おぺちょぺさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

おぺちょぺ

おぺちょぺ

映画(372)
ドラマ(0)
アニメ(0)

インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

ロミリーが23年孤独の中で待ち続けていたことがわかるシーンで声出ちゃうくらい泣いてしまった。
クーパーの年齢を超え、死を迎えようとするマーフとの会話もたまらない。名場面しかない。3時間近いが、時間を感
>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

勧善懲悪でごまかさず、正義と悪が表裏一体であることを示す傑作。「必要悪」という言葉が浮かぶ。
テレビでやってると、何回も観てるのに絶対最後まで観ちゃう。

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

4.2

本当に歌に弱いから、ひろしとみさえのデュエットで号泣しちゃう。
アクションあり、ロードムービー要素もあり。クレしん映画で一番好き。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

三谷幸喜作品というと、映画監督デビュー作『ラヂオの時間』の冒頭の長回しに心を奪われたことを思い出す。
ただ、そこが頂点で、以降の彼の監督作で魅力を感じるものは正直なかった。

今作は彼のキャリアの集大
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.2

伝統的なホラー映画の作法に、ジョーダン・ピール特有の時代感覚が混ぜ込まれ、未知の映画体験は約束される。それでいてギャグセンスがきわめて高度なので、自分は一体何を見させられているんだという気持ちになる。>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

タランティーノ信者なので、素晴らしい映画体験になることに疑いの余地はなかった。鑑賞後・・・そのハードルを超えて人生最高クラスの映画体験を提供してくれたことにただただ感謝した!

ライムスター宇多丸のイ
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

ギョッとするような、しかし彼らにとっては日常と化したえげつない貧困を淡々と映し出す。
ラストシーンのゼインの笑顔だけが救いだが、彼以外にも救われてほしい子供達がたくさんいるわけで・・・。

よこがお(2019年製作の映画)

4.0

池松壮亮みたいな美容師なのか、美容師みたいな池松壮亮なのかってくらい髪を切る池松壮亮の「池松壮亮の美容師」感に大満足だった(伝われ)

メインの登場人物がガッチリしてるのに対して、訪問看護ステーション
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

平日昼だったが、満席。年齢層高めでした。

カット割りや構図がズバ抜けてよかった。俯瞰のショットを横にする試みに驚く。そりゃそうだよな、映画のスクリーンは横に長い。映画好きはもとより、スマホ世代にも刺
>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.2

テン年代最後(まだわからんけど)の日本発カルト映画誕生の瞬間を目撃できた。絶対に劇場で観てほしい。後々自慢できると思う。
いわゆる、”映え”の具現化が巧みで、”止め絵”的な表現が全編とおしてキマってい
>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.5

作劇のテンポ、おもちゃの動きと表情の丁寧な描写。CGアニメーション映画としての質は間違いなく最高峰。スクリーンから目をそらすことは一度たりともなかった。

ただ!ただ・・・トイ・ストーリーが好きな人ほ
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

ループモノの主人公は、自分より他人のことを真剣に考えられる人物でなきゃ務まらないんだなと感じる。まどマギのほむらとか、シュタゲのオカリンは本当に真面目。

「失敗しても自分が死ぬだけなんだから」と開き
>>続きを読む

かぞくへ(2016年製作の映画)

4.2

札幌プラザ2.5で鑑賞。札幌での鑑賞会を開催してくれた「札幌映画サークル」に多大なる感謝を・・・!

結論から言うと、傑作だった。
旭、佳織、洋。みんな良い奴で、誰も悪くない。だから行き詰まる。やっと
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

4.3

ディズニー実写映画初体験。ガイ・リッチーが監督と聞いて、たまらずに。たしかに裏稼業の男が成り上がる話だもんな。
カップルに囲まれるのを防ぐため、平日昼に休みを取って鑑賞。結果、囲まれる・・・。

結論
>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.9

私はこの作品を言葉で語ることはできない。

迷っている人は必ず劇場で観てほしい。観てから考えてみて。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

ネトフリで家で観ると寝てしまうと確信し、シアターキノへ。
フルチンの「アリガトウゴザイマシタ」は映画史に残る爆笑シーンだと思う。フェルミンのクズっぷりが最高。その他、突如として挟み込まれる高度な
>>続きを読む

監督失格(2011年製作の映画)

1.5

TOHOシネマズ六本木ヒルズで鑑賞。

偶然にも「死」を、間接的だが、最も近い状態で撮影することができたという意味でこの映画は一見の価値がある。
しかし・・・エンディングは無音であってほしかった。矢野
>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

予告編で「スタイリッシュなクライム・アクション」の匂いをプンプン出しているが、これが作品にとっても観客にとってもハッピーじゃないなというのが感想。私は事前に情報を調べていたからギャップは最小限で済んだ>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

3.3

札幌プラザ2.5にて試写会鑑賞。
まず、札幌プラザ2.5は一般上映をしていない貸し劇場。過去作の上映会でしか来たことがなかったんだが、音響の良さに驚く。特に劇伴はガンガンと鳴り響いており、ブチ上がった
>>続きを読む

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.9

POV演出全盛期の映画という感じ。私はカメラ酔いしないタイプなので、終始楽しめた。

バディモノとしては、ツボを押さえた演出。二人の小気味好い会話と男同士の下ネタ合戦。関係性をチラ見せして、彼らの絆の
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

なーにがマモちゃんじゃ。うるせえコノヤロウ!今すぐスクリーンから出てこい、ぶん殴ってやる!・・・と、ストーリーのメインであるテルコとマモちゃんの関係性にはこうした感想しかないです。ちょこちょこ共感でき>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.3

傑作の匂いがプンプンするから観たい3割、題材がきつすぎて観たくない7割の気持ちで鑑賞。観終わって最初に思ったのは・・・GW最終日に観る映画ではなかった。

兄の愚かさに苛立ちが募るが、貧困と無知蒙昧は
>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.3

何も言えねー(北島康介)

てんこ盛りのオールスターゲームを楽しませてくれたことに感謝しかない。

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.5

たとえ話が陳腐でありふれたものとして(わたしはそうは思わない)、そこに至るまでの道程がスマートで過激。それでいいじゃん!
登場人物が多く、関係性が少々入り組んでいるので、ちょうど良い塩梅なのでは。フラ
>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

徹頭徹尾ふざけてくれるかと思ったら、序盤は重めなシーンが続くので少し退屈だった。

シャザムの力を手に入れてからギアが上がる。ビリー達の下品にな悪ふざけと、サデウスのキレッキレのバイオレンスシーンのカ
>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.9

ディック・チェイニーが影の大統領なら、妻・リンは「影の大統領の大統領」だったんだなあと感じた。
“第四の壁”ぶち破り演出、ドンキーコングみたいなフェイクエンドとあの手この手で悪趣味に笑わせてくれた。
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

アナル好きとしては、アナルで終わるのがサイコーだった。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

今年一番楽しみにしていたので、ちょっと期待が膨らみすぎていたかもしれない。

全体的には満足だった。この作品にリアルタイムで出会えたことに感謝している。
まず、アダム・ドライバー。彼は感情が見えにくい
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

老人が主人公ということもあり、ゆったりめに物語が進むんだろうなと偏見を持っていたんですが、めちゃくちゃテンポが良かった。心地良い。

クライムサスペンスの緊張感は常に漂いつつ、チャラいおじいちゃんのユ
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

母と観に行って、ベッドが揺れまくるシーンで気まずかったことを思い出しました。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

4DX3Dで鑑賞。本作は4DXの”正解”であり、現段階の”頂点”と感じざるを得なかったため、今年ベストどころか人生ベスト級の体験だった。こんな素晴らしい作品に出会えて、本当に感謝しかない・・・!
ぜひ
>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.7

衣装が素敵!冒頭のファニーとティッシュの鮮やかな黄色にそれだけで泣きそうになった。そこから互いの家族の喧嘩シーンまではよかったんだけど、そこからのテンポがあまり良くない。

レジーナ・キングの助演女優
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

何言ってもネタバレになっちゃいます。
タイトルの意味は、観終わってわかる。

ほぼ一幕、ほぼ一人芝居の映画。緩急をつけるため、潤沢に「間」を使ってアスガーの感情の機微を描いていたのがよかった。

音が
>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

4.3

TBSラジオでCMが流れまくっており、どうしても気になって鑑賞。野村萬斎のあの笑い声、あんなハートフルな場面での笑いだったの・・・

止まらないクセ者のインフレ!クセ者達の天下一武道会!日本社会の暗部
>>続きを読む