奥さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

奥

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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

主人公のアンディが無実の罪で刑務所に入所させられても、その中で心に希望を忘れないで、過ごしていく作品。

刑務所の中での不条理な事や、そういった中でも仲間と支え合い、向き合い、刑務所の中でも心に希望を
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.0

人の手を借りなければ生きられない彼は、強がったり見栄を張ったりして生きることができない。

強がったりしても、強がっているよというメッセージと共に相手に伝えている。つまり、強がれないことを受け入れてい
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.0

全ての事において、面白くない時に観ると
自分視点を替えられるかも知れません。

自分の行動によって物事の見方が変わり、楽しいものになるかも知れないし、失敗するかも知れませんが、何かをする事によって分か
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.5

愛することってこんな気持ち悪い行為だったけ…と思ってしまった作品。

なんだか文字にするとすごく薄っぺらくなってしまうんだけど、なかなか狂気に満ち溢れている作品でした。

名前を捨てるとはどういうこと
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

途中まではそこそこ怖いし、シリアスな雰囲気が漂ってますが、高田純次さんが出てきた辺りから完全にギャグに走ってるように感じました。

ただ題材が”心霊現象を撮る”という所に主眼を置かれているのなら、フィ
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女は女である(1961年製作の映画)

3.5

ポップでキュートな実験映画のような作品。

色づかいや画面構成のセンスは今見ても色あせていない。
しかし各所の音楽のつかい方はどうにも、ぶつ切りでシーンが狂騒的になりすぎたように感じました。

しかし
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

性と暴力の勝利。

1978年の映画。近未来の若者の姿を描いたとか…。
題名に惹かれて観たのですが、眼球が綺麗で、映像も綺麗で、色彩も綺麗で、憧れの映画でした。

暴力とレイプを繰り返す若者の、リーダ
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.5

「夢を捨てるのは死ぬことと同じだ」

ダンスの写し方がカッコ良かったです。

ストーリーとしては単純だけれどこういうのも嫌いじゃないです。

黒い旧型のポルシェがかっこいい。

そして最後のダンスシー
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

都会すぎなくど田舎でもないロケーションでした。

オリビアを聴きながら。

誰もが通ってきたモラトリアム期。

ラストの観客に委ねるところ。

この作品はリアリティ抜群の演出が飽きさせない。

観客が
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

愛の始まりと終わり、出会いと別れを鮮やかな手法で綴った物語でした。

時間軸を巧みに用いて、愛を織り成す両側面を並行して描き出して見せた趣向は、映画の語り口としての「発明」と言っていいんじゃないかなと
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

どんどん引き込まれる異常な世界でした。

スタンリー・キューブリック監督の名作の一つと聞いて、普段はホラーを見ないのですが鑑賞しました。手に汗握る感じで最後までドキドキしながら鑑賞できました。

カメ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.5

人は「人生に生きがい」を必要とし、「日常にゆとり」を求めてしまう。

でも実はその逆で、「些細な日常に生きがい」を感じ、「人生全体にもっとゆとり」を与えた方がいいのかもしれない。

人生にとって何が成
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獣道(2017年製作の映画)

4.0

クソみたいな町のクソみたいな話の作品。

主人公の雑草の花のように逞しく可愛らしく生きていく様がよかったです。

中盤に「半グレ」アンソニーの恋愛がありますがこれが良い。出会い、再会、恋愛が丁寧に描か
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

「疑え。惑わされるな。」

作品を鑑賞していると、コミニュティの一人が原因不明の病気にかかり、それがどんどん感染して村中がパニックに陥り魔女狩りに至った人類史を見ているようでした。

祈祷のシーンはア
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.5

女優・蒼井優が そこに生きている映画かなと思いました。
カーテンを、若い娘が自分で作る。
それって、ちょっと変。

ほとんど荷物は持たないのに、引っ越しのたびに、そのカーテンだけは後生大事に持って行く
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

2.0

汚れずには生きていけない人間が汚れていくまさにその瞬間を捉えた生々しいドキュメンタリーっぽい作品。

ワンカット長回しが多すぎて、その中での段取りを詰め込みすぎて演出のテンポが悪いなと思いました。
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.0

インスタを切り取ったようなキラキラ感で、妙にリアルな青春映画。

パリピ全開から一転、花火の終わりのように眩しかったものたちが輝きを失っていく。

何にもないようでいろいろあって、いろいろあるようでな
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告白(2010年製作の映画)

3.8

狂気のある雰囲気がとても良かったです。

ゾッとしました。

生徒に娘を殺された教師が、時間をかけて生徒に復讐していく。

牛乳にエイズの血を入れる時点で目眩がしたがそれは序の口、最後は想像よりはるか
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.0

相変わらず無茶なスタントでした。

謎の暗殺、刑務所からの脱獄、そしておなじみのテーマミュージック。

つかみは最高だと思いました。

さすがのスパイテクニック、敵との対決、政府から見放されたイーサン
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.0

良くも悪くも無難に楽しめる作品。

ワンカウントずつ七変化。

重く人間臭い。妻ジュリアを取り巻くイーサンの私的な世界が舞台になるのは異色でした。

上海での間の抜けたボール攻撃からのスタントシーンは
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.0

監督変わった続編なんだけど、これはもうジョンウー監督の映画だなあという印象が強く、アイデア・演出は期待していたよりは物足りなかったです。

必要以上に爆発したり、冗長にすら感じるアクションは、良くも悪
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.5

単純明快な面白さでした。

クライマックスの新幹線のアクションはすごいけどお腹いっぱいでした。

ヘリがトンネルに入った時点で爆発するかと思ったらパイロットが凄腕で、トンネル内を見事に飛んでおり、さら
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.5

異作で遺作な傑作な作品。

とにかく疾走感があって息つく間もなく展開されるアクションが素晴らしいです。

カーアクションだけでなく、空からの車ダイブ、格闘シーン、ヘリとの銃撃戦など、ド派手なアクション
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.0

残酷すぎるほど純愛で濃厚な作品。 

国籍、言語、性差。

世代や風習の違いからくるディスコミュニケーション。

それらがいかに生々しくグロテスクで、どうしようもなく惨たらしく汚らしい事でした。

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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.0

自分に自信に持てない全ての女性たちに見てほしい作品。

共感できるところが多すぎて、すごく考えさせられるというか、自分の今までの考え方って間違えていたのかも…って思い直すきっかけになりました。

自分
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

4.0

心がえぐられるような作品でした。

正解のない生き方の中で誰もがその生き方に自信なんてない。

彼女たちはその中でも、「震災」から立ち直らなければならない使命のようなものを背負って生きている。

性風
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.5

鬱々とした世界観。

彼女の心の中をずっと見続けるような映画だなと感じました。

途中からとても重たく、観続けることが辛くなったが、最後まで観て良かったと思えるラストでした。

ラストシーンがもの凄く
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

3.5

悲しくて切なくて胸が詰まりそうになる作品でした。

子どもの純真さと残酷さ。

子役二人の可愛らしさ。

ギターの音色と共によい映画でしたが、反戦映画ではないなあ…と思いました。

徐々にエスカレート
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空気人形(2009年製作の映画)

3.0

みんな誰かの代用品で、誰もが「一人」の意味を知りたくて。

突然心を持った空気人形。

社会に繰り出す時の純度100%な姿が愛しいかったです。

それと同時に、人間の持つ"孤独"を同じようなシーンを引
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ビバリーヒルズ・コップ3(1994年製作の映画)

3.0

面白かったけど、ちょっと説明不足を感じました。

上司を殺害されたフォーリー警部が、犯人を追って三度ビバリーヒルズで大暴れする内容。

エディ・マーフィの体当たりアクションが楽しめたが、前二作と比較す
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.0

引き込まれる世界観。

ファンタジー要素の強い独特の世界観は、日本の映画にはない面白さがありました。

この世界で何がおこるのか、最初の方のワクワク感は半端ないなとおもいました。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

長い夢を見ているような作品でした。

画面が暗い。

しかし、その闇の深さに吸い込まれました。

誰が喋っているのか視認しづらいほどの遠景ショットの多用に加え、暗くてそもそも顔が見えない、そしてエピソ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.5

思い出すたびに涙が溢れ出てくる作品でした。

昭和の戦時の暮らしを描くアニメで、これほど新しい映像体験になるとは。

郷愁、お涙頂戴のありがちな作品かと思いきや、当時を題材にした従来のアニメとは一線を
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.0

シュールな笑いが多く、クスクス笑わせてくれました。

バカで真剣なエンターテイメントな作品だなと思いました。

ちょこちょこ挟まれるシュールな笑いが面白かったです。

ずっとバカな感じがたまらないかっ
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映画 謎解きはディナーのあとで(2013年製作の映画)

2.0

謎の多い作品だなと思いました。

これだけ伏線あって、しっかり回収してるのに、なぜこんなにつまらないんだろうと思いました。

おそらく、謎解きがとても推理できるような内容じゃないからじゃないかなと思い
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.0

推理ではなく二人のタッグを楽しむ作品。

ムカつく客の対処と殺人犯探しの話に絞られていて単純明快で良かったと思います。

前フリがきいていてストーリーが次から次と流れるように進んだし、疑う木村拓哉に信
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