migihidariさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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エレファント(2003年製作の映画)

3.5

高校生の何気ない・だけど常にどこか息苦しい日々のシーンを追うカメラの角度やスピード感、別視点で繰り返されるカット繋ぎに不思議と目が離せない
乾いた銃撃とあっけない死には必要以上の感傷もなく、あくまでも
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ファウンド(2012年製作の映画)

2.8

いやなクラスメイト いやな先生 友達との不和 大人の綺麗事(正論・屁理屈)
父親母親兄弟 誰ともしっくりこない、誰に対しても納得がいかない 少年時代のキリキリした痛ましさ、が主題でしょうか
兄弟愛の
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ギャングバスターズ(2012年製作の映画)

3.5

三馬鹿兄弟の憎めないキャラ、好きにならざるを得ないからズルい
不法移民にKKK、刺客軍団のステレオタイプ誇張特化のキャラ造形、エンドロールのひとネタも、(たぶん)皮肉がないタイプの風刺 とてもアメリカ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

想像の斜め上とはまさにこのこと、プロットよりも演出が大どんでん返しとは
ヤンデレシスコンお兄ちゃんことガブリエル、満を持しての御披露目からのフィジカルにステ全振り殺戮ショー、芸術点激高でテンションぶち
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイムリープものだったとは露知らず
用途不明・謎造形の機械をチラ見せしていくスタイルで、どこかチープさのある未来のデザインがクセになります、主人公を乗っけて上下するあの椅子みたいなやつはいったい…?
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

群像劇~~~~最初から最後までおもしろすぎる
曇って埃っぽくて治安悪めの路地にすし詰めのごろつきども、それぞれの思惑や偶然が重なってドタバタと収束していく気持ちよさ
キャラクターはドタバタ特化のコミカ
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

尺短めでサックリみられるパニック 油断してたら酔ってしまった…
前菜は微妙にギスついて居心地の悪い人間模様
いさぎよく説明一切なしで怪獣映画の足元で逃げ惑うモブたちの気持ちになれます、キービジュアルの
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レオン(1994年製作の映画)

3.0

とてもせつない
映画全体の語り口はとても控えめですが、最小限に研ぎ澄まされた描写から垣間見える人間模様や悲哀、無常感がざくざく刺さってきます
裏の顔のあるマフィアの取り仕切り役、腐敗してる警察機構、異
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

鈴木亮平氏の佇まいが異様で圧倒され通し、本人も自覚していて役作りに生かしたらしい耳のかたちが、角度によっては悪魔のようなシルエットでドはまりしていました
日岡との対峙シーン、額に銃を宛がわせて引き金を
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ヒート(1995年製作の映画)

3.5

抑えたテンションで進む物語と白昼堂々の銃撃戦、渋すぎる面々の多くは語らない人間模様
三者三様(ハナ刑事、ニール、クリス)のパートナーとの関係性も哀愁とすこしの滑稽さがあって良かった
そしてダニー・トレ
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アス(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わってすぐに「Hands Across America」と「11章11節」を検索、なるほど…

美術性が高い…後半の展開はもはやホラーからうって変わって芸術作品をみている感覚に
血塗れの死闘とダン
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.5

オープニングのスローモーションましましシークエンスに「32のルール」のテロップ演出で一気に心を掴まれた
ゴースト・バスターズを筆頭に、とにかく溢れる娯楽映画愛
おしまいのアメリカを武骨な車で駆け抜ける
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.5

ダメめなおじさん2人と聡明な娘っ子のトリオ、ゆる~~い雰囲気とシニカルでブラックな笑いとパリパリ割れるガラスとわりかし容赦ない暴力
ライアンゴズリング氏の頼りにならない終始どたばたした身振りが良い、そ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なぜか2時間弱泣きっぱなしで鑑賞

近しい誰かを失って、何かのバランスが崩れてから、自分とそれ以外の世界を見つめ直していく話?
心に空いた穴がブラックホールみたいに外の世界を吸い込んでいって、今まで興
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

音ちゃん周りの生々しいようでお伽噺っぽい性に関する描写があまり得意でなかった…子を失っている悲劇と並列で語られているため人物像が整理できず、少し不気味な印象に 意図されているものかもしれませんが

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殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.0

殺し屋ランキング……?
やたらに格好いい部屋、建物 いちいち画がきまりすぎててやばい
シャワーから出てきた奥さんが髪振り上げる仕草めちゃくちゃよかったです

そしてNo.1なるハンサムがお目見えしてか
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

バイオレンスとロケーション(列車内)特有アイテムの詰まったオモチャ箱ひっくりかえして組み手みたいな様式美アクションに次ぐアクション時々爆発みたいな最高映画でした

「描写のまちがったトンデモニッポン」
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

登場人物多の難解サスペンスときいて身構え、人物名をメモ取りながら鑑賞 急に姓で呼ばれたりすると誰のことか分からなくなる…
そして最後の最後になってようやく、メロドラマであったことに気がつきました
プロ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

滑り込みで劇場鑑賞してよかった
前作のよさはそのままに、戦闘機アクション・家族愛・トムクルーズ氏の渋みをマシマシてんこ盛りにした快作でした

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

本作の見処と言えば、やはりフリーキーなぶっ飛びファミリーの団欒!
主人公の目を通して不可抗力的に見せられ、参加させられ、(もちろん過去も生い立ちも正体もなにも分からないのですが)垣間見える彼らの日常の
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

月並みな感想しか出てきませんが物凄く好きな世界観、ずっとこの世界に浸っていたい
キャラクターの造形、質感、小物一つ取ってもどれも愛おしいです
バルブに配管、採掘抗を思わせる広大な地下空間 すべてが手作
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

完全にオンライン対戦ゲームな演出・効果音その他諸々が面白い
ぐるんぐるんビュンビュンするカメラワーク(人によっては酔うかも)、恐らくドローン撮影とかも多用されてるんでしょうが、いろいろとあからさまに現
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

主人公のキャラ造形、善悪の区別なし・目的のためなら手段も選ばず・頭も回るし口も達者・おまけの歪んだ高プライドと「サイコパス」のお手本100点満点
なによりジェイク・ギレンホール氏の目があまりにも怖すぎ
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GONIN サーガ(2015年製作の映画)

3.0

紅い花・ハエ・防弾チョッキ
過去の亡霊、報う因果…1の映像だけでなく音楽、セリフやアイテムをふんだんに使っていることもあり、1の続編であることをかなり強く意識しているのが伝わってきます もはや生まれ変
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シャークネード(2013年製作の映画)

2.8

♪デッデッデデデ デデデデッテデ \シャーク/

主人公一行の人助け性能がとにかく高すぎる
鮫というモンスターとの戦いというより災害との戦いって感じ、ディズニーのアトラクションの
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ氏演じる神経症ぎみのヤバい弟と、ジョージクルーニー氏演じるそんな弟を愛しフォローする常識人と見せかけてやっぱりサイコな兄のイカれた犯罪者兄弟と巻き込まれ父(元牧師)&その子供たちとのクラ>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.5

カートラッセル氏、キモコワサイコすぎて震えた
デスプルーフ号恐い
ゾーイベル氏のスタントもやりすぎぶっ飛びでカッコよすぎる
映画の9割方がラスト10分への前振りでしかないのが清々しいです

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ゲーム「サイレントヒル」のビジュアルのインスパイア元と聞き観賞

なるほど例の病院シーン、かなりそれっぽい
金網の上を這いずる得体の知れない何か、無造作に床に転がる肉的な何か、可視化された不気味すぎる
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.2

靑地の口から語られる、傲慢で捉えどころのない中砂という男の人となり
いつも同じばんからの装いに片目を覆うような長髪の中砂・背広に七三分けで紳士然とした靑地の対照的なビジュアル、どこかホームズ&ワトソン
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

吹雪の山小屋で立ち往生、居合わせたいかにも怪しい8人が繰り広げる人狼ゲーム
群像劇のキャラ把握が大の苦手の自分でもスムーズに全員を把握できたので、実は結構親切な造りなのかも?
しゃべくりもイメージより
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.5

国際的に際どすぎるネタを容赦なくいじっててハラハラしますが、脚本を手掛け主人公の声も演じているセス・ローゲン氏のルーツに「ならでは」感があるもよう

意外と食欲減退しなかった
「腐らない」お菓子のトゥ
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ロックンローラ(2008年製作の映画)

3.5

ロンドンのごろつきたちの治安悪い小競り合いの話ですが、全体的にユル~い雰囲気がただよってます
おそロシア二人組の拷問ショー(未遂)とか笑うよね
音楽はルー・リードやクラッシュやらながれてズルい
それと
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀(1990年製作の映画)

4.0

名作だった…パニック、籠城、仲間割れ、人間の所業への絶望とゾンビもののすべてが詰まってた
正直原作よりこちらのリメイク版のほうが好みでした、火柱もやり過ぎなくらい上がってた

ベンのバールは言うまでも
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドタバタギャグアクションへの振り切れは確実に前作以上でした
ホームズ&ワトソンのトムジェリっぷりもマシマシです 新婚ほやほやのはずなのに奥様の付け入る隙がありません 物語序盤で蚊帳の外へ(文字通り)放
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.8

監督の十八番であろうトムジェリ的バディもの+肉体派ハデ派手アクションで解釈したホームズ&ワトソン、好きです
アイリーン・アドラーの扱いだけはちょっと不満ですが…!
字幕・吹替双方視聴しましたが、軽快な
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

テンポよし・ギャグよし・後味よし
そしてなんといってもキャラクターと演じる役者さんたちがとてもよいです
ことあるごとにぼんやり見返してしまう一本です