Stellaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

グロリア(1980年製作の映画)

3.9

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素晴らしかった。

「レオン」公開時に友人が「グロリア」のパクリだねと言って、それがきっかけで観て以来。
ジーナ・ローレンスの貫禄とフィルの声変わりしていない声で生意気なことを言い、でも絶対にほのぼの
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第三の男(1949年製作の映画)

4.5

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子どもの頃に観て以来で内容を忘れていた。街並みの雰囲気だけが記憶にあった。
ハリーがしていたことが、こんなにひどいことだったとは。いまで言う大量殺人事件。闇で稼ぐのはいいけど、子どもまで犠牲にするのは
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.6

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突然「シャイニング」が出てきてびっくり。何かのボタンを押してしまったかと思ってうろたえた。斧のシーンと竜巻の破壊を被せているのはとてもよかった。
このシーンのために作った映画。

竜巻の正体はジャック
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ライラの冒険 黄金の羅針盤(2007年製作の映画)

2.5

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設定やストーリーはおもしろそうだけれど、おそらく脚色と編集が良くないためにクオリティが高くなくて残念。尺を長くしてもっと丁寧に描けばとてもおもしろくなったと思う。場面転換が唐突で感情が生まれる間もなく>>続きを読む

Beating Hearts(英題)(2024年製作の映画)

4.3

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l’amour OUF

なぜ日本で原題のように英題を書くのか謎である。公開時も英題のカタカナになるのだろうか。意味違うのに。

青春映画なので世代的に若者向けと感じた。
アデル・エグザルコプロスが好
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傷だらけのランナー(1990年製作の映画)

2.5

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おぼこいブラピの青春映画。音楽も時代を感じて今聴くとダサい。
ブラピの若き顔面を観るための作品。

クロッシング(2009年製作の映画)

2.0

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とても陰気で長くて途中を飛ばしてしまった。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.6

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原題 PLEIN SOLEIL

何十年ぶりか。
アラン・ドロンがルネ・クレマンの演出にぴったりはまったということなのだろう。階級意識の強い社会で生きてきた人たちのそれぞれの視線や感情が作品の肝で、ア
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偽りの忠誠 ナチスが愛した女(2016年製作の映画)

3.8

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再鑑賞
設定しか憶えていなかった。
フィクションとわかっていてもドキドキしてしまった。彼女は助けられて生き延びられても、大尉はナチスの軍位付きだから生きられる可能性はほぼないと思いながら観ていた。
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

4.1

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何度も観ているけど前回がいつだったか思い出せない。
色々な場面を憶えていたのに、冒頭の少年時代の描写や父親との関係がすっぽり記憶から抜けていて初めて観たかのようだった。重要なポイントだけに、なぜ憶えて
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ミュージックボックス(1989年製作の映画)

4.2

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結果としてはこうだろうと推察していたが、ドキドキしてしまった。何十年前の記憶だろうと憶えていることはあると思う。心から愛した人でも、自分をひどい目にあわせた人でも、消したくても消えない記憶があるものだ>>続きを読む

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.7

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初めて観た。
連続殺人犯をこう描くのはいまの時代にはできないことだ。でも実は犯人たちは特別な人ではなく、普通に周りにいて言葉を交わしている誰かで、犯罪を起こすような何かがその人にあるなんて思いもよらな
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ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)

2.8

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何が悪いのか、長く感じた。仲間内のゴタゴタが中心で緊迫感に欠けたからかも。逃走中もハラハラしなかった。
実話のあらすじの脚本への起し方でメインテーマを間違えた気がした。
ジム・スタージェスとサム・ワト
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他人のそら似(1994年製作の映画)

-

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記録

劇場で観た。懐かしい。この頃はまだフランス語を勉強してあまり時も経っていなくて、フランス映画がマイブームだった。
原題と邦題が全然違って、なんだ、これ?と思った記憶がある。
ミッシェル・ブラン
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

-

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記録

郵便配達は映画に映える仕事だなぁ。

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

4.8

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このバージョンを観たことがあるかはうる覚え。途中で「長いな」と思ったので初めてかも。
また泣いてしまった。ほとんどずっと泣かされるシーンがあって、これはモリコーネのせいだと思う。
最後の5分ほどで涙腺
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.5

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YSLの映画がいくつもあり、どれを観たかわからなくなりそう。
こちらはピエール・ニネ。
YSLもピエ・ノワール(アルジェリア出身のフランス人)で、そこからストーリーが始まっていることで彼のアイデンティ
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オークション 〜盗まれたエゴン・シーレ(2023年製作の映画)

2.9

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かなり期待していたのだが、エゴン・シーレかどうかのところはあっさりと過ぎていき、その後どうなるのかに重きが置かれている印象。
絵画売買系ドキュメンタリーは観るたびに「値段のつけられないものに値段をつけ
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リーガル・マインド 裏切りの法廷(2013年製作の映画)

3.0

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殺人で終身刑になった女性の冤罪を晴らす女性弁護士の話。

Q&A(1990年製作の映画)

3.7

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大物汚職警官と新米検事の対決。「小さな」事件から組織の深くに蔓延った汚職に繋がっていく。これまでもファイルが葬られた事件があり、この事件もまた...というラスト。あらすじとしてはありがち(この時代にど>>続きを読む

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.0

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マスク系のビジュアルが苦手なので、いまいち没入できなかった。原作を読むとまた違うのだろうが、最後の父親とのシーンだけが強く印象に残った。
戦争は勝っても負けても個人個人に深くて回復不可能な傷を残すが、
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.2

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少年の一夏の物語としてはありきたり。特に何ということもなし。つまらなくはない。

The Count of Monte-Cristo(英題)(2024年製作の映画)

5.0

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フランス映画が苦手な人にも観てほしい。推測と全然違います。ぼやっと終わったりしません。これだけヒットすればおそらく日本で公開するだろうと思っています。観た映画館はよくフランス映画を日本に配給している会>>続きを読む

幻滅(2021年製作の映画)

3.2

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バンジャマン・ボワザンの雰囲気がリュシアンの成り上がりたいけれどどうやっても品格が出ない青年役にぴったりだった。パリに出なくても貴族の女性には合わない男なのに気づかない女も女だと思いながら見ていた。セ>>続きを読む

山の郵便配達(1999年製作の映画)

4.5

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記録

山を粗末な靴で歩いて歩いて配達する姿がいまも焼きついている。

草原の実験(2014年製作の映画)

4.1

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記録

何が起きるか朧げに分かりながら観ていて胸が締めつけられた。こうした被害が核兵器を持つ国ではたくさん行われて、それは少数しか住んでいないところや本国と離れた遠い島を犠牲にするものだった。
オッペ
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.8

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感想が書けない。胸がつまるほど切なかった。

〈数日経った感想〉
若い頃は友だちの関係を壊したくないと思ってそこで止めておくことがあるけど、あれはもったいないと思っていたところだったので、とても沁みた
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マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

3.0

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クリスティの子供時代を演じた子役があまりに上手で、またダニエル・デイ=ルイスにも似ててとてもよかった。
作品としてクリスティにフォーカスしているので、好みとしては私にはあまり...。例えば「ギルバート
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不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

1.1

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the Nest

邦題が良くない。

見栄っ張りは男でも女でも周りに迷惑。イギリスに移ったからといって堅実に暮らせばよかったものを。それができない男からは逃げた方がいい。ジュード・ロウだから説得力が
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

2.8

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思考や感情はいくら医師でも本当にはわからない。誰が病で誰がそうじゃないか、現実世界でも判断できているかどうかもわからない。判断する医師が変だったり患者が病と偽ったり。
医学の中で実態のわからない分野。

リボルバー(2005年製作の映画)

3.6

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ガイ・リッチーが好きで観た。
難しい。頭の中であれやこれやと考えていることと現実の表情やセリフと重ねてくるので、話が進むほどわからなくなった。それに気を取られて単純な話の筋も追えなくなりそうだった。ゴ
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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

5.0

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記録

ウィリアム・フリードキンの完全版を観たが、こちらがどれだけ傑作か改めて感じた。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

1.0

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こちらしか観ていない人はオリジナルをお勧めする。オリジナルというのはアンリ=ジョルジュ・クルーゾ監督でイヴ・モンタン主演の方。

運び出すまでに2時間の作品で1時間もかかって長過ぎる。そして退屈。おも
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ボクサー(1997年製作の映画)

4.7

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アイルランド紛争と14年服役して出所したダニーとその間に彼の親友と結婚した元恋人マギーの愛の物語。
個人的にあの紛争においてIRAだけが悪いとは思っていないけれど、無差別テロめたくさん亡くなったことは
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.1

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le Palais Idéal du Facteur Cheval

公開当時に行かれず、やっと観られた。
33年間、ずっと石と向き合い、大変な建築物を造った。
最初の結婚では子供達と触れ合うことがな
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