あーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あー

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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

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超絶イケメンで魅力的なわけではなくて原因不明の魅力がブルジョア一家の精神的ブレーキを破壊する感じがオム・ファタールとして斬新
この時代のイタリア映画は題材とかフィルムの質が原因で生まれる「退廃的で空虚
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

コロナの時事ネタを入れつつミクロでマクロ(グランピング計画<会社<社会構造)を描くのが上手すぎるしそのインテリさが鼻につかない
区長の川の話が世界の本質を突いてる
自然破壊を理由にグランピングに反対す
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

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チャップリンの有名作全部観たけど結局最初に観た『街の灯』が一番だったな〜というか『街の灯』が良すぎた
チャップリンのシリアス路線でメッセージ性強い作品やっぱりいまいち
あの有名な台詞を聞くために最後ま
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

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今年も例年通り去年のやつを観た
やっぱ黒ずくめの組織が絡むと面白い
サブキャラ説明ほぼなく普通に出てきてもみんな大体分かるのがコナンの凄いところだよな〜
コナン好きなはずなのに毎回途中ちょっと寝落ちし
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逃げ去る恋(1978年製作の映画)

4.5

『ドワネルの冒険シリーズ』5作目
作品単体としてよりシリーズ最終作として良かった
このシリーズをリアルタイムで追えた人が羨ましい…
シリーズを彩ってきたコレット、クリスティーヌ、サビーヌといった女性を
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家庭(1970年製作の映画)

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『ドワネルの冒険シリーズ』4作目
ジオラマの船を操縦するだけの仕事って何?笑
作風自体も一番ヌーヴェルヴァーグ正統派っぽいしなぜかジャン・ユスターシュに電話したり『去年マリエンバートで』ネタも出てくる
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夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

4.5

『ドワネルの冒険シリーズ』3作目
このシリーズ最高か?
相変わらず女の子より女の子の家族とまず仲良くなるのなんで?笑
今回のドワネルは兵隊、ホテルマン、探偵として色々やらかすけどなんか良い感じになるの
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アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

4.3

良すぎ〜
『ドワネルの冒険シリーズ』2作目
トリュフォー苦手だったけどこれはマジで良い
やっぱレオーの可愛がわれる童貞タイプみたいな謎の挙動好きすぎるし片思いの子の目の前の家に引っ越してその子の家族と
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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原作とは違う部分がいくつかあるけど空気感はそのまま残されてたのが良かった
期待してたよりも良かった
変声期の『紅』も良い感じだけど原作はあそこでもっと熱がこもってて好きだった記憶
まぁどれだけやっても
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一人息子(1936年製作の映画)

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小津が初めて監督したトーキー映画
U-NEXTのやつ音悪すぎるけど色々考えると仕方ないね
昔って映画館に行っても洋画は字幕無しなの?!

エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)

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90分間痴話喧嘩してるだけの映画を作っちゃうベッケルってやっぱりロマンチストだね!
痴話喧嘩だけだから途中でちょっと飽きたけど笑
終わり方が可愛すぎるよ…!
ジャン・ギャバンみたいな渋いおっさん出てき
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肉体の冠(1951年製作の映画)

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映画激ウマおじさんのジャック・ベッケルにしては凡作
脚本も演出も微妙なんだけどイマイチ乗れない一番の原因にファムファタール役のシニョレがゴツすぎるのがあると思う
ドライヤーと女性の趣味が合いそう
主人
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宗方姉妹(1950年製作の映画)

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小津にしてはシリアスにもロマンチックにも徹底しきれてない感じがする…
誰もが選択すれば幸せになれるのにって思う選択肢を愛する人との関係が中途半端にならない為に前向きに拒否するところがグッとくる
高峰秀
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猿の惑星(1968年製作の映画)

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記録漏れ
ネタバレくらった後に観たから印象に残らなかった

ホームドラマ(1998年製作の映画)

4.0

オゾンはまだ3作しか観れてないから作家性を掴みきれていないけどこれが長編デビュー作は絶対とち狂ってるな(褒めてる)
始まり方絶対シットコムをいじってるし題名SITCOMのままの方が良いでしょ 
登場人
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ヴァンパイア(2011年製作の映画)

4.7

自殺志願者を失血死させて血液を調達するヴァンパイアの話
大好きな岩井俊二の中でもトップクラスに好き
岩井俊二の映画には既存の価値観を壊す何かがあるしそれには背徳的な美しさが詰まっている
全シーン美しい
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

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フランクという名前の沢山の男が理想郷を目指す
どんどん色々なフランクが死んでいくのが生まれたばかりの亀が海を目指すときに鳥に沢山食われるのと似てる笑
カウリスマキに関しては中期〜後期の小さな幸せを感じ
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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

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細田守の長編デビュー作がONE PIECEなのは結構意外
やっぱりこの人は大衆向け・子供向けの作品が多いけどホラー要素も持ってる監督
『未来のミライ』の東京駅のシーンとか観ても思った
ONE PIEC
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処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

4.0

前作未見だけど冒頭5分の説明で全部分かったからありがたい
まずナチゾンビってのが訳わかんなくておもろいし主人公が右腕だけゾンビ能力発動できてゾンビ対ゾンビになるのも訳わかんなくて最高
内蔵の使い方って
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

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カメラの動きと物語の進行が遅すぎて睡魔がやばい
多分めっちゃ寝た
美少年の登場シーンはルッキズムの塊だけどめちゃくちゃ効果的だからあれでいいと思う
ズームの動きはいちいち仰々しくてすごい違和感があるの
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ボディ・スナッチャーズ(1993年製作の映画)

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「何か」に追い込まれていく映画は沢山あるからそこまで印象に残らず
人体破壊も中途半端かな
物語の伏線になりそうな設定を無視しまくってて逆に新鮮かも

突撃(1957年製作の映画)

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キューブリックの中でも同じく戦争が題材の『フルメタル・ジャケット』のせいかあまり有名じゃない作品
キューブリック初期らしい優等生映画って感じで後期を知っちゃうと物足りない
題名の割に敵に突撃してるの序
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春画先生(2023年製作の映画)

4.0

春画を題材に傑作を作れるのは塩田明彦しかいないと確信してたからか面白かったけど期待値上げすぎた感はある
春画をトリガーに欲望が爆発した変人たちの狂宴
もうちょっと春画をメインに扱って欲しかったかな
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ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991年製作の映画)

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『地獄の黙示録』の制作ドキュメンタリーがついに配信に来た
あの作品に充満する唯一無二の狂気は完璧主義のコッポラと撮影スケジュールを破壊していく役者や環境、金銭面との闘いから生まれたものだと分かってなん
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カインド・ハート(1949年製作の映画)

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お洒落で皮肉たっぷりなスタイリッシュロンドン流ジョークが詰まってるから好きな人は好きそうけど「さんまのお笑い向上委員会」みたいなアホなやつが好きな俺にはそこまでハマらなかった
無駄なBGMがないのは好
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第三の男(1949年製作の映画)

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ウェルズが監督脚本じゃないのか
そう言われても納得しそうなくらいウェルズ味あるけど無駄なBGMだけは違う
個人的にはストーリーもそこまでかな
『扉の影の秘密』とかもそうだけど霧の中に男のシルエットが浮
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ローラ(1981年製作の映画)

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ファスビンダーの中ではいまいち
同じ男男女モノなら『マリア・ブラウンの結婚』の方が良い
撮影がバルハウスじゃないこともあってか照明は凝ってるけど映像全体に強烈な尖り方もなかった
終わり方もらしくないな
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ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.3

漫画をリアタイで最後まで追ってただけだから試合展開を全く覚えてないけどキャラはわかってる状態で観たからか細かいところに引っかからず純粋に楽しめた
ハイキューらしい厨二病全開な言い回しだったりも懐かしく
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ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

4.0

初期の時点でドストエフスキーだけでなくシェイクスピアの名作をも自分で現代風にアレンジして映画を作る意欲が先ずすごい
『ハムレット』が元ネタだからめちゃくちゃ毒殺しまくっていて良い
テレビで人を殺すくだ
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白い花びら(1998年製作の映画)

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カウリスマキの中でも絶望度高め
コメディ要素が皆無だから他の作品の方が好きだけどサイレント映画を作るという試みは成功していると思う
『灰とダイヤモンド』みたいな終わり方がキマってる

牝犬(1931年製作の映画)

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ラングのリメイク版の方が好きかな
どの時代でも「非モテ男→女→モテ男」の順番に金は動く
あまりにも女がヒモに依存しすぎててあの結末もしゃあないよね〜としか思わん

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦らへんのプロパガンダだけど今見ても面白い
映画の王道を作った伝説の作品
とにかくバーグマンが可愛すぎる
俺もバーグマンの瞳に乾杯したい!最後までかっこいいなんてせこいぞボガート!

最後の戦い(1983年製作の映画)

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「恐るべき子供たち」として比較されたカラックスのデビュー作とはまた違ったテイストのベッソンのデビュー作
何回観ても途中で寝落ちするから全部観るの諦めた
言葉を発さないという激ムズ縛りで作ってるけどそれ
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扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

4.5

「完璧な部屋」を収集する男とその男を愛した女の運命
ラングの中だと一番好きかも
特に前半が最高
話の着地が個人的に好きじゃなかったのが残念
霧の中に男のシルエットが浮かび上がるショットが最高すぎる
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歩道の終わる所(1950年製作の映画)

4.0

警官が極悪人の父の呪いに抗う話
95分で収まるはずがないような話をこんなにも完璧にまとめるのが凄すぎる
主人公が余裕で罪を犯しているから感情移入ができなくてあまりノれなかったけど作品としての出来は高い
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

1つの出来事でも見る人の数だけ生まれる真実
加害者でも被害者でも関係なく言ったもん勝ちになってしまう現在の日本とのリンクや批判も感じる
全体的に結構良かったけど演出面で色々気になるところがあった
特に
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