書き割りとセットの前でキャストが動くので演劇っぽくはあるが、終始たくさんの人が出てわちゃわちゃしており、その点はあまり演劇的ではない。リュミエール兄弟作品における群衆に影響を受けているのであろうか。さ>>続きを読む
裕福な家庭に育った子供たちの親への反抗を描いているが、何か統一的な主張といったものは存在しないように思われる。不良との抗争が警察とのドンパチに移行していくのが急すぎて、あまり話についていけない。反抗の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
二度目の鑑賞。大量のぬいぐるみや着物を一日のうちに用意しているところや、パンの中に紙を忍ばせるところなど、ささいな部分が気になってしまった。このリアリティにはいまだに慣れない。極め付けはクライマックス>>続きを読む
『あの花』『ここさけ』といった超平和バスターズの作品群は、リアリティある秩父の風景や人間の描写の中心にファンタジー的な要素が平然と鎮座しているのが魅力だと思っている。本作でもそれが試みられているが、リ>>続きを読む
夜のシーンが多いからだろうか、カラーなのに影の印象が強い映画だった。正直なところ2人の主人公にまったく共感できず、終始苛々させられたが、映像もゴダイゴの音楽も非常に決まっていて感動させられたこともあっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
近未来の荒廃した日本で暴走族が幅を利かせているという設定には、のちの『AKIRA』や『北斗の拳』に通ずるものがある。だが、舞台はそんな時代の終わりだ。かつてやり場のない衝動を抱えてバイクを走らせていた>>続きを読む
恋愛と共同体、その先の可能性について。