おしるこさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

女優霊(1995年製作の映画)

3.6

すごく静かなホラー映画です。
度々画面にひっそりと怪しげな影が見えます。
気付かない人からすれば???でしょうし、気付いた人はゾッとします。

監督はあの中田秀夫さんです。
この映画の反省を生かした結
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.7

本作はリメイクとなりますが、過去作はうろ覚え…。改めて新鮮な気持ちで観ることができました。

ざっくり言うと、実験の結果、過去のトラウマが自分を襲います。どんな形であれ、誰もが自分の暗い過去に踏ん切り
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

恐竜映画の金字塔。
下手なホラーよりよっぽど怖い恐竜たちが暴れ回ります。

この時代にこのCG!今でも鑑賞に耐え得るレベルです。
蚊の吸った血から生み出した恐竜…いつか実現しそうな気がしないでもない。
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

5.0

ゴジラを現代の技術で観ることができる!
それだけでハリウッドに感謝です。

さて、本作は言うなればチラ見せゴジラでした。なかなか全体像をはっきりと見せてくれません。焦らしますね。しかしその分、最後の放
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恐怖ノ黒電話(2011年製作の映画)

4.0

本作の区分はホラー映画ですが、サスペンス要素が強いです。姿の見えない相手と気軽に仲良くしてはいけません。まるで現代のSNS問題のようだ…。

相手は過去を変えることができる。
一方、自分は変化を受け入
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輪廻(2005年製作の映画)

4.2

本作はネタバレ厳禁のホラー映画です。
清水崇監督、こんな映画も撮れるんですね。
主演女優の優香さんは迫真の演技でした。特に最後の表情がいい。

自分の前世なんて知る由もない。
抗えない、どうしようもな
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ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

3.5

ジョン・カーペンター監督の佳作ホラーです。終始怪しげな雰囲気が漂っています。

話自体はよくあるものですが、短い時間でうまくまとめられています。勘のいい人ならすぐ真相に気付くかも?ただし、本作はこのタ
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テリファイド(2017年製作の映画)

3.7

本作は珍しいアルゼンチンホラー映画。怖いんだけど、ちょっとやり過ぎかな?怯えるよりも思わずポカンとしてしまう。

とにかく謎が解決されない映画。
話を筋道立てて理解したい人には合いませんが、ある意味で
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シライサン(2020年製作の映画)

3.6

すごく設定の細かいホラー映画です。
スタッフロールの名前も注目してください。
芸が細かくていいですね。

幽霊だって忙しい。同時に何人も襲うなんてできないのです…。
目を破裂させるという派手な技をもっ
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牛首村(2022年製作の映画)

3.9

坪野鉱泉×牛の首×呪われた血筋!
恐怖の村シリーズの最終作にして(個人的に)最高傑作です。

これまでの二作と異なり、本作はかなり静かな恐怖を繰り出してきます。
劇場で鑑賞した際、序盤の主人公の部屋の
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樹海村(2021年製作の映画)

3.7

富士の樹海×コトリバコ×呪われた血筋!
恐怖の村シリーズ第2弾です。前作よりもホラー描写は落ちたものの、グロさマシマシでした。ちょっと時系列の難しい部分もありますが、気にしてはいけない。

樹海村は犬
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.7

犬鳴トンネル×幽霊の物量×呪われた血筋!
本作は『呪怨』で有名な清水崇監督の大ヒットホラー映画です。
SF要素もあり、意外と頭を使う部分もありました。

様々な恐怖描写は見応え抜群です。
・鉄塔からの
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

5.0

本作では強過ぎない哀愁漂うリーアム・ニーソンを観ることができます。
やはり、弱い立場の人間が権力者に抗う姿には胸を打たれますね。
中流階級を馬鹿にしてはいけない。

たいした説明がなくても、冒頭の数分
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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.8

屋内で物語が展開した前作と比べ、
今作は舞台を屋外へ移したため、より醜悪な人間模様が見られます。
アメリカ人はどれだけストレスを溜め込んでいるのでしょうか?
ここぞとばかりにヒャッハーしますね。

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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.7

本作を観て、サム・ニールの印象がガラッと変わりました。
『ジュラシック・パーク』の優しい博士は一体どこへいったのやら。

消息不明だった船に乗り込むも、そこには船員たちの無惨な死体が…。
この設定がた
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デッド・サイレンス(2007年製作の映画)

3.9

B級ホラー映画ですが、しっかりとツボを押さえています。
人形の醸し出す不穏な空気は万国共通ですね。

不気味な人形、凄惨な過去、破ってはいけないルール、最後のオチ、
どれも映画のグレードを上げるのに一
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理由(1995年製作の映画)

4.0

これは掘り出し物でした。
名優が数人出演していましたが、エド・ハリスのサイコ役は新鮮でした。
けっこうハマっていて驚きです!

善人か悪人か、自分のもっている情報でしか判断はできない…。
しかし、その
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機械じかけの小児病棟(2005年製作の映画)

4.0

スペインのホラー映画では「永遠のこどもたち」が有名。しかし、本作もそれに負けない素晴らしい映画!もっと世に広まってほしい…。

本作では『なぜ幽霊は人に憑りつくのか』という問いに対して、素敵な回答をし
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ルール(1998年製作の映画)

3.8

都市伝説にちなんだ連続殺人事件。
この設定だけでホラー映画ファンはワクワクするのでは!?

そんなことあり得ないって…いや、あるかも?
都市伝説って、そんな話が多いですよね。
本作を観れば海外の都市伝
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

安定の怪獣映画でした。
謎の島が醸し出すアドベンチャー感とコングのパワフルなアクション!
光線のような飛び道具が登場しないのも新鮮でした。

夜間ではなく、昼間に戦闘シーンをもってきたのは英断ですね。
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キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

3.9

本作を観ると、なぜテロが終わらないのかよく分かります。
引き締まった脚本が、終始緊迫感を継続させてくれています。

緩急がしっかりとしており、捜査パートと戦闘パート、
それぞれが見応えのあるものになっ
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ダークハウス(2015年製作の映画)

3.6

知名度が低めの佳作ホラー映画です。
評価が芳しくないのはジェームズ・ワンの名前で
ハードルを上げられてしまう方が多いからでしょうか?

冒頭、儀式殺人の報道ラッシュが視聴者の興味を引きますね。
事件が
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.3

今までの『バイオハザード』とは違います。
本作では強い主人公が不在のため、ホラー要素が増したのです。

ゲーム未プレイですが、なるほど、それらしい描写が多々見られました。
ホラーゲームって感じのキャラ
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死霊館(2013年製作の映画)

4.2

大ヒットシリーズの記念すべき一作目です。その後やたらと〇〇館というパチモン映画が続出しましたが、それは日本語タイトルを考えた人間の責任ですね。

家を舞台に怪奇現象が続出します。個人的に一番気に入った
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.8

監督の個性が色濃く反映された映画です。
ジェイク・ギレンホールの目力?も凄まじい。

とにかくジッとしていられないのか、カメラがぬるぬる動きます。特にドローンの空撮が凄い!上空からグリグリきます。あま
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.3

かなりド直球の特撮映画でした。
庵野さんが関わっているので、変化球を予想した人が多かったのではないでしょうか?
はい、自分もです。すみませんでした。

とにかく人間以外の方々の演技が良かったですね。
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.1

黒人差別について取り扱った映画です。
黒人の怒りは限界まできているのか。

とにかく大オチのある映画。
ネタバレ回避のため多くは語れません。
自分は劇場で思わず驚きました。
途中までSFスリラーかな?
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.0

すごく、お上品な映画でした。雄大な景色を背景に華のある役者が演技を披露する。眼福です。

原作を知っていても、知らなくても、オチは読めます。しかし、本作はミステリーに重きを置いているわけじゃない!ひた
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

本作で『ジョン・ウィック』の世界観がグッと広がります。
殺し屋の世界ってこうなっていたのか…!

お得意のガン・フーに加えて、柔術や鉛筆殺法も惜しみなく繰り出します。
地下通路の撤退戦や暗殺者との戦い
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

4.5

シリーズで一番好きです。
平和ボケした医師たちを説教しつつ、
何だかんだで見捨てられないランボーはお人好しですね。

それにしても本作、やたらグロい…。
戦場の惨たらしさをこれでもかと押し出してきます
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.4

とにかくバンブルビーが可愛い映画です。
人とロボットのバディムービーとして温かい気持ちで鑑賞しましょう。

トランスフォーマーシリーズのスピンオフですが、監督が異なるためか画面が見やすい、あんまり爆発
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ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.6

冒頭が最大の見所です!
話の本筋は忘れても、最初の惨事は忘れられませんね。

船内の探索シーンにわくわくします。
一般人なら裸足で逃げ出す不気味な雰囲気、しかし主人公たちはプロ!
こんなの日常茶飯事と
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

犯人が本当に無差別殺人鬼でいいですね。
よくマ・ドンソクを襲う気になったものです。

巨漢を生かしたパワフルなアクションが見応え抜群です。
ガンアクションもいいけれど、こういう力で押すアクションも◎
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

3.5

ティーンホラーの佳作です。題名で損している映画ではないでしょうか?

ウィジャボードで広がる呪いの輪。日本のコックリさんですね。ほんのちょっぴり、展開に捻りがあります。

難しく考えず、あっさり観られ
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

5.0

最近見ないと思っていたら、加耶子は海を渡っていた!なんと本作は海外版『呪怨』なのです。しかも中々の出来栄えです。

決して駄作ではありません。本家へのリスペクト溢れる愛すべきホラー映画です。
〇これ以
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

サイコスリラー映画の傑作です。バッファロー・ビルもさることながら、レクター博士はさらに異様です。

レクター博士の出演時間は12分しかないはずなのに、強烈なインパクトを与えてくれます。主人公とのやり取
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