Gack獅子さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Gack獅子

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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

間違いなく今年ベスト5には入るだろう傑作。なかなか言語化が難しいけど、感情よりも深いところに突き刺さった感覚。
モノクロの映像は光と影が美しく、ソールライターのようなスナップショット的で日常的な風景で
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.7

ジャンクフード感が気持ちいい快作にしてフェミニズム映画がでもあるホラーアクション。

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.4

これぞ大作B級映画、午後のロードショー映画。カーチェイスはど迫力で、ドローンでの撮影を多用したカメラワークはLAを縦横無尽に逃げ回る、この作品にぴったり。ただそれ以上でもそれ以下でもない作品。特にキレ>>続きを読む

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

4.0

やっぱり昔の娯楽ミュージカル映画は面白い。主役の2人の女優が美しいのだが、そのビジュアルが2次元的というか物語のキャラクター的な美しさで現代の映画では見ない美しさだと思った。いい意味で現実感がない。タ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

手話の演技が素晴らしく、それと同時にわからない英語でさえ音から何かしらの情報を得ているんだと実感した。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

久しぶりとも言える王道少年アドベンチャー映画の傑作。上手く様々な要素をミックスして、しかも過去の名作シリーズをここまで上手くリブートした作品はないのではないか。過去作をパワーアップさせつつも、コアの部>>続きを読む

大頭脳(1968年製作の映画)

3.5

「大頭脳」というタイトルとは真反対の、緻密さ0のバカバカしいほど荒唐無稽なアクションコメディ作品。ファッションや車だけでなく、ヒロインの使い方(その雑さ)も時代を感じさせる。最後のミスディレクションの>>続きを読む

スターフィッシュ(2018年製作の映画)

3.5

少なくとも映画全体に漂う雰囲気はマスターピースになりうるポテンシャルを感じさせるインディーSF映画。小物やファッションをはじめとする美術、バイオリンのストリングスからポップスまで幅広くレベルが高い音楽>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.1

不思議な魅力がある映画。そのシュールな世界観は唯一無二。ロケとセットのみで撮影された映像は、最新作では映せない魅力があり下手なチープさがない。

シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

3.6

絵本の絵がそのままアニメーションになったかのような、日本のアニメにはないタッチで描かれた作品。色彩感覚も海外の絵本っぽくオシャレ。82分と子供でも集中できる短さなのもマル。ストーリーは寓話的で普通の範>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

3.8

映画として、物語としての完成度は高い。それに感情を揺さぶられ、余韻が残る作品でもある。ただそれでも万人に勧められる作品ではない。ミュージカルというジャンルで、アンハッピーで深く感情を抉るような物語をこ>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.5

圧倒的傑作。劇場をでてはじめての言葉が「すごいもんみっちゃった」だったくらい。カメラワークとライトニングが最高で一場面、一場面が絵になる。アクションは殺陣、ガンアクション、肉弾戦全てがシンプルかつスタ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

エドガーライト監督の新境地にして、一つ監督としてのランクを上げたように感じる作品。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.3

マーベルシリーズの中での最高傑作。ただ面白さの半分以上が映画版スパイダーマンシリーズの中の作品としての面白さだから、予習は絶対。話についていけないというよりも、何千倍も深く楽しめるから予習しないと勿体>>続きを読む

サンダーバード55/GOGO(2020年製作の映画)

3.3

ハッキリ言えば、これは映画ではなく「TVのスペシャル番組を劇場で流した」ものだと思う。サンダーバードというコンテンツでなければ3点もしくは2点台だったかも。エピソード間のブリッジ映像を含め、「サンダー>>続きを読む