paraさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

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WW84
ワンダーウーマンとWORLD WARのダブルミーニングか。

ガル・ガドット様がPerfect beauty!
どこをどう切り取っても、何を着ていても、美しすぎてそれだけでお腹いっぱい。
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スモーク(1995年製作の映画)

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人生は煙のようなものなのかもしれない。
掴みどころがなく、どこに流れて、流れ着くか。
嘘も煙のようなものかもしれない。
煙にまき、煙に巻かれる。
それぞれが口から出まかせの嘘や優しい嘘をつく。
嘘も方
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

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大切なものを沢山失い、そしてこの世に残された人々。

とても繊細で静謐な時間。

ハンガリーを舞台にホロコーストで家族を失い、いつも不機嫌な少女クララが出会う寡黙な中年医師アルド。
アルドの中にも自分
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ブレスレス(2019年製作の映画)

4.0

狂気の純愛。純愛の狂気。

不慮の事故で愛妻を亡くした外科医に訪れる予期せぬ出会い。
亡妻を救えなかった、という気持ちも含まれているのだろうが妻の思い出とともに生きてきた男が、偶然身に降りかかった出来
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

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音楽映画だとフォロワーさんから教えて頂き、確認すると早くも終映予定表示されている劇場もあるようなので急いで鑑賞。

出だしのハリウッドのハイウェイを車で疾走する画で期待値爆上がりするも…

ストーリー
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.2

2021.10.2
劇場公開を願って…願いが叶った。

Odessa vol+ HTC渋谷にて
本当にサウンドデザインが素晴らしい作品。

聴力を失くしていく感覚、
不快音の感覚を体感として感じること
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

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Netflix presents 期間限定劇場上映。
↑これ最近やたらと多い。

音楽ハンス・ジマーというので劇場にて。

書籍「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」。
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

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原題「The Kindness of Strangers」。
なんとストーリーは原題タイトルそのままです。

大都会NYが舞台の人情物語。

様々な、、どちらかというとハードな状況に置かれた人々が互い
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

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Netflix presents 限定劇場上映。
原作「世界の終わりの天文台」

滅亡に向かう地球。
北極圏にある天文台に1人残った博士と
人類が移り住める惑星を探して地球に帰還途上の宇宙船が舞台
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

4.0

自分自身を見失い、不安に苛まれている…そんな迷える大人の子羊たちに贈るハートウォーミングストーリー。

2人の、みんなの人生のレール。人との縁。
重なったり、離れたり、並行したりしながら走り続ける。
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」(2019年製作の映画)

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ナショナル・シアター・ライブ(NTL)のシラノ・ド・ベルジュラック。
大胆に現代劇にアレンジした、斬新な、斬新過ぎる?脚本・演出。
台詞やロクサーヌの人物像などは“今の時代性“を意識したものとなってお
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

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華やかなベル・エポック時代のパリ。
100年を超えて今も演じられている名作中の名作戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」が出来るまでのお話。

本当にこんなドタバタだったのかは不明だし、
オノレ亭が存在し
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100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

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オリジナルのドキュメンタリー「365日のシンプルライフ」を基に「映画」として楽しめる話になっています。と言うか着想を得ただけで全く別物です。

現代は自分も含めてモノに囲まれて生きていて、、
実際購入
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.2

「glee」のライアン・マーフィー監督が、ブロードウェイミュージカルを映画化したミュージカルコメディ。Netflix作品。
映画館で長期上映すべし!!!

音楽が好き、ミュージカル好きな人には堪らな
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

4.2

コロナで見逃していた作品。
新文芸坐に感謝。

短編に引き続き長編。
こちらは実話に着想を得た作品。
モデルとなった2人が最後に写真で紹介される。
短編が肌の色だけにスポットを当てているのに対し、
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.2

コロナで見送っていた作品。
短編・長編セットでの上映してくれた新文芸坐に感謝。

衝撃度は短編に軍配。
圧巻の21分。
21分という短い時間とは思えないほどコンパクトにまとまっており、
白人至上主義に
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音響ハウス Melody-Go-Round(2019年製作の映画)

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銀座にあるレコーディングスタジオ、音響ハウス。
45年の歴史。
豪華なアーティストの面々がインタビューに和やかに応じる。
皆さん、口々にスタジオの凄さを語る。

印象に強く残ったのは、、、
音を重ねて
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

すべてはラストのために。
すべての道(物語)はラストに通ず。

120分という時間は、ラストでの感情の発露、爆発の為に紡がれ、そして積み重ねられる。

オルフェウスの冥府下りをモチーフにして
嗚呼、こ
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.9

ストーリーは観てのお楽しみ。
今から数年後の西部劇?

フライヤーの「見事なまでに狂ってる」は偽りなし。
社会問題をバックボーンに娯楽作品に仕上げた傑作。
(ブラジルの政治腐敗や南北での経済的格差、白
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アウステルリッツ(2016年製作の映画)

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セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選

「国葬」、「粛清裁判」がソビエトの記録映画の趣きだったのに対して、
こちらは現代が舞台。ダークツーリズムでナチスの強制収容所(ザクセンブルク?)を
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アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

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美しいカール地形のピレネー山脈。
優雅に空を飛行する鷲。
自然の美しさがより一層、移動する自由のない時代の悲しみを誘う。

第二次世界大戦下、スペインとの国境に近いフランスの村を舞台に、
ナチスの追跡
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

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原題「Dragged Across Concrete」
これだけで既にバイオレンスの香りがプンプン。
勿論、死人続出。

159分
まったりと流れる時間。しかし1秒も退屈ではない。
スクリーンの中の時
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

5.0

★劇場鑑賞1回目

鬼才ギャスパー・ノエ監督。

本作の予告編はシネマートで11回観た。
その時点では正直なところ、これ微妙?だったのだが、、、、、
予告編を遥かに凌駕する面白さ。なんじゃこりゃ。
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.9

好みの世界観映画だったので、、、
落ち着いた環境で集中して鑑賞し直そうと決意しながらの鑑賞。
(仕事ダッシュしたのに、隣人に恵まれず…修行の時間であった。。そのままあのスクリーンの中の1人になれる気が
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アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)(1969年製作の映画)

5.0

ソビエト時代のタルコフスキー。

アンドレイ・ルブリョフが至聖三者(ルブリョフによる三位一体のイコン)を描くまでの修行、受難、辛苦、贖罪そして救済の道のり。
勿論、15世紀の人物のため本当のところは誰
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

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「市民ケーン」を前夜に復習。(案の定、衝撃ラスト以外あまり覚えていなかった!)
本作の前、あるいは後に鑑賞をお勧めします。

「市民ケーン」の脚本が出来るまでとその時代の物語。
そして権力に屈しない、
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

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リアルタイムに聴いていなくても、今も何気なく耳にする機会の多いモータウンサウンド。
所属したミュージシャンの中には既に鬼籍に入られた方もいるのに、
モータウン創設者、ご存命なの?
え?ベリー・ゴーディ
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ばるぼら(2019年製作の映画)

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手塚治虫の原作未読。
手塚眞監督。

愛は狂気を生み出し、狂気は理性を包含する。
倒錯した芸術家が見た幻想的な夢の中のようなお話。
蠱惑なアンダーグラウンド。

二階堂ふみの表情、佇まいが美しい。(映
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僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

5.0

タルコフスキー作品の中で2番目くらいに好きな作品。

両親と妹を第二次世界大戦で亡くし、敵国ドイツへの復讐に燃える少年と、大人たち。

少年イワンは、夢の中では母や妹と一緒に過ごした楽しい時間を、
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ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)

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タルコフスキーの映画大学卒業制作作品。

美しい映像。既に完成度高し。
冒頭の鏡を使ったところがお洒落。

富裕層のバイオリンを習う少年と
労働者の青年の温かな触れ合い。

優しさといけないことにはキ
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(1974年製作の映画)

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アップリンク ソビエト時代のタルコフスキー特集

個人的にタルコフスキー作品の中で最も難解と位置づけしている作品。

自伝的と言われ、現在と記憶が入り交じり、途中で時代背景として世界の映像(WWII、
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粛清裁判(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選

カンヌを始め世界三大映画祭選出のセルゲイ・ロズニツァ監督作品日本初公開。

「国葬」も長く感じたけど、こちらは途中頭に入って来ない時間があった…
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国葬(2019年製作の映画)

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セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選

カンヌを始め世界三大映画祭選出のセルゲイ・ロズニツァ監督作品日本初公開。

本作は、スターリンの国葬を200名弱のカメラマンが撮影・記録したアーカイ
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ストーカー(1979年製作の映画)

4.8

アップリンク ソビエト時代のタルコフスキー特集

映像美は控えめ。
それでも水、奥行きのある構図は美しい。
特にポスターにもなっている浮世離れした場所。

そして亡命後の次作「ノスタルジア」と同じ構図
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ホワイト・ストーム(2019年製作の映画)

3.5

のむコレ2020

原題『掃毒2 天地對決』監督ハーマン・ヤウ

アンディ・ラウ vs ルイス・クー
2人ともいつまでも若々しい!

香港ノワール。
死人続出。
見どころはド派手な迫力あるカーチェイ
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.2

新文芸坐 王家衛監督特集

ウォン監督作品と出会うきっかけの作品。
久々だけど、今観てもスタイリッシュ。
金城武が磨くブリジット・リンのヒールは、マノロ・ブラニク👠 なんてハイセンスなんだ。
「期限切
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