ゆみさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ゆみ

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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

足元を表現するオブジェクト、エピソードや動き、自然にそれらを私達の記憶に植え付けた先に待ち受けていたものは・・・
大切な人が本当にある日突然、なんの前触れもなくフッといなくなってしまう厳しさ。最後にな
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

「人間の顔をした小さなゴキブリ」ってのは比喩でもなんでも無かった……キャッツ自体久しぶりで忘れてたけど、ネズミが出てきた段階で記憶取り戻し、確かこのあとゴキブリも出てk…来たぁーーー!!!!!ゴキブリ>>続きを読む

ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.1

2020年最初に観た映画はこれです。なんか、、、こういうのが観たくなったから、、、特に好きでもないし、嫌いにもなれない、ただしかし確実に、この松山ケンイチが今までの松山ケンイチで一番好きだったとは言え>>続きを読む

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.4

国は違うけど「アンダーグラウンド」のような、戦争と、戦争とは「別の島」で生きた人々の物語。戦火を逃れ誰もいなくなったフランスの町にひょんなことから解き放たれた精神病患者たちが、かつての暮らしを取り戻し>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

あらすじ部分がひと通り終わり寄生家族も観客も先の展望が見えたと安心した瞬間、予測不能の「領域へ降りていく」スピード感、狭い通路の「先の見えなさ」がまた絶妙で!最高だった。。

あと「匂い」の表現な、、
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アースクエイクバード(2019年製作の映画)

3.3

とは言え聞き取りづらく・・・

変だなって思うのは、単にカタコトだからってことじゃなくて、発声はカタコトなのにその文章が凝った言い回しだからなんだろうか。カタコトならばその言語レベルの人がリアルに組み
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.3

「ゼロ・グラヴィティ」序盤にある外→内側へのシームレスカメラ移動を、雨が降りしきる夜の激走カーチェイスで!?どうやって作ってんの!??実はスタジオなの!?なんなん?????ずっと、うぉぉえええぇ!!?>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.4

すごい良かった・・・またまたしゃくりあげて泣いてしまった・・・
人に愛着を持つというのは、本当にやっかいですね。そこに勝ち負けを千引きする第三者が入ってくると、なおさら望む形からは遠ざかっていく。憎ん
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.4

エンドロールのロックはキングの独断起用で当時の観客からは不評だったと聞くけど、しめっぽいラストが悲鳴で暗転→パンクロックが鳴り響く!って、一周まわってかなり今っぽいじゃん!って思ってる。

最後のゾン
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.8

お化けが出た!→建物を調べて原因一点発見=「仄暗い水の底から」or 過去を調べて原因一点発見=「リング」……はよくあるパターンだけど、ここまで現場の歴史を何代も何代も掘り起こすお話今まであった!?そり>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.8

遂にあそこへ……!のところ、冬タイヤに履き替える動作を見せてもらわないと道民はソワソワしてしまいます。

思てたんとちゃうけど、これはこれで面白かった!まず音楽よ……始まりのあの音……!外から建物を眺
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

4.5

これは、かつてこのドラマシリーズに夢中になった視聴者全員が心から祈っていたラストを、ジェシーに与えたもうた作品だ・・・!!!ありがとうありがとう、まじでS5まるっと復習して良かったぁぁぁ「アラスカ」っ>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

2.6

この題材でみんなが求めたものは「クリーピー」にあると思いますのでぜひ!

作中で何度も出てくる「ぴあフィルムフェスティバルでグランプリ」は監督自身が世に出るきっかけとなった契機である事、シーンの焼き直
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アス(2019年製作の映画)

3.7

向こうの世界、結構無理ない??実際どうなってんの???って、そりゃー思う!が、これは「ゲットアウト」でもあった事だよな??あのテレビのくだりで一回、オヤ?って止まるみたいな。すごい急に変なんだけど、そ>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.8

案外ミュージカル作品だったし、選曲はどれもこれも好みだった!人間を誘う?人魚の唄も良い、妙な和音。映像としてのミュージカルはちょい微妙でした。でも嫌いじゃない。全然嫌いじゃない!オープニングのめっちゃ>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.5

割と素直。「凶悪」とかもそうだけど、事件は終わったのに自分だけがそこに取り残されちゃうっていうのは好きだけど、でも、うーん、思てたんと違うっていうか、原作と全然違うとの噂なのでそっちを読んでみたいかも>>続きを読む

ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

3.6

よくもこの映画に「自由を追求したら、家は必要なくなっていた。」なんて悪意あるコピーを!彼は友人が住むアパートの屋上に忍び込み、誰にも見つからないように暮らしている。なのにこの映画の取材に応じたのはなぜ>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.6

「ジョーカー」関連として鑑賞したんだけど、今更ながら、新旧色々な作品をたくさん観る経験は、その先出会う作品を何倍も奥深く面白くするものなんだなぁと改めて、感動している・・・!「オマージュ」は、引用元を>>続きを読む

イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

3.5

やっぱ取り憑かれた人間がドラマを仕切る展開は萎えますし?元は短編って聞くと納得ですし?そりゃあ完璧な作品じゃないですよ!ただね、スティーブンキング感!わたしゃこの映画を嫌いになんかなれませんよ。えぇ!>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

人の生活の影に生きる主人公、不条理の象徴みたいな不良少年、住む世界の違う人たちだけで行われてる選挙戦、あっちの世界に自分もいたらという白昼夢、そしてあのアクション・・・観てから思い返してみれば「ジョー>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

観賞後に得る色々な情報で複雑な気持ちになっている。結果として精神疾患と未来の殺人を結びつけていること、これから犯罪を犯していく人間への同情の押し付けと感じる人もいる中で、これが「解放である」と肯定する>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.7

あの2択で「NETFLIX」無視できる人いるの?

一度観てからそのまま2周してみると、初見時はびっくりする程効率よくエンドを迎えていた事が分かった……とは言いつつ、自分で選択しているようでいて、結局
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ボックストロール(2014年製作の映画)

4.7

狂った父さんペグ兄かい!!最っっ高……!!!個人的には今のとこライカ作品で一番好き。地下の世界が愛おしい。トロールたちが愛おしい。箱のドラミング好きすぎる。。

やっぱ過去の作品になればなるほど、スト
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名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)(2010年製作の映画)

3.0

傭兵経験がある元漆職人の強盗………この人の方が気になるわ!!!なにがあった?傭兵→漆職人?それとも漆→傭兵?それによっても話は違ってくると思うんだけど、、、まず傭兵→漆職人の場合、完全に疲れたよね、軍>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.8

初めて池松壮亮役じゃない池松壮亮を観た……!!!!

子どもたちも音楽もいいんだけど、脇を固めまくるベテラン俳優陣のキャラクター設定が、割とどれも私がその俳優さんに求めてたものって感じがして、これよこ
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ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

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確実に観たという事実はあるし、断片的に覚えてる情景がある、のに、ここで語れるほどの記憶がない……!!!!なんか私の中で「サマーオブ84」とマッシュアップされてる。そして記憶の物量で圧倒的に負けてる。>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.4

映画「SING」でタロンがあの歌をうたった時からこの物語は始まっていたような気さえしてくるよ。小さい頃のパートから彼が歌うたびに涙が出て出てしょうがなく、また服の襟がビシャビシャになってもた、、、>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.6

1984年の夏、電子音交錯するBGMが響き、流れる道路が正面アップに映る。カメラが少しずつ引いていったその先に見えるものはなんでしょうか!ハイ、自転車を漕ぐ少年の後ろ姿、正解!!!!!!
っていう、こ
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ひろしま(1953年製作の映画)

4.0

原爆投下からたった8年?でよくこれをこの距離感で作ろうと思ったなって気持ちと、人の記憶や傷が鮮明な「今のうちに」作って遺さなければと再び渦中に飛び込んだ人々に抱く畏怖の気持ち、、、。文章や絵画展では知>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.4

「シュガーラッシュ2」でも感じた事だけど、やっぱりディズニーは過去の自分たちのエゴのようなものを認め、それによって縛られてきた物語を(そしてそれを観せる事により縛ってきた人々を)解放しようとしているん>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

レビュー忘れてたっぽい!映画館に観にいきました。

また出たよ、日本人にはわからない教養映画。。セリフの断片で背景にある史実や文化を察知し総合的に映画を楽しめるようになりたいですね・・・。

地獄に落
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.7

Netflixにこれ入ってたとは驚き。
こういうフェティッシュで難解な?そしてちょっと無理……!!!な赤ちゃんが出てくる映画=私は完全に「イレイザーヘッド」なんですが、公式でイメージしてる過去作の一つ
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

1.0

私の好きな「MIB」は、人間だと思ってたアレも、犬だと思ってたソレも、コピー機だと思ってたものでさえ、もしかしたら私達と共に地球に生きるエイリアンなのかもしれないと想像せずにはいられない、希望に満ちた>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.9

ウィル・スミスがガチのラッパーでアーティストなの、すっっっかり忘れてた……!!!「青いウィル・スミスww」に気を取られてる場合じゃない!!!

監督がガイ・リッチー様と聞いた当初、シャーロック・ホーム
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

強がりから来るマウントすらフェイクでただ男と繋がっているためには何でもする、恋人にも、もはや友達にすらなれない女。男は男で別の女に対する「こうなりたいという憧れの投影」を恋愛と勘違いしている。その女は>>続きを読む

サバハ(2019年製作の映画)

3.4

少なくともこれは「コクソン」ではないです、けど面白かった。そして悲しい話だった……。
構造としては、キリスト教徒の主人公が仏教をもとにした怪しい新興宗教を調べるものなんだけど、この団体に関わる事件自体
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