リコさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

リコ

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カバーガール(1944年製作の映画)

3.5

リタ・ヘイワースのダンスが素晴らしくて見惚れる。さすがダンサー出身。

終盤のカバーモデルたち大集合の場面に、ローレン・バコールが出るかもしれなかったとか何とか、彼女の自伝で読んだような。

ストーリ
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

-

ケバケバしくてファビュラスで、ずっとコカインでぶっ飛んでるようなロミジュリアダプト。さっすがバズ・ラーマン先生!

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.8

いつかスクリーンで見たいと思っているヴァレリオ・ズルリーニの「タタール人の砂漠」の抜粋が流れたのが嬉しかった。
「La Calipha」の哀愁のメロディに、マエストロの奥様の写真が挟まれるところも良き
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ぼく モグラ キツネ 馬(2022年製作の映画)

-

トム・ホランダーおじさんが声をあてている丸々モグラがべりーきゅーと。

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

うーん…
……
うーーーーん???

先に原作小説を読んでしまっていたからなのだろうが、映画は全体的に薄味で淡白な印象は否めなかった。
役者さんは好演だし、ロウソクの光を活かした室内シーンや、いかにも
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

「ナイヴズ・ アウト」で往年のポアロシリーズもびっくりの大活躍を見せてくれた名探偵ブノワ・ブランが帰ってきた!
今回はネトフリ配信のみで劇場公開はなかったのが残念だけど、お屠蘇気分で布団にくるまりなが
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フランス映画への旅(2016年製作の映画)

4.0

フランス映画史と、監督の個人史がからみ合いながら語られる「私のフランス映画旅行」
あの映画もこの映画も見たくなるし、タヴェルニエの暖かい(たとえ苦言を呈する時ですら)口調は、映画と共に歩んできた人生の
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あのこと(2021年製作の映画)

3.8

「私はこの映画を、怒りでもって作りました。
そして同時に、欲望、はらわた、頭と心でもって作りました。」
「この映画は若い女性の体験(experience)をなぞるように、アンヌというヒロインを"見る"
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ほらふき倶楽部(1926年製作の映画)

-

"椅子の下を覗いたらネズ公どもが「やべっ」て顔をして部屋から集団脱走していく"という夢を見ました。
完全にこの映画のせいです。

たまご割れすぎ問題(1926年製作の映画)

-

応援上映ならぬ、ツッコミ上映とかやったら面白いかもしれぬ。
「そうはならんやろ!」「何でも爆破すりゃエエてもんちゃうぞ!」と阿鼻叫喚の嵐となるであろう。

一挙上映で他にも「ほらふき倶楽部」「全自動レ
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恋するアナイス(2021年製作の映画)

4.5

アナイス・ドゥムースティエたん最推しの自分にとっては、今年最大の注目作といっても過言ではない映画だったが、はたして結果は最オヴ高。
軽薄でふしだらで、でも愛おしい。

ブルドーザーのごとき猪突猛進で、
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Raphael or the Debauched One(英題)(1971年製作の映画)

-

記録。「ラファエル、あるいは道楽者」

フランソワーズ・ファビアンの貴婦人と、モーリス・ロネのプレイボーイのロマンスだったような。アンヌ・ヴィアゼムスキーはファビアンの妹役だったような。
冒頭の朝霧の
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

It's not sewing,
It's making a moonlight.

ミセス・ハリスの自己発見と共に、職人や労働者、ケアラーなどInvisible Peopleへの敬意のまなざしがす
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僕の巡査(2022年製作の映画)

-

このプロットで、このキャストで、何でこんな薄味に仕上がるのか解せん。なので、すぐさま原作小説を取り寄せて読解せよという私のゴーストの囁きに従い、読んでみた。

小説の方が圧勝でしたね。
2時間の映画で
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ラルジャン(1983年製作の映画)

-

一枚の贋札をきっかけに、平凡な男が悪徳へと転がり落ちていく。
最後らへんの展開は、「冷血」を思い出した。

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.8

ニコケイ演じるトリュフハンターが、誘拐された愛豚🐷を奪還するために、森の奥から都会へと捜索の旅に出る。

てっきりニコケイが道々で悪漢どもをブチ殺していくヴァイオレンス・ロードムービーかと思いきや、徐
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愛と激しさをもって(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

後ろから挿れようとするヤツにろくなのはいねえな!!!(映画の話です)

デルフィーヌとキャロル(2019年製作の映画)

-

"サラ・ベルナールの再来"と謳われ、フランスの映画・舞台を代表する女優だったデルフィーヌ・セイリグの、フェミニストとしての一面を、同志キャロル・ロッソプロスの回想を交えて綴るドキュメンタリー。

圧倒
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書かれた顔(1995年製作の映画)

3.6

京都国際ダンス映画祭にて鑑賞。

坂東玉三郎氏の舞台上の姿や舞は言うまでもなく、支度部屋で徐々にプロフェッショナルの衣をまとっていく過程、インタビューでのたおやか且つナルシスティックな仕草、ひとつひと
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軽蔑(1963年製作の映画)

-

原色のロケーションと、ドリーショットが美しい。
ラストの、(気狂いピエロを予告するような)青い海と「Silenzio!」の台詞。

夕なぎ(1972年製作の映画)

-

ロミー・シュナイダー映画祭で鑑賞。
DVDで何回も見てるけどスクリーンで見るのはもちろん初めて。
20歳ごろVHSで見たときは、大人の恋愛だなあーっと鼻垂らして見てたけど、時を経るうち(つまり自分が年
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

小さなおうちと、時空を越える森を行ったり来たり。まるで絵本か児童書の世界。

母娘三世代をつなぐ喪失と癒し、少女たちの冒険の物語に心地よく浸された。短いランタイムだけど、その短さを感じない豊饒な語り口
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ジョンソンにはうんざり(1938年製作の映画)

3.8

オーソン・ウェルズがマーキュリー劇団時代に制作したサイレントコメディで、後の「市民ケーン」「上海から来た女」の萌芽らしきものは既に垣間見えるのは興味深い。

舞台の幕間に上映する為の作品なので、映画だ
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.2

地下室の変な穴と、NASAペニスというぶっ飛び道具が2つもあり、どちらかにしぼった方が良かったんじゃないのと思う。

アナイス・ドゥムースティエたんは、金髪ショートにしてもきゃわいいということが実証さ
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保護色(1977年製作の映画)

-

これはちょっと苦手ザヌーシ。
というか、会話量が多すぎ&速すぎて、私のゴミ英語力では限界があった。(英語字幕で3段重ねになってる瞬間とかあったぞ)

バルコニーでの二者の会話シーンで、意味ありげに遠景
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The Illumination(英題)(1973年製作の映画)

-

K・ザヌーシ連続鑑賞、3本め。
タイトルの「イルミネーション」は、クリスマスの時期のアレじゃなくて、啓蒙や解明の意味らしい。
何となく宗教的な光明のニュアンスもあるのかな。

神経質な青年が、悩んで挫
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

くそー、宣伝文句に引っかかってしまった。
彼女は過去?未来?それとも、創作の世界の人?といろいろ推理しながら見たけど、結局どっちらけじゃねえか。
こうやってムキになると、それこそ向こうの思うツボみたい
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.0

これは面白い!
エルモア・レナードの原作も読み、最初の映画化「決断の3時10分」も見てるけど、こちらはボリューム増々でお腹いっぱい。サイドストーリーや結末もアレンジが足されていて、展開を知ってても手に
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