スクラさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

スクラ

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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

<ザ・ビートルズへの愛に溢れた、彼らに捧げる映画>

ビートルズファンからのあまり評判がよくないみたいだけど、
一般目線から観るとビートルズ愛に溢れた映画でいい感じだった。

ありがとう、ザ・ビートル
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バイオハザード III(2007年製作の映画)

2.5

<ミラ様のアクションは華麗、それ以外はうーん>

狩野英孝さんのYoutube配信につられ、ゲームのバイオハザードを始めたので、アマプラで無料だし、久々に観てみようというノリで観たけど、
うーん、やっ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

<教訓めいた観方もできるし、雰囲気で楽しむこともできる>

マッツファンにはおススメ、ストーリー重視には非推奨

血中アルコールの濃度を一定に保つとポジティブな効果がもたらすという
ノルウェーの哲学者
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

3.2

<妖怪が出てくる映画が好き、民俗学が好きな人にはオススメ>

マヨイガと言えば柳田 國男、柳田と言えば遠野物語!遠野のイメージは山に囲まれた閑静な地域なのに「岬」がつくってどういうことなんだろう?遠野
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

<毒を以て毒を制すとはまさにこのこと>

公開まで全然チェックできてなくて、Twitter上の評判に期待して観に行った映画。期待通りの映画だった。ラストにガツンとやられた。

大切な友を汚され、失った
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

<アクションとシリアスとコメディの混ぜ加減がいい塩梅のぶっ飛び映画>

スーサイド・スクワッドがガン監督の手で生まれ変わって帰ってきたと知ってから、公開を楽しみにしていた本作。
期待を裏切らない最高な
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.0

<言葉は相手に伝えることで初めてその本領を発揮する>

人前で話すのは苦手で俳句を詠むのが得意なチェリーとコンプレックスの歯を隠しながら動画配信をするスマイル、共通点が無いように見える二人が偶然に出会
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

<ラテンの情熱×ミュージカルの化学反応に心揺さぶられる>

心の中に輝く夢が持つ熱量は停電に苛まれる夏の夜よりもあつい。
4人の若者を軸として、圧倒的な歌とダンスでストーリーが
紡がれていき、一瞬たり
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

4.3

<画家老いて、見目は変われど、精神は不変>

普段、画家の伝記映画は手当たり次第に鑑賞しているので、
その流れで本作も鑑賞。
思えば、日本の画家に関しては、TVでドラマ特番が組まれるぐらいで、伝記映画
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

<映画好き以外も心揺さぶられる熱さ>

「映画大好き」の言葉に惹かれ、調べてみたらキャラデザはSAOの人だし、
レジェンド声優大塚明夫さん出てるし、挿入歌は好きなボカロPだし、
もう観るっきゃないと鑑
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5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

3.7

<女性の解放をテーマにしつつも、好き嫌いが分かれそうな演出>

オンライン試写会にて先行して鑑賞。
この映画、特にラストに向けた展開は好き嫌いがすごく分かれそう。
私は好きだった;) 
(ラスト部分に
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

<伝記映画であり、ヒューマンドラマである魅力的な映画>

ラミ・マレックの歌唱力によって再現されるQUEENの名曲。
彼の演技力によって描かれる天才フレディー・マーキュリーが抱えた苦悩や葛藤。QUEE
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

4.0

<やっぱこのコンビ好き!>

ここ最近、十数年前のヒット作品の続編がちらほらある中でも
好きだな~これ!と思えた本作。
昔のヒットにあやかって集客したはいいけど、
内容はちょっとうーん、と思うものもあ
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愛の嵐(1973年製作の映画)

2.5

<安易に評価してはいけない危うい作品>

1974年にイタリアで制作された映画。
倒錯した愛に溺れる男女が描かれていて、題材を無視すればストーリーは良い。ただ、取り上げられた題材、制作国を考慮すると素
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

<ちょっと勢いまかせで中身が薄かったので2作目に期待したい>

アメコミ映画らしい迫力、未知の生命体に寄生され恐怖するエディを表現するトム・ハーディの演技力はすごかった。
もっとヴェノムとエディの相棒
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水を抱く女(2020年製作の映画)

4.3

愛が裏切られたとき、それは宿命のもと相手を殺さなくてはいけない。
「殺すわ」と能動的な言葉に反して、宿命に縛られた不自由さ。
宿命から逃れられないことを示すかのように水音が響くなか、二人の男性の間で心
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.5

<大迫力!映画館で観てこその映画!>

試写会にて公開に先駆けて鑑賞。
映画館の大スクリーン&音響設備で観てこその映画とはまさにこのモンハンのことかと。
コロナ禍でこうゆう迫力ある映画を映画館で観る機
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

4.6

<「食」を切り口に異文化交流をリアルに映し出す>

とある理由から息子とともにフィンランドのラップランド地域にある食堂を訪れた中国人のチェンが食堂のオーナー・シルカやお客たちとの交流する様子が描かれる
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世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

4.0

<背筋が凍るような不気味な後味>

雑誌で特徴的なイラストを描くイラストレーターさんが昔この映画を観て
「影響された」と言っていたのを読んだのが鑑賞のきっかけ。

エドガー・アラン・ポーの作品を原作と
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MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.0

<受け入れられたいのではなく、受け入れたい>

最後まで観て私はそう感じた。

子どものときに笑われた夢、「ミス・フランスになること」、
それが旧友と再会したことにより再び燃え出した。

観る前はミス
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レンブラントは誰の手に(2019年製作の映画)

4.5

<共通点はレンブラント推し!!>

レンブラントに関わる4つの物語がテンポ良く映される。
1人はレンブラントの作品と思わしき絵画の真偽を見極めようと奮闘する者
1人はレンブラントの絵画への愛をひたすら
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

4.0

<母から息子へ、そして息子から母へ受け継がれる愛>

突然、この世を去った息子リッキーが経営していたゲイバーを
相続することになった母メイベリン。
倒産寸前のゲイバーを立て直していくうちに
少しずつ明
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

4.0

<童話ベースだけれども新鮮みのある綺麗で儚い映画>

試写会にて鑑賞。幻想的で優美なポスターから想像した期待を裏切らない絵本のような独特で素敵な世界観が織りなされた映画だった。
一度歌声を聴けば、相手
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.9

<立ち直るきっかけに奇跡は必要ない>

心が風邪をひいてしまった2人の男女の話。
とてもリズミカルでポップな導入部分から一転して場面が切り替わり、
不眠症になってしまった男と過眠症の症状を抱えた女、そ
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

4.0

<たとえ周りから無理だと言われても夢を追うことを諦めない勇気を与えてくれる>

原作の絵本を既に読んでいたけど、アニメ映画として観ると、
全く異なる感動があった。
まず、作画が作品の雰囲気をより良くし
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.5

<生き延びたからこそ孤独>

ホロコーストを生き延びた対価は家族を失った孤独。あまりにも惨いけど、
このような状況に置かれた人はきっとたくさんいたのだろうな。
孤児であることを頑なに認めない主人公の少
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.0

<ラブストーリー×スポ根=タイプライター??!>

Twitterのフォロワーさんがおススメしているのを読んで、ずっと気になっていたので鑑賞。微笑ましい気持ちで始終観られる映画だった。

田舎娘がその
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.1

<原作の絵本を手に取って、もっとこの世界観を知りたくなる映画>

ベストセラーの絵本作品を原作とした映画。

主人公のマックスは姉と遊んでもらえず、母親も仕事や新しい恋人に夢中でなかなか構ってもらえな
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

<言葉を選ばずに言えば、好き!大好き!こういう映画とっても好き!!>

 しっかりとした文章でレビューを書くよりも感情で書いてしまいそうなほど、心揺さぶられた映画だった。

 画家のマリアンヌは離島に
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アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌(2018年製作の映画)

4.3

〈抱えている過去の傷と向き合う勇気を観る人に与えてくれる映画〉

過去の痛みや恐怖を乗り越えて父と向き合い、父を赦したからこそ、全米大ヒットの歌は生まれた。
全米で誰もが知る名曲「 I can
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クロワッサンで朝食を(2012年製作の映画)

2.5

<あまり心に刺さらなかった>

んー。私には合わなかったのか、あまりしっくり来なかったなぁ。
パリに移り住んだエストニア移民が主人公で、とっても苛立つような老齢の女性のヘルパーになるんだけど、どうして
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

<箱の中に閉ざされた真実ならどちらを選ぶ?>

映像美とか動物たちのリアルな描写はこの映画のおまけで、それがおまけだと最後まで気づかせないストーリー構成がすごい。

主人公パイは乗っていた船が遭難にあ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

<やっぱり現実は大切という監督なりのメッセージを感じた>

VRの世界が生活の一部となっている遠いようで近い未来の夢のある話。VR世界のアバターたちは、様々な作品からクロスオーバーしていて、コマ止めし
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.2

<少し脚色強めの実話に基づいたヒューマンドラマ>

実在の人物バート・トラウトマンを基に作られたストーリー。ドイツ軍出身の彼は、終戦後に戦時中の敵国であった英国のサッカーチームでゴールキーパーとしてプ
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靴ひも(2018年製作の映画)

3.6

<家族との和解の物語であり、一人の男性の自立の物語でもある>

障がいを抱える息子と30年も疎遠にしていた老父が元妻の死をきっかけに一緒に暮らすところから物語は始まる。
はじめは息子が入る施設が見つか
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.5

<家を拠り所としたアイデンティティとは何かを問いかけるような映画>

サンフランシスコの街は変わりゆくなかで祖父が建てた家を取り戻したい主人公ジミー。かつて住んでいたことに加え、「祖父が建てた」という
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