おざわさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.6

Filmarksのオンライン試写会にて鑑賞。
今回もありがとうございました。


人生って多種多様な人々との関わりの中で紡ぎあげられていくパッチワークのようなもの。不遇な生い立ちから作家「デイビッド・
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.5

ご存知のように今やオンラインサロン運営で注目されている、元お笑い芸人の西野亮廣さんが「映画の様に作った素晴らしい絵本」を原作として作った映画。
絵本の方はCGのように鮮やかで美しい色彩で作られていまし
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

3.6

ボク自身死後の世界はあると思っていて、それは残留思念の世界と正に仏さまの世界だと思っています。
このストーリーはその隙間を描いたようなストーリー。

津波に巻き込まれた事で死後の世界を垣間見てしまった
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

竈門炭治郎と妹の禰󠄀豆子、我妻善逸、嘴平伊之助の4人は指令を受けて、鬼を退治すべく無限列車に乗り込んでいる煉獄杏寿郎と合流する。これまで何人もの鬼狩りがこの列車に乗り込んだものの誰一人帰って来ず、最強>>続きを読む

ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.9

実在のチェスプレイヤー、ジョッシュ・ウェイツキンの子供時代を描いた、父親によるノンフィクションを元にしたストーリー。

特にといったところのない普通の7才の子供が、公園で集まってチェスを楽しむ大人たち
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.4

珍しく日本映画を観たのは割と好きな俳優の岡田准一が、いかにも彼らしい寡黙なヒットマンという役柄だったから。
以上。

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.8

決してハッピーエンドでは無いけれど叙情的に描かれた、それぞれが帰る場所や守りたいものが切なくも美しいストーリー。
星空や北極や未知の星の美しい景色と、色褪せたような過去の思い出の情景は大画面で観たかっ
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クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

3.9

ボクの中では鬼軍曹的なイメージのカート・ラッセルが、イメージはそのままに演じたサンタクロースがサイコー!

父親を亡くした事に傷ついた兄と妹。
世間はクリスマスに盛り上がっているけど、働きに行っている
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

感情に囚われてしまった人間の愚かしさを、地縛霊としての暮らしから描いた切なくも悲しいストーリー。


フォローしている方の感想から今作品を知って鑑賞しましたが、少なめな台詞と長回しのカメラワーク。そし
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GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)

3.7

オンライン試写会にて視聴させていただきました。
Filmarksさん、素晴らしいドキュメンタリーを見る機会をありがとうございました!

ケニアのとある村に生まれて育ったプリシラ・ステライ(通称ゴゴ)は
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.8

Netflix配信にて視聴

シャーロックホームズといえばご存知コナン・ドイルの小説で描かれた私立探偵ですが、それ以外でも数多くの作品で描かれています。でも今作での妹が居たとの設定はたぶん初めて?そし
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.7

正直言って太宰治の作品で読んだことがあるのは「走れメロス」ぐらい。
でも彼が愛人と自殺したらしいと言うことぐらいは知っていて、この当時の文壇は色々と荒れていたとも。

そしてこのストーリーの中では太宰
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イップ・マン 最終章(2013年製作の映画)

3.6

先にドニー・イェン版を見てしまったけど、同じようなシーンでもシチュエーションが違っていたりして、こちら側が本当の姿なのかな?
確かに盛り上がりはアチラの方があって見映えはするかも。
他にもいくつかバー
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

3.5

ドニー・イェン版の第二弾。
香港に移ったイップ・マン一家を再び時代の波が襲います。

今回の相手はなんとあのマイク・タイソンが演じるボクサー。
彼が送り込む刺客たちをことごとく撃破するイップ・マンは最
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

4.0

自分の心の声を吐き出したくて歌い始めたローズだけど、その本当の心に気付いたから更に彼女の声は輝き出したんじゃないだろうか。
そしてカントリーソングって「場所」のことを唄ってるんじゃなく、自分の心の有り
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.8

前から気になってた伝説のイップマンの物語。
でも彼がどうやって詠春拳を学び取ったかには触れられず、中国人同士の小競り合いから日中戦争の中で駐留日本軍とのいざこざをどう切り抜けるかまでのストーリー。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.1

今年観た作品を見直しててまだ評価してなかったのに気が付いて、改めて評価。

『ボストンストロング』での通報者と同じように、アトランタオリンピック会場でのテロを未然に防いだにも関わらず、偏見ややっかみか
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.6

ジャッキー・チェンが得意のアクションを今の歳なりの復讐者として演じた作品。
家族を不条理に失った悲しみを許せず、持てる知識を全てぶつけて権力者と戦います。

全く明るくないジャッキーを観るのははじめて
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アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

3.8

ヒトは窮地に陥った時に色々な力を借りることがあると思う。
この実話を基にした作品に描かれた2人は、きっと何かの縁で結ばれてこの航海に出て、そして遭難した。
全てが起こるべくして起きたんだろうし、なるべ
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.3

彼女にとって窓はカンバスであり世界だった。そしてその窓を守ってくれたのがエヴェレット。

カナダに実在した画家のモード・ルイスとその旦那さんのエヴェレットの物語。
酷いリューマチに身体が歪んで、家族で
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これからの人生(2020年製作の映画)

3.9

ドラマかと思って観たら映画だった!

ソフィア・ローレンが老いてもなお美しいのでは無く、老いて更に美しくある作品。
どこかアウシュビッツでの体験に苦しみ続けていたから、苦しんでいる人たちに寄り添い続け
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フリーソロ(2018年製作の映画)

3.8

手に汗握るとか、目を背けたいけど離せないなんて『007』とか『ミッションインポッシブル』だけじゃなく、ドキュメンタリーでもあるんですねー。

【フリーソロ】とは、ザイルも使わず己の体一つで岩肌の絶壁を
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マイルス・デイビス: クールの誕生(2019年製作の映画)

4.0

やっと観に来られた。
っていうか上映が終わりそうなタイミングで観られて良かった!

他の多くのジャズプレイヤーとは違う気がしていたマイルスも、やはりドラッグに手を出してしまっていたのは「音楽に呪われて
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.9

スリラー仕立てのストーリーかと思えば、初めはただの故障から始まった壮大な恋愛映画。
終盤は5,000人の移植民たちを救う為に危険に身を晒す、一歩間違えたらタイタニック号の悲劇の様な展開にドキドキ。
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.2

途中の中弛みはインド映画なら仕方無し。
でもそこからのラストのスピーチで大号泣してしまいました。
これが実話を基にしてるって、どんだけ奥さんを愛してるんだか!ってまた号泣。

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.0

【『DUNE 砂の惑星』に本当のオリジナル版があったなんて!】

その昔、小説を読んだ後に観たデビッド・リンチの『デューン』は見た事のない世界観を見せてくれたけど、ストーリーそのものは余り作り込まれず
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

何となくネトフリで見掛けて「あれ?もう配信されるんだー」なんて何気なく見たけど、まだ今月公開されたばっかですよね?
これで興業が成り立つの?って無料で見てしまって申し訳なくなるくらいよく出来た映画でし
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.4

ていうかコレ、ホラー?笑
その昔、兄のススメで読んだ小説が映画化されて、当時に見たきりだった当作品。

改めて観るとデビッド・リンチ監督だし若き日のスティング出てるし。
でもバキバキな身体は兎も角も、
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.7

何世紀にも渡って生き続ける彼らは、誰かに指示されたわけでもなく人類を危機から守り続けてきた「オールドガード」。
不死ゆえの悲しみや苦しみをそれぞれに抱え、何百年ぶりの新人として加わった事で少しづつ変わ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

平和な田舎町で楽しくも慎ましく暮らす四姉妹。少女時代をそのままに暮らしてきたけれど、それぞれにそんな時代の終わりが訪れる。
世間は南北戦争で疲弊しているけれど、父親から他人に対する親切さを失わないよう
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.8

同時多発テロと同じ時期に、彼らは飢饉で食うものも食えず屋根のトタンを売って食い繋いでたって、同じ星の上の話かよって。

そしてそんな窮状に政府がどうのとか、授業料がまだだから退学だのと騒ぐオトナたちを
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.9

記念の今年100本目は初のオンライン試写会でこの作品!
Filmarksさん、ありがとうございました!


博士と狂人、浮世の定めと不条理さ、数奇な運命と避けられない宿命、男と女、愛しさと切なさと心強
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