海岸さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

海岸

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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.1

もう少し深くまで描いて欲しかったなぁ
マクドナルド社から相当な肖像権料取られた挙句辞書並みの契約書にハンコ押して、まったく自由に表現できなかった感がハンパない。身動き取りにくそうにハリウッドが映画撮る
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パターソン(2016年製作の映画)

4.5

面白い。3回みた。
アマゾン・スタジオ製作なのに、アマゾンではまだ配信してないのが謎だが、とてもいい映画だった。
とある幸せな夫婦の1週間を描いただけというシンプルさながらいつまでも見たい魅力的で心地
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地獄愛(2014年製作の映画)

2.7

多分ハネムーン・キラーズの方が面白い。
多分。
最後がなあ、、
ぼんって放り投げたように終わってしまって消化不良。
あの女が泣き叫ぶところまでちゃんと取ればいいのに。
あと遺体切断のシーンでかかってた
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THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

2.0

ギドクには珍しい、つまらなさ!
でもエロもグロも捨ててまでして描きたかったこの南北朝鮮、真面目な心意気は感じるが、描いていることは全くもって普通のスパイとか戦争映画である話、多分実際たくさんある話。
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.5

「フランス映画ってこういう感じだよね」って書いてる人が多いけど、「確かに」半分「もっと面白いのもあるよ」半分笑

哲学教師が主人公ということで小難しさ満載でそのまま引用して、凡人のために噛み砕こうと
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

イザベル・ユペールは映画界の宝だ
両親にも恋人にも、親友にも平気ツバ吐きまわしながら、颯爽と生きるイザベル・ユペールは可愛らしいし美しい。
結構切なくもあったな、氷の微笑と比べてもやっぱ作品が円熟した
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

1.0

予告編のがよかった
この監督の「美しき棘」は本当に良かったんだけどなぁ半端に高い予算をなにに使おうってなってナタリー・ポートマンで意外に高く着いて、あれもこれもで定まりのないよく分からない映画になっち
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ルーム(2015年製作の映画)

4.8

全ての人が観るべき作品。
現実の事件をベースにしている。現実の残酷さも美しさにも余すことなく、殺すことなく寄り添って描いてる。これを作った人はとてもストイックな人だと思う。ドキュメンタリーでもフィクシ
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

3.8

悲しかった。
一頭のロバの一生からみた小さな村のいざこざ。技術好きな牧師は村八分になって、その娘は初恋も、不良ともうまくいかず、なにか嬉しいことが起きると3倍返しになって底に突き落とされる。
どんどん
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隠された記憶(2005年製作の映画)

4.2

映像の破壊力、人を混乱に陥れる力をファーストショットから実感できる作品。これは面白い。怖くない。けどヨーロッパ現代史の授業にも心理学の授業にも参考に出来そうなよく作り込まれた作品。
日常を破壊する不条
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白いリボン(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

印象が薄くて、思いがけず2度目の鑑賞。
ハネケ特有の不条理かつ腐りきった人間の本性の表現を試みていると思われるが、めずらしくまとまりがない風に感じた。恐らくあの牧師の家の子供たちがやったんだろうけど真
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光陰的故事(1982年製作の映画)

3.6

エドワード・ヤンの作品は面白かった。
ほんとに、この人の作品はいつも抜かりなく絶望的で、その深さに足がすくむ。
あとの3つもノスタルジック、コメディありの面白い短編。80年代?台湾の感じは多分日本と結
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中国女(1967年製作の映画)

3.9

60年代フランスに巻き起こった毛沢東主義の若者たちを描いた作品。
ずっと、劇と、インタビューが入り混じっていてラストがいきなり急ピッチで進んでいく雑さが心地よく感じられる。10代のころには理解ができな
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.5

サイコーだった
全く揺れもブレもない、世界一潔癖な映像を撮るデヴィット・フィンチャーの結婚サイコホラー映画。
冷え切って、でも対面は共犯者のように繕う結婚の現実がオモロい。設定も細部まで渡っていて1シ
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ラモツォの亡命ノート(2017年製作の映画)

1.2

ドキュメンタリーというには少しお粗末な感じがした。確かにラモツォという亡命チベット人が夫を逮捕されてどんな人生になっていったのかは外観できるけれど、社会システムが何も見えない。チベットから亡命して、ダ>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

2.6

興味深い、
日本人の役者を大陸流に叫ばせるとこうなるのかっていうところが興味深かった。
やはり、韓国人の演出は日本の感情表現を超えてる。フランス人もケベックのドランの映画で叫びに驚いたのだろうか。
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.7

布団にばさっと倒れてなんて気持ちいいんだっていうところがとても印象的。
おんなじことしてみたい。
ものがないって気持ちいいことな気がする。

LO: インターネットの始まり(2016年製作の映画)

4.0

ヘルツォークのインタビューする声がシブすぎて…
インターネットは夢をみているのか?ってすごく素敵な質問だった。
イーロンマスクもすごくいい人そうだったなぁアジア系の血が入ってるのが

わらの犬(1971年製作の映画)

4.2

腐った人間の腐れコミュニテイの腐敗臭とキモい女の金切り声、執拗なまでに描く人間不信がどうして映画という乗り物に乗ってここまでの域に辿り着いてしまうのか。
ペキンパー見るたびに、勝手ながら達成感を感じる
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.2

面白かった。
最初はミュージカルがただただ面白かったんだけど、やっぱりドゥミは本物だ。分かってる。
そしてカトリーヌ・ドヌーブの方じゃないバーグマンみたいな女の子のアゲマンぶりがさいこー

魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.6

痛かった…見てて痛かった…
でもやはりキム・ギドクだった。
水と言葉を話さない女、傷、痛み、血、セックス
水の音、光の反射、世界を強く感覚する人が芸術家だ。彼にとって言葉ってとても価値は低くて、不純な
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

2.1

うーん、
現在ツイッターとかでたたかれる奨学金問題と同じ匂いがする
悪を描けば描くほど、個人に帰ってくる
これはプロパガンダにしかならない。

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

1.6

やぁ覚えてないけど、やっぱおじさんってもっと落ち着けよっていう前提があるのかね、かなしい

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.4

2みたら1で何があったかほとんど忘れていたので再鑑。
やっぱり面白い。下品で、エゲツなくて、でも世界に何も固執してないスピード感とテキトーさがほんといい。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

1.4

予告編の方が楽しい。
構成もテンポも、変にリアルを追求してるのかトロい。

アスファルト(2015年製作の映画)

4.0

これはめっけもんの良作ですね。
何の気なしに借りて、見て、ちょっと毎日が楽しくなりそうって思える作品。

PK(2014年製作の映画)

4.1

秀作。宗教やカルトの不思議さを暴く宇宙人の話。凄く道徳的な話だけどコメディで感動作。スシャント・シンが宇宙人っていうのがサイコー

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.4

ダルデンヌ兄弟の作品を見ていると、日常を大切に生きようって思える。
自分を動かすネジを回してもらうような。
他のダルデンヌ兄弟の作品に比べれば、主人公の行動が1つ社会が解決できない問題を解決に至らしめ
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

評判が良すぎていいと思えないといけない気もするこの作品は単純によく理解ができなかった
一度パリでみて、語学のレベルが低いからだと思ったけど日本語字幕で見てもよく分からなかった笑まだ幼いのか。
ただパリ
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

もう、映画で打ちのめさせることなんてないと思ってた。でもなぜ宇宙に立ち向かうたった1人の女性がこんなにも美しいのか。最初から最後までヒロインはずっと1人ですべてを抱え、強く生きている。
邦題もよくて、
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男と女(1966年製作の映画)

1.6

3週間で撮ったというスピード撮影
フレンチおしゃれ映画センセーションを巻き起こしただけある意気込みは感じられる。カメラも演技もとても即興的で新鮮さを失うまいとする監督の意図は成功してる。白黒になったり
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ハハハ(2010年製作の映画)

3.5

面白かった。
久々に再会した友人がマッコリ飲みながら一夏の思い出を語り合う、海辺の町での一幕。ほとんど日記映画のようにさりげないし、カメ位置もアマチュアそのものな印象だけども何度もクスッと笑わせてくれ
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悪の華(2003年製作の映画)

3.8

巨匠の安定感。シャブロルは昔見たときはすごく分かりにくい映画だと思ったが今見ると撮り方や音の入れ方が斬新で、かつ潔い感じで見てて気持ちがいい。
くどくないテンポの速さがもはや古典。
急な音の入れ方や、
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延安の娘(2002年製作の映画)

1.5

下放の時に学生の間で生まれた本当の両親に会いたいと北京まで会いにいく娘の物語。文革という辛くも忘れたくない記憶に対する中国人の葛藤が描かれる。
アイコンキャラクターとしてお膳立てられるヒロイン。建前と
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

映画史を変えたギャング映画と言われる古典作品。やっと見た。
個人的にはスコセッシでは唯一眠くならなかった。
とあるアイリッシュ系ギャングの半生が登場人物たちのモノローグで超スピーディーに進んでいく。誰
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

2.8

ナンパ師競争面白いし、(お金払うってのはな減点じゃないの⁈)影の住人のドキュメントでもあるところが面白い
若い女の子が自分の体に値上げ交渉する瞬間やら男が食糞するときのリアクションとか、セックスしたい
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