Paygeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Payge

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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.0

『誰もが共感できるはずなのに、誰にも分かってもらえない物語』

自分の人生がどうなるかは、他の誰かが決めることじゃないんだって、この映画をみて思い直しました。

社会の中には本当の悪人なんていないよう
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.9

娘がいなくなったあとも、夫婦二人だけじゃなく、家族三人で乗り越えていくのが良かった。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

『息をするのも苦しくなってくる、理不尽で不条理な現実。』

ループ作品で、ここまでリアリティのある作品は衝撃的。

何度となく死を経験する主人公は、それぞれが別の黒人であり、現実に起きた事件であること
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

『不良だろうが優等生だろうが関係ない、人には人の青春があり友情がある』

ケイトリン・デヴァーが最も輝くジャンルのひとつと言える作品。

ヒロイン二人の美しい友情はもちろん、高校卒業と共に自分たちの抱
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

『どこからどう見ても超王道な探偵サスペンス…と思いきや、意外な裏切りが待っていた!』

この手のサスペンスにありがちな退屈な部分を上手く逆手に取り、ユーモア満載でテンポ良く楽しめるように作られていた。
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.5

王道冒険物語。

犬との友情、相棒として行動を共にする展開は大好きなので、それだけでも楽しかったし、わくわくした。

襲いかかるクリーチャーの種類も豊富で、それぞれに違った個性があって楽しかったし、わ
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.0

主人公の設定にハマれなかったし、不明瞭な部分が多すぎた。

時間差で笑いが込み上げてくるとか、警察署に徘徊する癖があるとか、展開に必要なシーンであることは理解できるけど、「なにそれ?」みたいな必然性に
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.2

『あなたの“居場所”はどこにありますか?』

命あるも全てのものは、どこからやってきて、どこへ向かい、どこへ行き着くのか。

少々説教くさい作品の内容を、素晴らしい作画と演出で上手くカバーできていた。
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『全てに決着をつけ、“完結”したエヴァンゲリオン』

結論から言って、とても満足した。
これで終われるなら本望だと言うのが、個人的に正直な感想であり、本音である。

シン・エヴァンゲリオンは、これまで
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.2

脚本はあまりにも王道をなぞりすぎていて、退屈に感じざるを得ないくらい、単調だった。

サイバーパンク作品としての完成度はかなり高く、実写版攻殻機動隊をこの路線でつくっていたら、どうなっていたんだろう…
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透明人間(2019年製作の映画)

3.6

『なんの取り柄もない私が、ソシオパスの天才彼氏に透明人間になってストーカーされることになった件について』

ポスターや前評判の高さから、上質なサイコホラー映画なのかなと、鑑賞してみました。

見終わっ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

とにかく、エネルギッシュな映画だった。

エネルギーが伝わってくるというよりも、エネルギーがものすごい勢いで流れ込んでくるような感覚。

まさに「ライブ」そのもの。

まるで当事者だったかのような錯覚
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.0

悪役があまりにも小物すぎて、見応えに欠けていた。

ジャッキー・チェンのアクションを見れたのは嬉しいけど、それだけ。

こういうアクション映画は数え切れないくらい見てきたけど、せっかくジャッキー・チェ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

全編ワンショット(風な)作品を、戦争映画として撮るというコンセプトは、斬新で好奇心を掻き立てられた。

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.4

思っていた以上に、ドキュメンタリー映画として作られていた。

この映画が、実際に起きた窃盗事件を題材にしていたことは事前に知っていたが、てっきり、そこからエンターテイメント作品として楽しめるように作り
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.4

前半から中盤にかけては、ヒロイン役の小松菜奈の才色兼備な姿だけでなんとか見ていられるような、非常に厳しいクオリティだったけど、折返し地点で「ある重要なトリック」が明かされてからは、ストーリーの主軸が主>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.8

シンプルかつ強烈なメッセージ。

正直、黒人側の復讐はもっと間接的なもの(言葉を刻み込むとか)かと想像していたら、これ以上ないくらい相応しい形で実現されていて、それがエンディングに大きな意味を与えてい
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソンらしい画面を楽しむ作品。

ストーリーやキャラクターはやや陳腐な気もしたが、別段悪いわけでもなかった。

10代の逃避行なのに、ペットの猫を連れていたり、ペット用の猫缶を持ち歩いて
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.6

想像以上に予定調和な物語ではあったものの、トム・ハンクスの魅力と、役者陣の演技力に終始楽しませてもらった作品。

コンセプトは面白かった。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

流石はヨルゴス・ランティモス監督。

直接的な方法でバイオレンスを描くのは簡単なことだが、実に嫌らしい演出により観客自身にバイオレンスを想像させることで、恐ろしさが何倍にも増して伝わってくる。

不可
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.2

凄まじく強烈なビジュアル。

リアリティが現実を超越している、まさに異次元レベルの特殊メイクが、この作品を確実に唯一無二の物にしていた。

誰もが共感し、誰もが忌み嫌う。
誰もが欲し、誰もが遠ざける。
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

物足りない。

主人公自身も、人生になにか物足りなさを感じる余り、世間の常識ではなく、自分の欲望に従って物事を推し量り、やりたいと思ったこと、できると思ったこと、やるべきだと思ったことを、ただ思うがま
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残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.0

ラストだけが最悪だった。

でもそこまでの過程は、とても地道な作業を繰り返して、一歩一歩目的地に進むだけなのに、不思議と観ていられた。

主演がマッツ・ミケルセンということも、飽きる事なく観ることがで
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

ヨーキーのキャラクターが良すぎて、ヨーキーが出てくるだけで楽しかった。

逆に、タイカ・ワイティティのヒトラーは、登場する度に鬱陶しくて、ジョジョの内面を理解する上で邪魔ですらあった。

ユダヤ人少女
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

英雄トニー・スタークの意志を託された高校生ヒーロー、ピーター・パーカー。

少年が進むべき道は、自分を捨て去り英雄へと成り代わる道か、託された意志から目を背け日常を取り戻す道か、はたまたその両方か…
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.4

うーん…これなら前作のループが起きた理由は有耶無耶な方が、むしろ純粋に作品を楽しめたかも。

話としては良くできてたと思うけど、完全にホラー要素が無くなったのと同時に、演出面で遊びを仕掛けるチャンスが
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

軽いテンポで気の利いたエンタメホラー作品。

所謂、ループを題材にした作品で、何度も同じ日を繰り返し、普段からヘイトを振りまいて生活していた主人公の周りには、至るところに主人公を殺す動機を持った人物が
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソン、この二人が主演を務めている時点でまず退屈することはないだろうと思い、観賞し始めた。

鑑賞後の感想は、なんとも味わい深い家族の物語で、終わった後のエンドロ
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.8

列車内という限定されたロケーションを逆に利用して、前方車両に進むにつれて、多種多様な異なるロケーションへと次から次へと移り変わるのが、斬新なアイデアだった。

テンポ良く次の車両に移動しなくてはならな
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