原作小説は学生時代に読了済み。
独自の解釈を踏まえつつ、それでいて可能な限り忠実に忠実に…という真摯な画作りに、監督の誠意を感じるのがうれしかった。
間欠泉、蒸気、霧、雨、川、海、そして沼…と、湿>>続きを読む
聴覚障害がキーのためか、キャラの表情描写がとても繊細。
内面の作り込みも深いので、場面によって印象が変わる。実際に人の性格なんてひとつじゃないよね。
遠慮なく本音を吐露する場面の石田と、全体を通して植>>続きを読む
テレビ局制作の映画なだけあって、番組制作の裏側がリアルで興味深い。
未だに紙文化、速報はホワイトボード手書き、事件発生で構成が急遽変更…など大変ながらわくわくする現場の一体感。
後半の事件パートはやや>>続きを読む
移転騒動の渦中にある築地市場のドキュメンタリー。
魚固体の微妙な差異や、卸しているお店ごと好まれる傾向(肉厚がよい、細身がよい…など)を細かく覚えて判断する。魚の目利きのポイントも多種多様。アナログな>>続きを読む
優しくしてもらうではなく、ましてやお金を与えて欲しかったわけでもなく、彼女に必要だったのは「肯定してもらうこと」だったのかな。
パイ作りの才能を持っていながら、片田舎のダイナーのウェイトレスにとどまり>>続きを読む
「出会って恋をした二人が未来を別つとき。本来ゼロであった二人の間にプラスの関係が生まれて、それがまたゼロに戻っただけ。 なのに、どうしてマイナスにまで落ち込んでしまうんだろう…」
とあるSF作家が綴っ>>続きを読む
映画の撮影開始後にセンテンススプリングが大暴れ。人々のゴシップ熱が最高潮の中で公開を迎えるナイスタイミングで、話題を提供した側の福山雅治と吉田羊がメインキャストにいたりして、大根監督持ってるゥと思わせ>>続きを読む
日本人が震災や放射能への恐怖を無意識下に持ってシン・ゴジラを観たように、アメリカ国民はNYのビル横を飛ぶ飛行機を、特別な意味を持って見ただろうなと思わせる。
クルーやレスキュー隊の美しい判断・救助。二>>続きを読む
恋人を亡くし憔悴する主人公の下に、彼からの手紙やメールが届き続ける。日付指定やリマインダーで仕組まれたそれは、彼女の心情奥深くを吐露させ未来を向かせる。
一見美しいけれど、途中何度も「どうだろう」と>>続きを読む
ゴンドリー監督が描く、クリエイティブで繊細なキャラクターが大好きで。
「ここではないどこかへ」行こうとするのは、ティーンズならではの情熱だとうらやましくもなる。
ブロロロ…
キキーッ
パタンっがツボ>>続きを読む
「宮崎駿の次代を担うアニメ映画監督」が求められている中、細田氏よりもややコア層にいると思われていた新海誠氏のメジャーを狙った本気球。
脚本の細部やパラドックスの整合性が甘くモヤモヤする部分はあるけれ>>続きを読む
旧作は記憶のかなたにうっすらと。
幼少期にテレビ放映されていたのを何度か見た覚えがあり、幼心にNYの街並み(摩天楼!)そこを飛び回る無数のゴースト、プロトンマシーンと電磁エフェクト、ダサいようで格好良>>続きを読む