグマウス野郎。
無神経な奴の言う事が妙に的を射てるからムカつくっていうのよく分かる。
自分で分かっていても、人から言われると気分が悪いもの。
>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.5

キツネVS人間の壮絶バトル!!

勇敢なキツネと、間抜けなフクロネズミの凸凹バディが最高に面白い。
観る前は、スターフォックスの話?とか思っていた自分が恥ずかしい。
仲間の大切さを感じる良い映画だった
>>続きを読む

At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

4.0

何だコレは???
自分は一体何を見させられているんだ???という気持ちになる。

ギクシャクした会話にギクシャクした関係、観ていて怖くなる。
この後に相当な修羅場が待っているんだろうなぁ…。

この映
>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

迫害される犬達、それを救う一人の少年。
友情あり、冒険あり、恋模様ありで、素直に面白かった。

メガ崎高校新聞部にジャーナリズムの真髄を感じた。
間違った政治を糾弾し、正しい方向へと導く。
ジャーナリ
>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.2

名残惜しさを感じる、シリーズ最終章。
阿部寛の加賀恭一郎をもう見られないと思うと悲しい気持ちになる。

二転三転するストーリー展開はさすが東野圭吾といったところ。
今まで語られなかった加賀恭一郎の母親
>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

4.5

色んな北川景子を堪能できる2時間。
きらびやかな北川景子、影のある北川景子、優しい北川景子、怖い北川景子、マタニティな北川景子に、哀愁漂う北川景子と様々。
お陰で北川景子の事が更に好きになった。

>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

5.0

これぞスクールカーストの実態。

チャラチャラした奴、部活頑張ってる奴、根暗な奴などなど、その人にはその人なりの辛さがあるもので。

観終わった後に熱いものが込み上げてくる。
高橋優の歌もあいまって、
>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

不死身の俺ちゃん再び。

皮肉、パロディ、下ネタ、ブラックジョーク、なんでもアリなスーパーヒーロー。
ワルぶってるけど、実は仲間想いで、ちびっ子にも優しいというギャップに感動する。

ただ一つ思う事は
>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.7

登場人物全員が一癖も二癖もある嫌な奴ばかり。
まさしく愚行と呼ぶにふさわしい行いの数々に、もうお腹いっぱいな感じ。

一見、順風満帆に見える理想的な家族…。
しかしその奥には予想もしない闇が潜んでいる
>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.6

窓ぎわお荷物爺さんVSイケメン高校生!
はたして軍配はいかに…。

原作よりも細かく描いている部分もあるけど、いかんせんハショリすぎ。
犬屋敷がヒーローになるまでの過程が薄っぺらすぎる。
どうせ中途半
>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

3.5

お金とは一体…。

100人いたら100通りの価値観があって、その全てが間違っていて、その全てが正しい。
持つ者によって正義にもなり悪にもなる。
お金とはつくづく恐いものだ。

お金の正体…
それは自
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.3

アメリカの黒人差別映画も行き着くところまで来たという感じ。

差別の中には憧れや嫉妬も含まれていたのだと理解した。
自分には無いものを追い求める欲求、それは時として狂気に変わる。

若さ、容姿、力、感
>>続きを読む

劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人(2018年製作の映画)

3.0

これぞテレビアニメの劇場版と言った具合にツッコミどころ満載の内容。
小バカにしながらもバトルシーンでは興奮し、結局楽しんでるパターン。

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.3

どっかで見たありがちな設定×ゴジラという組み合わせ。
前者が強過ぎて、結果としてありがちなSF映画になっている。
ただ、ありがちはありがちで悪くはない。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.7

少年少女のひと夏の冒険。

カースト上位の生徒によるイジメ、甘酸っぱい恋模様、ムカつく親への反発などなど、胸くそ悪かったり胸キュンだったりで色んな感情が湧いてくる。

子供達の親が全員イカれ気味で、そ
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

何だこのひねくれた恋愛映画は!?
嘘、ハッタリ、妄想、現実逃避のオンパレード。
一体どこまでが現実で、どこまでが虚像なのか。

胸キュン展開からの一気に突き放しにくる感じが凄い!!
そしてそこからの怒
>>続きを読む

ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(2017年製作の映画)

3.8

このシリーズは相変わらず面白い。
異世界ものでは一番好きかも。
2期制作を求む。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

映画のスケール、迫力もさることながら、エンドロールの文字数と長さに驚く。
どれだけの人がこの映画に関わって、どれだけのお金がかかっているのか。
流石はアメリカ。
流石はアベンジャーズ。
アッパレです。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

言葉を話せない女性と半魚人との愛の物語。
そこには言葉や外見を超越した、神秘的で情熱的な愛が存在した。
イケメン俳優が出るわけでも、美人な女優が出るわけでもない、でもいつしか心を奪われ、その世界観に入
>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.8

真実か、それとも依頼者の利益か…。

裁判、司法、罪、そういったものを考えさせられる。
真実なんかはカヤの外で、裁判官と検察官と弁護士が化かし合い、嘘があたかも真実かの様になる。

裁判員制度がある今
>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.2

1961年バージニア州ハンプトン。
NASAの歴史、ひいてはアメリカの歴史、ひいては世界の歴史を変えたと言っても過言ではない3人の女性のお話。

NASAという、アメリカの英知が集結しているであろう場
>>続きを読む

劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(2016年製作の映画)

3.4

相変わらずのブラコン&シスコン全開。

知らない人物が多数登場するが、結局は魔法でドカーンなのでそこそこ楽しめた。

それにしても司波達也が強すぎる。
どれだけインフレすれば気がすむのか…。

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1(2017年製作の映画)

4.0

懐かしくって、新しい。
あの頃好きだったエウレカセブンが帰ってきた。

何故、世界は変わり果てた姿になってしまったのか。
何故、アドロック・サーストンは英雄と呼ばれるようになったのか。
サマー・オブ・
>>続きを読む

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード(2015年製作の映画)

3.4

魔法学校の問題児6人が魔女狩りパレードで大暴れ。


6人ともとにかく個性的。

【主人公のアッコ】空気の読めないトラブルメーカー。いかにも主人公という感じ。
【メガネ女子のロッテ】温厚な反面キレると
>>続きを読む

バイオハザード ヴェンデッタ(2017年製作の映画)

3.4

出だしから古い洋館に、迫り来るゾンビと、これぞバイオハザードといった感じ。

一人の狂った武器商人がバイオテロで大暴れ。
この武器商人がとにかく狂っていて強すぎる。
ミサイルを打ち込まれも、ほとんど無
>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.2

エドガー・ライト×サイモン・ペッグ×ニック・フロスト、この3人が集まればハズレなし。
間違いなく笑える。

学生時代、バカばかりしていた5人組。
そんな彼らも今では立派な中年オヤジ。
20年振りに再会
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

タリス銃乱射事件、これが実話だという事の衝撃。
主要キャストが当事者本人だという事の衝撃。
彼らがなし得た事の衝撃。

学校の問題児だった、スペンサー、アレック、アンソニーの3人。
暴言を吐いて校長室
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.5

最高におバカな映画だけど、おバカだけにあらず。
ハラハラドキドキもあり、最後にはスカッとさせてくれる。
随所に名作アクション映画へのオマージュを感じる。
コメディ、アクション、サスペンス、スプラッター
>>続きを読む

麦子さんと(2013年製作の映画)

3.5

突然現れた母、大嫌いな母、突然この世からいなくなった母…。
そんな母の足跡をたどる物語。

離れていても、近くにいても、死んでしまっても、母は母で、母性で包んでくれる。
母の愛を感じる映画。

ラスト
>>続きを読む

ミュート(2018年製作の映画)

3.6

「月に囚われた男」「ミッション: 8ミニッツ」といった、異色なSF映画を世に放ってきたダンカン・ジョーンズの新作がまさかのNetflixでの配信という驚き。
映画業界にとって、これは喜ばしい事なのか…
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

ゾンビの数が凄すぎる。
雪崩の様に襲いかかってくるゾンビたち。
しかもアグレッシブに。
走って、飛んで、よじ登る。
その元気どこから湧いてくるんだ?

最近のゾンビ作品はよく人間の醜さを描いているけど
>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.6

“それ”は突如現れて、日常を壊していく。

とにかく臨場感が凄い。
突然襲われて、逃げて、襲われて、逃げて、時々イチャイチャして、また襲われて、また逃げる。
“それ”が一体何なのかも分からず、襲われ逃
>>続きを読む