同じ建物で暮らしていながらも互いに疎遠になっているアパートの住人たち。画一的な表通りとは異なり、プライベートの空間ではそれぞれの人生ドラマが展開されている。隠されていればこそ、それを覗き見る欲望は掻き>>続きを読む
中島みゆきの主題歌がめっちゃよかった。発表時にはどうしてなんだろうかと疑問だったが、予想以上に80年代以降の日本のある種の側面が作品の主題として押し出されていたので、最後にはそりゃ中島みゆきだという感>>続きを読む
線香花火が一瞬で散ってしまう儚いものとしてではなくドラッグのような感じで多用されていて可笑しかった。
前半は、前景、中景、後景の区別がきっぱりした映画的な緊張をはらんだ画面作りになっているシーンを中心としつつも、その全てをせせら笑うようなドキュメンタリー的な主観のカメラが突然挿入される。映画を観ている>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
クライマックスのリニア大暴走はとびきり迫力のある映像だったが、反面、こんなヤバいもの作っていいのかという感じがあった。話の線としては、主にはコナンたちと赤井秀一のもの、赤井ファミリーのもの、FBIの面>>続きを読む
ラストがよかった。現実では全てのことが物語的にうまく収まることはなく、それなりの満足に落ち着くのが関の山だが、だからこそ我々は映画館に足を運ぶのだろう。以前『雨に唄えば』を観たが、その頃の時代感覚から>>続きを読む
劇場版コナンシリーズの鑑賞は『ゼロの執行人』に続き二作目。スケールの大きさ、ギミックのおもしろさ、アニメーションの快楽はあちらの方が断然良かったが、ストーリーは本作の方が良かったと思う。諸々の事件の真>>続きを読む