migihidariさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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セブン(1995年製作の映画)

3.5

オープニングから、音と映像で神経に障りまくる不快感に痺れます
薄暗くて湿った、閉塞感しかない路地でびしょ濡れになりながらチェイスする主人公と犯人のシーン、そしてラストのロケーションが印象的でした、息を
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

本人はただひたむきなだけのフォレストガンプ
目まぐるしい歴史の流れのなかで一瞬でも出会うことの意味はなんなのか、名作ですよね
特にダン中尉とのエピソードがとても好き

セッション(2014年製作の映画)

3.8

登場人物の人となりのさりげないかつ厭らしい描き方、秀逸でした
主人公も教授も人格の歪みが生々しくて直視できない…のに、狂気と狂気がぶつかりあった結果の爆散花火みたいな一瞬になぜあんなにカタルシスを感じ
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メメント(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人間は見たいものだけ見て、信じたいものだけ信じて生きていく
主人公には象徴的な記憶障害があるけれど、健常な我々も大枠では同じことなのではないかなと考えてしまいました
ジョジョ6部のミューミュー戦の元ネ
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.5

神経症気味のヤモメ詐欺師とチャーミングな娘っこ+ワルい仕事仲間
あざやかでユーモラスなペテン!

感情移入がすぎて、喪失感でえらく落ち込んじゃった…でも自業自得だし、これでよかったのかも…
やっぱりま
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

苦い青春、自意識
無人島に自分を閉じ込めていたのはきっと自分自身だったのでしょうか
でもメニーとの旅が本物であってほしい
キラキラ美しい映像になんか涙まで誘われてしまった
ラスト付近、現実に引き戻され
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

終始音楽愛にあふれていて素敵
オープニングや銃撃シーンなど、音と映像の遊び心はとっても監督のテイストですね
レッチリのフリーも出てた
海外の映画で日本の車を目にすることは多いですがこれもスバル車!
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武器人間(2013年製作の映画)

3.8

序盤の行軍はちょこっと退屈ですが、アジト潜入あたりからエンジンがかかり始め、博士が出てきてからはフルスロットル爆走です 武器人間も博士もチャーミングでカッコイイ~~ みんなの日常スピンオフ延々見てたい>>続きを読む

壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.5

中谷美紀氏演じる ぬいちゃんのほっぺにチュウが宝石 佐藤浩市氏の表情も最高
堺雅人氏の沖田総司(よく食べる)もなかなかはまって存在感が大でした
おもさげなござんした

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

3.5

タイトルが絶妙ですよね、プロデューサーの奥山和由氏のアイデアだとか

惜しげもなく転がっては大破しまくる車たちに、銃刀法違反とか言ってる場合じゃない乱射に次ぐ乱射
荻野目慶子さんのイカれちゃってる高笑
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EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)

3.0

タイトルの通りのお話
ゾロゾロとメンバーが増えていくのが楽しい

英語が妙にうまい侍ジョー、いったい何者?

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.5

まさに「Among Us」!
メインコンテンツは間違いなく造形美
ヒエ~~って声が出ちゃう

ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2009年製作の映画)

3.5

主演三人の美しさよ

「八戸」をハチド、と読んじゃうところ
施設を管理している友達との電話越しに聞こえてくる怒号
駐車場にぶちまけられたカヨちゃんの荷物
そういうのが全部、彼らの国なんでしょうか

影武者(1980年製作の映画)

3.5

色彩に魅入ります
ラストカットこそがこの物語を象徴しているように感じられました
歴史の中の一瞬を、たぐいまれな偶然で交叉して呆気なく終わっていくような

仁義の墓場(1975年製作の映画)

3.0

怖すぎる
主人公よりも、何故か彼を見捨てず身さえ呈してみせる彼女や兄貴分たちが

タイトルの回収がアレなのも最高に怖かった…お墓、まだ新宿にあったりするのでしょうか…

百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

終始安藤サクラさんの立ち振舞いに釘付け
死んだ魚の目にかけては右に出るもののいない新井浩文氏のキャラも秀逸です
世界の生々しいイヤさとヌルさとキラキラさ

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.5

なるほど、細かい設定は拾えませんでしたが、世界を救う物語だったのかな…
エンドシークエンスの歌が切ない名曲だった
少年役のジェイク・ギレンホール氏
キャストにもうひとりギレンホールさんがいると思ったら
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0

一体何が起こってるんだ~~
博士の夜這いシーンがいちばん笑っちゃった

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.5

ナンセンスな映像でごまかされてるけどきっとこれは現実そのもの
将来の不安に育児疲れ
ごはんも食べてくれず泣き叫び続ける赤ちゃん…

ラジエーター・ガールの歌が耳に残る
In heaven, every
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チェインド(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールで流れてくる、生活ルーティーンの効果音の余韻が素敵だった…シャッターの音、怖い

現実で考えたら悲惨で残酷な話なはずですが、寓話性・お伽噺っぽさも同時に感じられた気がしました
自分の顔に平
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.5

思い出補正を差し引いてもオールタイムベストはこれ
月の光で骸骨の姿になりながら繰り広げる狂乱の宴は何度見てもワクワクします
デコボココンビのピンテル&ラゲッティが地味に好きです、画面に写ってると目で追
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.0

人の滑稽さを外から覗き見る気分
見ながら何故か教授に肩入れしてしまいラストに寂寥感…でもやっぱり滑稽
主演のお二人はとてもチャーミングです

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.5

フィービーとポッドキャストのコンビ+がんばるお兄ちゃん、そしてちょっぴり不真面目な先生 良い
先生が襲撃されたスーパーマーケット、あれだけ騒いでるのに人っこひとりいなすぎて笑っちゃった
フィービーを演
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.5

1で世界救ってるのにアッサリ解散に追い込まれてて笑っちゃった
でもやっぱりみんな揃ってゴーストバスターズだ!
会計士さんと秘書さんが前作からさらに良い役どころに
後半の規模バカでか怪奇現象のオンパレー
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

テーマソングは実際、この映画の人気におけるかなりの功労者だと思います
主人公一行はもちろん、電話番のねーさんも会計士さんもキャラ立ちまくり、ガジェットもおもちゃ好きの心をバリバリにくすぐってくる
推し
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

エスターを演じている俳優さん、本当に凄まじいです
アルコール依存症から立ち直ろうともがき、戦おうとするも足元を巧妙にすくわれて追い詰められていくお母さんが見ていて辛い

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大好物なタイプの怪談でした
巻き込み、広がり、ばらまかれる呪い
さわらぬ神に祟りなし、とは言えど、こんな無差別攻撃じゃ避けようがないよ
エンド付近の「おわかりいただけただろうか」演出が良すぎた
だから
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

見るたびにシーンの印象と解釈が自分のなかで変わる不思議な映画
最近はいないはずのバーテンが現れるバーカウンターのシーンがお気に入り
イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」とイメージが重なったり

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

小さい頃はこれと「ジョーズ」が怖すぎて、まともに見れたことがなかったのですが
大人になってから見たらこれがロマンかと震えました 人間の業よ
後年同シリーズでもセルフカバーされまくる名シーンの数々…そし
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.8

とにかく「かっこいい悪役」「ぼくが考えた最強のダークヒーロー」の幕の内弁当映画
解釈はたくさんあるんでしょうが自分にとってはこれに尽きます 最高

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

一瞬一瞬は美しく、かけがえのないものに見えさえするんだけれど、必ず破綻して終わりが来てしまうことが分かりきっている幸せの形の話
取り調べを受ける主人公達を見つめる、公権力の目の真っ直ぐさが苦しい

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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇中劇の話
と見せかけて、エンドロールで流れる「実際の撮影現場」の映像で、劇中劇中劇でもあったんだなあ、と
どんなものにも作り手がいて、情熱や労力がたくさん注ぎ込まれているんだなあと改めて気づかされる
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.5

苦しくて苦しくて咽び泣いた
Any Day Nowを歌うルディの強い歌声と、手紙を読んだ人達の僅かにでも何かに気がついたような表情だけが救いか

ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.5

海のような湖を真っ赤っかに染め尽くす血!内臓!ぶっちぎれた四肢&下半身!Tシャツびしょ濡れコンテスト、バカすぎて最高 お決まりの、危険性を訴えて制しようとする大人をガン無視する若者ども 当然全員食われ>>続きを読む

バンコクナイツ(2016年製作の映画)

3.8

主人公が立ち寄った寺院で、アンカナーン・クンチャイ氏の語りが淀みなく歌に転じていくその声と旋律に涙が出た
うろ覚えですが、あれは魂の慰めの歌だったと思います

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

ホラーとコメディは紙一重なのかもしれない
血の繋がりの救えないイヤさをじっとりはっきり描いておいてからの、終盤の怒涛の絵面の連続
劇中で序盤は「恐ろしいもの」として描いて、さんざん怖がらせた後で、ひっ
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