オクトパスさんの映画レビュー・感想・評価

オクトパス

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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

5.0

ただただ画面を見て、息をするのを忘れるとか展開に目を奪われるとかではなく、ゆっくりと流れる時間を感じることの楽しさ、心地良さを思い出させてくれる映画。

描写や内容ではなく絶対に映画である必要性を感じ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

大発明💡

ホラー映画ではなくスリラー
スリラーとしても完璧な設定と、全てがつながる感覚は100点

裏切られまくるし、目が離せない。
そして最後、「死にすぎてるけどどーすんの?」って感じも個人的には
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.1

徹底したコメディと展開の読めなさ。

海外のコメディって日本とツボが全然違うて笑えないことも多いんだけど、めっちゃ笑った。
友達とか恋人とかとなんか映画見たいって時にめちゃくちゃベスト。
いつか絶対ま
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

難解なストーリーについて行く話は観てて疲れるけど面白いし大好き。

緻密な設定に心揺さぶるアクションはハリウッド映画を観てるな〜って思うし爽快。

しかしながら初めのザイオンでの狂喜乱舞とか、生き返っ
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

おもろすぎる

設定が出来すぎかつ、アクション戦闘シーンも宇宙船の感じもパーフェクト
しかも、現実は仮想空間であるっていう実際に全く否定できない話をテーマにしてるからこそ没入させられる。

体術がカン
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.0

圧巻の一言に尽きる名作

あるあるとも言える、侍が現代にタイムスリップするという話からここまで話を膨らませ、また主演の演技力によって監督の伝えたいメッセージが説教感なく胸をついてくる点に感服。
侍が現
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メメント(2000年製作の映画)

5.0

傑作

推理モノとしても単純に面白く釘付けになるし、完全に置いてかれないギリギリを保たせる感じがノーランの映画の中でも特に上手くいっていると思う。
そして、100%理解は出来なくてもラストの畳みかけで
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.5

機内で見たせいで音が悪くてあんまり音楽的な迫力を感じずに後半まで見てしまい、予想できる展開だしディテール甘いなと感じてたが、ちゃんといいイヤホンで残りを観て圧倒された。
音楽&パフォーマンスのパワー系
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

1.5

日本の少女漫画全部詰め込みみたいな映画
狭い世界で恋愛しすぎ。
いい出会い→最悪の別れ→数年後再会もいがみ合い→ひょんなことから同じ空間で生活→周りが露骨にサポート→元恋人に見栄はりたくて恋人のフリ
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.5

これまた思春期に追加される「感情」のチョイスが俊逸。
先を予想できるようになった故に生まれる「心配」とか「ダルさ」、「恥じらい」とかって確かに子供の頃なかったなぁっておもう「envy」も言われてみれば
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.0

要は脳内ポイズンベリーなんだけど、ヘッドの中の「感情」のチョイスが俊逸。
何を参考にピックアップしてるのかも気になる

悲しいという感情とガッツリ向き合う時間を作るべき、と言うディズニーらしからぬ決め
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.5

男が作った男のためのラブコメ
周りが見えなくなる恋愛がしたい点、彼女と別れて反芻する中で彼女との思い出を美化しすぎて、付き合っててキツかった時辛かった時を無かったことにしてしまう点、美しい人は何やって
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

2.0

さすがに無茶苦茶だろ!!
殺し合いへの適用早すぎるし、内容が薄すぎ。
殺し合いっていう名目だから観てられるけど、観てられるだけ。
色んな俳優の若い頃を見れるのは楽しい。
ハッキングのくだりももうちょい
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

5.0

岩井俊二と俳優陣の雰囲気がマッチし過ぎてる。
リリイ・シュシュのすべての時も思ったが、本当にこの人が撮る絵が好き。儚くも美しい。

主人公をしっかり決めきらないで、色んな人の視点に切り替えつつ、YEN
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーではなくヒューマンショー
めちゃくちゃドキュメンタリーらしくない撮り方に拘ってるのも面白いし、ヤバすぎる人をヒーローとして撮り続けてるのも常軌を逸してていい。
ガンニバルの話も全く知ら
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.0

レクター博士全然登場シーンないのにこのインパクトは素晴らしい

ただ内容は意外にも淡白で、もうひと展開レクター博士と主人公間であると思ったら終わってしまった印象。

24-57

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.0

三谷幸喜節炸裂
陪審員に名前付けないのもいいよね。
結局推理ものとかって確定の答えが出てきがちだけど、実際何がほんとかなんてわかんないから色々考えて推測してみるしかないよな。
少ない証言から、予想して
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

2.5

在り来りで何してんのってシーンも多くて、コメディコメディさせたい感じもちょっとキツイ。
明らかに不自然な匂わせがそのまま落ちかよっていうのもうーんとは思う。
映画に対しては割と不満なんだが
しかし今何
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市子(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白い。

全シーン無駄なし系映画好きにはたまらない。
全てを語らずとも誤解なく察させる終わり方もいいし、市子にとっての幸せをナレーションするシーンでは背景全部見せてることで重みを増すのも
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こんだけ長い時間回想メインではなく法廷メインで飽きさせないのは素晴らしい。

しかし、終わったあとの弁護士とのシーンとか不穏な感じで急に「あれ?伝えたかったのって裁判の様子ではないの?」と監督の意図探
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

ちょっと面白すぎる。。。
自伝映画を美化せず飽きさせず150分スクリーンに釘付けにさせることも脱帽。

あとはめちゃくちゃ客がどう思うかを気にしながら撮ってるシーンが多く、それは学生時代からそうだった
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マスク(1994年製作の映画)

4.5

実写版コロコロコミック
話としては無茶苦茶なところもあるけど笑わせることに特化していてみていて気持ちいい。
それにしてもキャメロン・ディアスが最高!
ギャグ漫画に出てくる馬鹿みたいにアイコン的な爆美女
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Chime(2024年製作の映画)

5.0

モダンホラーとして美しすぎる、、
追求された至高の不気味さ
もはや映画というジャンルに分類分けされるものなのか疑問を抱く
主観的なシーンが多いわけではないのに終わって、自分もchimeが聴こえてしまう
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

人生の善し悪しって完全に主観だし、どんな人生が最高か最悪かなんて他人が決めるべきことではない。
人と人との関わりの中で高齢かつ金銭的に苦しい環境ながら、確実に人間的に成長している主人公を見ていると、始
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃいい映画。
まず空気感が大好き。
オダギリジョーと香川照之の怪演も見どころ。
一人一人に感情移入出来る上、色んなことを考えさせられる映画。
「俺は色んなことから逃げてきた弱い人間だよ」
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(2023年製作の映画)

2.0

作りも斬新で短くまとまってて見やすいが、国語の教科書みたいな、皮肉混じりの説教くささがあって個人的には好きじゃなかった。

24-47

アメリ(2001年製作の映画)

4.5

最高。
笑えるし、そのギミックもめちゃくちゃ緻密かつ粋。成長系であるところもいいし、登場人物がチャーミングで全員愛せる所も最高を形成してる。
友達の祝いの時とか、こーいうイタズラをしたいので、めっちゃ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスにしようしようとしすぎてる。
サスペンスシーン以外がサイレントに誘導に徹底してる。
めちゃくちゃ騙されたし、普段サスペンスを見ててだいたい途中で分かっちゃうやつをはめる映画。
映画館で見てた
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