1969年製作、ヘンリー・ハサウェイの『勇気ある追跡』と同原作。この69年版とほぼ同じ構成で進むが、最後のエピローグだけが相違点。2010年に撮るのであればこの変更は必須だろう。
2023/12/1>>続きを読む
"心臓の前に、脳が壊れる全ての人へ"
『クライマックス』を観た時の狂気とはまた違う、圧倒的普遍性故えの抗いようのない暴力と恐怖が襲いかかる。鬼才ギャスパー・ノエの新作は全方位向けの普遍的メッセージを>>続きを読む
ヘンリー・ハサウェイが遂にジョン・フォードにアカデミー主演男優賞をもたらした傑作西部劇。
西部劇らしからぬ大自然を馬で掛けるロードムービー的映像美と1:4で行われる馬上の決闘が白眉。
2023/12>>続きを読む
今やホラー畑のイメージがしっかりと定着したタイ・ウェストが送るマカロニ・ウェスタンオマージュの西部劇。話し相手は動物のみの主人公をイーサン・ホークが、ダメ息子の失態に巻き込まれる保安官をジョン・トラボ>>続きを読む
ジョン・フォードとの最後のタッグとなったジョン・ウェイン、”アメリカの良心”ジェームズ・ステュアート、今作で一躍スターの仲間入りとなったリー・マーヴィン、後にマカロニ・ウエスタンの代表格になるリー・ヴ>>続きを読む
ジョン・フォードによる騎兵隊三部作の三作目。
なんと言っても、ノースタントのローマ式馬術が白眉。お父さんの顔が愛おしいジョン・ウェイン。
2023/12/12 1回目
【2023年147本目】
ジョン・フォードによる騎兵隊三部作の二作目。三部作唯一のカラー作品。
退役までのリミットが迫る中、大尉の下した決断。
ジョン・ウェインらしさ全開。西部劇きっての名バイプレイヤー、ヴィクター・マクラグ>>続きを読む
ロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』をメル・スチュアートが映画化。
公開当時は商業的にも不発、原作者からの評価も良くなかったらしいが、ジーン・ワイルダーのウォンカは哀愁があって良い。>>続きを読む
ジョン・フォードの騎兵隊三部作の一作目。リトルビッグホーンの戦いを描いた史実。
ヘンリー・フォンダ演じるサースデイ中佐の無謀な作戦、第七騎兵隊の壊滅、圧巻。
2023/12/10 1回目
【202>>続きを読む
これは紛れもないティミー映画。
冒頭からウォンカの精神は一貫して"分かち合うこと"、これは本作のテーマでもあるが、メル・スチュアート『夢のチョコレート工場』のチャーリーの姿に重なる。劇中歌唱曲"Pu>>続きを読む
親友ハリー・ケリーに捧げられる、ジョン・フォード『恵みの光』のセルフリメイク西部劇。『恵みの光』に出演したハリー・ケリーの息子ハリー・ケリーJr.がハリウッドきっての名脇役ぶりを見せている。
新約聖>>続きを読む
ファーストショット時限爆弾のアップから始まる圧巻の長回し。オーソン・ウェルズによるフィルム・ノワール。その見た目からも醸し出される、ウェルズが演じる大物刑事クインランの憎たらしさが一級。
結末の後味>>続きを読む
公開から22年、デジタルリマスターで蘇る。
2023/12/06 1回目
【2023年140本目】
現役世代には彼のフォロワーが多い、後世に多大な影響を与えた監督テレンス・マリック。岩井俊二のオールタイムベストらしい。
2023/12/05 1回目
【2023年139本目】
ビリー・ワイルダーにロマンスを撮らせたら右に出るものはない。幻のケイリー・グラント版も観てみたかったが、ワイルダーの撮るハンフリー・ボガードは本当に色気が凄い。
2023/12/05 1回目
【20>>続きを読む
50年代、60年代の大監督ロバート・アルドリッチによる晩年のコメディ西部劇。
ポスタールックには当時勢いに乗りまくりのハリソン・フォードが器用されているが、本作の主役は正しくジーン・ワイルダーで、ア>>続きを読む
"美しく風化させた"
インディのカムバックにはこの言葉がしっくりくるし、ハリソン・フォードには"職人"という肩書きがよく似合う。
2023/12/04 1回目
【2023年136本目】
ベルトリッチによる世界中で物議を醸した問題作。
ポルノか芸術か、その答えは半世紀経った今でも議論の余地はある。
2023/12/04 1回目
【2023年135本目】
シリーズ5作目は前作から15年ぶり、待望の続編。製作はディズニーへと代わり、ハリソン・フォードは80歳となった。劇中も同様、1970年代、インディが直面するのは自身の"老い"。ドキュメンタリーでヒロイ>>続きを読む
サーこと、リドリー・スコットが送るナポレオン・ボナパルトの伝記。
物語はナポレオンが歴史上に登場する前夜、マリー・アントワネットの絞首刑から始まる。まるで催し物を見るかの如く盛り上がる傍観客には肝が>>続きを読む
コッポラが『ゴッドファーザー』と『ゴッドファーザー PARTⅡ』の間に撮った隠れた名作。
冒頭の盗聴シークエンスと、ほぼ台詞無しで進むラスト30分圧巻。あとジーン・ハックマンの哀愁。
2023/1>>続きを読む
シリーズ1作目。
イーストウッドの現代劇初ヒット作。
2023/12/02 1回目
【2023年131本目】
この時代のジャック・ニコルソンは本当にナイスガイでランディ・クエイドはタランティーノにしか見えない。
2023/12/01 1回目
【2023年130本目】
ライアン・オニール、テイタム・オニールの父娘共演。映画評論出身のピーター・ボグダノヴィッチによるモノクロ・ロードムービー。
ミズーリ州に着いてからずっと泣いてたし、鑑賞後ポスタールックを見るだけで胸>>続きを読む
ジョージ・ロイ・ヒル、ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、『明日に向かって撃て』組による当時のアカデミー賞を独占したコン・ゲーム映画。
今作は何と言ってもスコット・ジョプリンの『ジ・エンタ>>続きを読む
水木しげるの原作も読んだことはないし、シリーズの熱心なファンでもない私が、背もたれを使えない程に前のめりだった。
2023/11/29 1回目
【2023年127本目】
レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を原作に、"ハリウッドの異端児"ロバート・アルトマンが手がけたハードボイルド作品。
冒頭の猫とのやり取り、そこに主人公が表現されていると思う。カレー印の缶詰に>>続きを読む
燻んだ画風のルックにキャット・スティーブンスの音楽が色をつける。まるで劇中のハロルドとモードの関係性のようだ。
自殺願望を持つ19歳の少年ハロルドにとって、生きることの何たるかを教示してくれた存在が>>続きを読む
シリーズ四作目。
そう簡単には世代交代させないぜ。な粋な男インディ。
2023/11/28 1回目
【2023年124本目】
シリーズ三作目。
ショーン・コネリーの抜け感がたまらなく可愛い。
2023/11/28 1回目
【2023年123本目】
マブリーの男泣き。
傘を手渡したところで自分も男泣き。
2023/11/27 1回目
【2023年122本目】
自分の心がそう思った時だけ、"YES"を言う。
2023/11/27 1回目
【2023年121本目】
まるでSNS時代を皮肉ったように、監督北野武は冷笑を浮かべながら登場人物達をあっけなく殺していく。
常々、方々のインタビューで語っていた「俺だったら時代劇をこう撮る」を全うしていて清々しい。
20>>続きを読む
マブリーの背中映画。
2023/11/24 1回目
【2023年119本目】
松田優作の遺作。
"黒い雨"の復讐。
2023/11/19 1回目
【2023年117本目】